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イタリアでは定番!スーパーでも買える「ヌテッラ」って一体なに?
イタリアに行ったら、スーパーなどで必ず見かけるであろう「Nutella(ヌテッラ)」の文字。とてもポピュラーなスプレッドですが、日本ではまだまだ知名度が低いのではないでしょうか。誰もが虜になるその魅力をご紹介!
※以下、各種写真はクリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。
参考:クリエイティブコモンズライセンス公式サイト(外部サイトに遷移します)
イタリア発、欧米で人気の「ヌテッラ」って?
突然ですが、みなさんは「ヌテッラ」というものをご存じですか?なかなか聞きなれないフレーズですが、イタリアやフランス、アメリカなどの欧米圏ではとてもポピュラーな食べ物なのです。
今回は、ローマやミラノなどイタリア中のスーパーでも簡単に手に入るヌテッラの魅力とその活用法をお伝えしましょう。
大人気スプレッドの「ヌテッラ」
Photo by Brian Cantoni「Nutella」
Photo by Brian Cantoni
Taken on November 12, 2011(CC BY 2.0)
ヌテッラとはズバリ、イタリアの大手菓子メーカー、FERRERO(フェレッロ)社が販売するヘーゼルナッツを使ったチョコレート風味のスプレッドのこと。
日本での知名度はまだまだ低いですが、1964年の発売以来、本国イタリアを始め欧米各国で絶大な人気を誇り、なんと世界中で2.5秒に一個の割合で売れているのだとか。男女問わず子供からお年寄りまで、幅広い層に様々なシーンで深く愛されているんですね。
ヌテッラの伝説はこれだけではありません。ギネスブック公認の記録では、ヌテッラ発売40周年となった2005年に、「最も世界で愛されている朝ごはん」としてヌテッラが1位に輝いたこともあり、さらに2007年には「世界ヌテッラデー(world Nutella day)」として、2月5日がその記念日に制定されました。
日本で言うと11月11日の「ポッキー&プリッツの日」のようなものと考えて頂けると、親しみやすさが伝わりますでしょうか。イタリアの家庭には、ほぼ必ずと言って良いほどこのヌテッラが用意されています。
参考:world Nutella day 公式サイト(外部サイトに移動します)
ヌテッラの魅力:ハマるともう抜け出せない!
Photo by Frederic BISSON「Nutella」
Photo by Frederic BISSON
Taken on June 13, 2011(CC BY 2.0)
ヌテッラの原料には、砂糖や脱脂粉乳などのほか、ヘーゼルナッツとココアパウダーが使われています。
戦後チョコレートが不足していた中、比較的簡単に手に入ったヘーゼルナッツをココアパウダーと合わせることでチョコレートの代わりとして考案された「パストラ・ジャンドゥーヤ(※)」がヌテッラの前身です。
※注:「パストラ」は「ペースト(塊)」を、「ジャンドゥーヤ」は「ヘーゼルナッツやアーモンドとチョコレートを合わせたもの」を指します。
Photo by Abi Porter「crepes」
Photo by Abi Porter
Taken on September 28, 2010(CC BY 2.0)
ヘーゼルナッツの僅かな風味が癖になるこのヌテッラは、一度ハマると抜け出すのは容易ではありません。ヌテッラクレープやヌテッラワッフル、ヌテッラアイスクリームなども存在し、「ヌテッレリア」という専門店まであるほど。
パンに塗ればそれだけで満足度の高い朝ごはんになり、フルーツやお菓子のアクセントにも絶妙です。
止みつきになる、ヌテッラの美味しい食べ方をご紹介!
日々、世界中のヌテッラファンが様々なレシピを考案されていますが、ここではライターがおすすめしたい、ヌテッラの美味しい食べ方をご紹介しましょう。
1:まずは王道の「パン×ヌテッラ」
引用:Flickrより
「Nutella Naan Panini」Photo by culinarycara
Taken on August 13, 2012(CC BY-ND 2.0)
王道だけれどやっぱり美味しいのは、パンとヌテッラの組み合わせ。ただトーストに塗ったりサンドイッチに挟むだけでも美味しいのですが、バナナやイチゴ、生クリームなどとも相性が良いので、これらをヌテッラと合わせてフルーツサンドのようにしても絶品です。
パン作りが好きな方は、生地にヌテッラをざっくり練り込めば、ちょっとお洒落なヌテッラパンが出来上がります。フレンチトーストの仕上げにヌテッラをかけるのもたまりません!
2:マフィンにもヌテッラ!
Photo by Saaleha Bamjee「nutella brownie muffins」
Photo by Saaleha Bamjee
Taken on February 18, 2011(CC BY 2.0)
オーブンレンジを持ってるけどパンを焼くのは少し大変...という方は、手軽にできるマフィンもオススメです。
一般的なプレーンマフィンを作る要領で、最後に生地にヌテッラを落として軽く混ぜるだけ。これで、簡単マーブル模様のヌテッラマフィンが出来上がり。
多めに生地に練り込めば、濃厚なブラウニーマフィンにもなります。
3:パンケーキに使ってリッチに
Photo by Dita Margarita「Pancakes」
Photo by Dita Margarita
Taken on March 29, 2012(CC BY 2.0)
小麦粉とヌテッラの相性はバツグン。ということで、パンケーキとヌテッラもとっても相性が良いのです。生地そのものに練り込んでも、薄く焼いたパンケーキに挟んで積み上げてもOK。
仕上げのソース代わりにもヌテッラをかけて、フルーツをアレンジすればリッチなヌテッラパンケーキの出来上がり。
4:パイとピッツァにもヌテッラ!?
Photo by Pixabay
Photo by Pixabay(CC0 Public Domain)
これまでは甘ーい組み合わせが中心でしたが、クリームチーズとヌテッラをざっくり混ぜて、表面に卵黄を塗った市販のパイシートに包んでオーブンで焼いてみましょう。
サクッとした食感が止みつきの本格ヌテッラチーズパイに。ヌテッラの甘さとクリームチーズの酸味がクセになります!
さらに、イタリアの若者の中で流行っているのが「ヌテッラを使ったピッツァ」。焼き上げた生地とヌテッラが絶妙にマッチして、おやつ感覚で食べられる甘いピッツァとして好評です。
ヌテッラは、食べたあとも楽しめる!
写真:Italyii ライター
ヌテッラファンの中で密かに人気なのが、一般的なプラスチック製容器のヌテッラではなく、少し小ぶりなガラス製容器のヌテッラ。プラスチック製に比べて割高ですが、実はこの容器がカワイイと評判なのです。
さまざまなデザインがあり、旬なキャラクターものの絵柄のこともあります。ヌテッラを使い切ったあとはコップとして使えるので、コレクションにする人も多いのだとか。
ヌテッラは日本でも購入可能! でも、やっぱり本場産を!
Photo by Enrico Matteucci「Tentazione irresistibile...」
Photo by Enrico Matteucci
Taken on February 7, 2010(CC BY 2.0)
ヌテッラは日本でも輸入食材店などで一部扱っていますが、少々お値段が高め。その点、本国イタリアでは日本よりも随分安い値段で買うことができます。イタリア中のスーパーで簡単に手に入りますが、ローマなどで見かける大手スーパーBILLAやCONADというお店で購入できます。
さて、イタリアの国民的チョコスプレッド、ヌテッラの魅力について知って頂けましたでしょうか? イタリアでは用途に合わせてサイズも色々用意されています。スーパーで買えるイタリアならではの人気土産として、ぜひヌテッラを買って帰ってみてはいかがでしょう。
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