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美食のパルマ!ボルゴターロの「ポルチーニ茸」は今が旬
南北に長いイタリアは、地方色豊かなグルメで溢れています。中でも食の街として世界各国の美食家たちから熱い視線を集めるパルマは、まさにグルメの殿堂。
そんなパルマ近郊にある村ボルゴターロにも、美味しい食材があります。今回はボルゴターロの名産品「ポルチーニ茸」について紹介します。
美食家たちをとりこにする街、パルマ
引用:Wikimedia
「Parma, Italy. Aerial view of Duomo and Battistero.」
Photo by Carlo Ferrari.(CC BY-SA 3.0)
Photo by Pug Girl
「Parma」
Photo by Pug Girl
Taken on July 1, 2013(CC BY 2.0)
パルマは食文化に恵まれたイタリアの中でも、美食家の注目が集まる地域です。有名な生ハムも、足首からももにかけての部分を熟成させたものから、"生ハムの女王"とも称される豚の尻肉だけを熟成させた「クラテッロ」まで、美食家たちを唸らせる逸品ばかり。
また同じくパルマで作られたチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」などもあり、近郊の名産品まで含めると、パルマ周辺には美味しいものが集まっているのがお分かりでしょう。そんなパルマ近郊に集まる街のひとつ「ボルゴターロ」も、とある食材で有名です。
世界屈指の品質とされるポルチーニ茸の村「ボルゴターロ」
Photo by Pixabay(CC0 Public Domain)
それは日本のイタリア料理店でもお馴染み、ポルチーニ茸。
ボルゴターロ付近は世界屈指のポルチーニの産地と言われています。ポルチーニ茸の旬は秋。秋のボルゴターロは、まさにポルチーニ一色。採れたてのポルチーニがさまざまな形であちこちに売られています。
ボルゴターロは街というより山間の静かな場所にある村ですが、イタリアの美しい村のひとつとしても知られています。この村を訪ねたときのお土産としておすすめなのは、乾燥ポルチーニです。
乾燥しているため冷凍しておけばフレッシュな味わいはいつまでも続き、一年程は美味しく食べることができます。日本へ持ち帰って料理に使えば、たちまち本場の味が再現できるでしょう。
ほっぺたが落ちそう......! 手軽にできる、絶品ポルチーニ料理
「Tagliatelle Porcini」
Photo by Richard, enjoy my life!
Taken on June 10, 2011(CC BY-SA 2.0)
ポルチーニはさまざまな食材と相性が良く、多種多様な料理にアレンジできます。
日本へ持ち帰って料理する場合は、上の写真のように平打ちの麺「タリアテッレ」をクリームソースとポルチーニで和えたパスタが最高!汁気たっぷりのリゾットとあえてもよく合います。
Photo by McPig
「Pizza with Funghi Porcini」
Photo by McPig
Taken on November 18, 2007(CC BY 2.0)
また、こちらの写真のように、マッシュルームなどと一緒にたっぷりとピザ生地に乗せて、こんがり焼き上げても絶品です。
ポルチーニは惜しみなく使うのがポイント!
フライにしても最高。本場レストランでポルチーニ茸を堪能するのも良し
Pixabay(CC0 Public Domain)
いきなり調理に使うのは少し不安でしたら、本場ボルゴターロのレストランでポルチーニ料理を堪能するのもおすすめです。
本場では、ポルチーニに同じくパルマ近郊エリア名産のパルミジャーノを薄切りにして和え、塩、コショウ、レモンのみで味付けをしたサラダや、ポルチーニをニンニクとオリーブオイルで炒めて塩コショウ、パセリで味付けしたトリフォラーティ(きのこの戻し汁を使った炒め物)などがいただけます。
そして、写真のように、大胆にカットした大ぶりのポルチーニを、まるごとフライにしたポルチーニのフライなども!素材の質感や風味を生かしたシンプルな料理は実に美味しく、どれも頬っぺたが落ちてしまいそう!
日本でもポルチーニは味わえますが、やはり世界屈指の産地で味わえる旬の味覚には敵いません。パルマと合わせて、近郊の街や村へ美食巡りをしてみても楽しいでしょう。
爽やかな気候の中、最高のポルチーニ料理を求めてボルゴターロへ訪れてはいかがでしょうか?
※写真は全てイメージです。クリエイティブ・コモンズライセンス(CC0,CC-BY,CC-BY-SA)に基づき掲載しています。
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