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【コラム】あの映画のロケ地はシチリア!各所を巡り、マフィアの歴史を紐解く

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記事投稿日:2016/08/01
最終更新日:2018/01/18

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鮮やかな海で知られるシチリアは、実はマフィアと関わりのある地として知られています。

この記事では、名作映画「ゴッドファーザー」シリーズに登場するロケ地を解説するとともに、イタリア系マフィアの歴史について紹介します。

※写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

マフィアはシチリア発祥?

地中海文明の十字路として古くからさまざまな民族、文化が行き交ったシチリア島。イタリアにありながらどこかエキゾチックな香りが漂うシチリアは、多くの人々の心を惹き付けてやみません。

一方で、人々を脅かすマフィアの生まれ故郷はシチリア島だと言われ、シチリアマフィアこそが本家本元だということをご存じの方も多いのではないでしょうか。

そんなマフィアの世界を描いた超大作「ゴッドファーザー」のロケ地を巡りながら、シチリアマフィアを紐解いてみましょう。

Mafia
「Mafia」Photo by Global Panorama(CC BY-SA 2.0)

マフィアの起源

マフィアの起源はシチリア島だと言われています。

もともとは、領主不在の土地を預かっていた農地支配人たちと、その配下で農民たちを監視し租税、保護料などを取り立てていた私兵たちが、マフィア組織の原型だという説があります。

一般的なマフィアのイメージとは異なる?

マフィアと聞いて私たちが思い浮かべるのは、葉巻をふかし、美女を引き連れて派手なスーツに身を包み、高級車を乗り回す......といった、映画そのままのイメージでしょう。しかし本場シチリアでは、彼らは一目でマフィアと分かるような身なりはほとんどしていません。

実は思いのほか目立たず、一般市民に同化しているのです。シチリアの街を歩いていれば、もしかすると気づかないうちにマフィアと接触しているかもしれません。

映画「ゴッドファーザー」に描かれるのは、シチリア出身のイタリア系アメリカマフィア。したがって、あの煌びやかな雰囲気はシチリアマフィアのDNAを持ちながらも、アメリカで生きるアメリカマフィアの姿なのです。

コルレオーネ村として映画に登場した「モッタ・カマストラ村」

モッタ・カマストラ村は、タオルミーナから内陸部に少し入ったところにあります。アルカンターラ峡谷を見渡す断崖絶壁の上にあるこの村は、人を寄せない独特の雰囲気を醸し出し、マフィアが隠れ住んでいてもおかしくありません。

「ゴッドファーザー」に出てくる村の名前は「コルレオーネ」ですが、実際にはモッタ・カマストラ村の風景がロケに使われました。

マフィアの雰囲気を感じられるホテルに泊まるなら

引用:Wikimediaより
Palme (1)
「Italiano: Ingresso dell'hotel」Photo by Pvitale(CC BY-SA 3.0)

シチリア州の州都パレルモには、ロケ地ではないものの「ゴッドファーザー」に登場するような、雰囲気をかもしだすホテルがいくつかあります。中でも、「グランドホテル・エ・デ・パルメ」はクラシックでゴージャスなホテル。

実はここ、かつてイタリア、アメリカの両マフィアが会合を開いたことでも有名なのです。マフィアの本拠地で泊まるなんて、なんだかちょっとスリリングですね。さらに、「ゴッドファーザー」でマイケル役を演じたアル・パチーノもホテルバーに訪れたことがあるのだとか。

ゴッドファーザー3の舞台「マッシモ劇場」

italyii-Column_Sicily_mafia-Pixabay-CC0.jpg

パレルモ観光で必ず訪れるべきマッシモ劇場は、「ゴッドファーザー3」で舞台となった劇場です。特に、エントランスの大階段で撮られたラストシーンはあまりにも有名。

このように名作映画の舞台になったことでも有名ですが、実はマッシモ劇場はイタリア屈指の規模を誇り、音響効果が特に優れているとして世界的にも名門の劇場。劇場内はガイド付き見学も可能で、豪華な内装や音響、舞台装置は必見です。

ゴッドファーザー3で登場した、「ヴィッラ・マルフィターノ」

引用:Wikimediaより
Villa malfitano7
「English: Villa Malfitano, Palermo Italiano: Villa Malfitano, Palermo」
Photo by Dedda71(CC BY-SA 3.0)

ヴィッラ・マルフィターノは、マルサラ酒(※)で一大財産を築いたイギリス出身ウィタカー家の屋敷。パレルモ市内にあります。敷地内には南国系の植物が鬱蒼と茂り、屋敷の内部は豪華な装飾と、世界中から集められた調度品が置かれています。

「ゴッドファーザー3」ではマッシモ劇場のオペラの前に、コルレオーネファミリーが滞在するバゲリアの屋敷として登場しました。

※注:マルサラ酒(マルサラワイン)とは、酒精強化ワインの一種。スペインのシェリー酒やポルトガルのポートワインに近いお酒で、甘口であることが特徴です。

ゴッドファーザー全作に登場する「デリ・スキアヴィ城」

引用:Wikimediaより
Castello degli schiavi
「English: Castello degli schiavi」
Photo by Andrej Antipin(CC BY-SA 4.0)

フィウメフレッドという村にあるこの邸宅は、「ゴッドファーザー」3部作全作品において、ドン・トマシーノの屋敷として出てくることで有名です。

18世紀に建てられた貴族の邸宅であるデリ・スキアヴィ城は、現在もその末裔によって管理されており、希望者は内部を見せてもらうことも可能です。まるで、コルレオーネファミリーが出てきそうな雰囲気そのままの邸宅内には、「ゴッドファーザー」のファンなら興奮すること間違いないでしょう。

マフィア映画と言えば、知らない人はいない「ゴッドファーザー」。やはりマフィアのルーツであるシチリアで数々のシーンが撮影されていたことがお分かりでしょう。

シチリアを訪ねるときは、これらのような映画の舞台となった場所をチェックしておくと、旅の楽しみが深まるはずです。

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Italyii(イタリィ)編集部
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最終更新日:2018/01/18

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