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行き方もご紹介。とにかく全てが桁違い!18世紀最大の宮殿「カゼルタの王宮」

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記事投稿日:2016/05/30
最終更新日:2017/10/12

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※サムネイル写真:Photo by Shadowgate[Caserta] (CC-BY)

ナポリ王国時代に建てられた「カゼルタの王宮」は、18世紀ヨーロッパ最大の宮殿建築と言われるほど広大な宮殿。文化遺産として世界遺産にも登録されたその魅力を、コラムで紐解きます。また、カゼルタ宮殿への行き方や入場料についてもご紹介しています。

※以下、写真はイメージです。クリテイティブコモンズライセンスに基づいて掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

ナポリ王国に建てられた広大な宮殿「カゼルタ宮殿」

混沌と喧噪の街ナポリから北東へ走ったところにある、緑の多い閑静な街カゼルタ。ここには18世紀ヨーロッパ最大の宮殿建築と言われた王宮があります。"カゼルタの王宮"と呼ばれるその巨大な王宮は、庭園も建物も規模といい豪華さといい桁違い。

今回は、そんなカゼルタの王宮を訪ねてみることにしましょう。

ナポリからカゼルタへの主な行き方

ナポリとカゼルタはそれほど離れておらず、どの移動手段でも40分ほどで到着します。列車とバスまたはタクシーの行き方がありますが、それぞれの特徴をご紹介します。

ナポリから電車でカゼルタへ

ナポリ中央駅の普通列車(Regionale)からの直行便、または中央駅に直結している地下鉄駅ナポリ・ピアッツァ・ガリバルディ駅(Stazione di Napoli Piazza Garibaldi)からカゼルタ駅(CASERTA)までの路線を利用。切符代はおよそ3.40ユーロ。カゼルタ駅からは徒歩で宮殿へ移動できます(約450m)。

ナポリからバスまたはタクシーでカゼルタへ

ナポリ中央駅を出たところにあるロータリーでタクシーを利用。タクシーの場合、そのままカゼルタ宮殿まで行ってもらうようお願いすれば、乗り継ぎの心配なく到着できます。バスの場合も乗り継ぎなく移動できますが、スリなどのトラブルにはご注意ください。どちらも所用時間は40分ほどです。

ナポリ中央駅、地下鉄に関する記事は下記を参照ください。

関連記事:出発前にチェックすれば安心・便利!ナポリ中央駅 サービス&施設案内

関連記事:アート・建築好き必見!ナポリ地下鉄・現代アート巡り~観光にも便利で美しい駅厳選6選~

カゼルタの王宮(カゼルタ宮殿)とは

参考:Flickrより引用

La Reggia - Caserta

カゼルタの王宮は、当時のナポリ王カルロ7世が建築家ヴァンヴィテッリに造らせた、驚くべき巨大な王宮です。

その巨大さたるや、劇場、博物館、礼拝堂の他なんと1,200もの部屋を擁し、宮殿の前に果てしなく広がる緑の庭園は120ヘクタール、宮殿エントランスからは全長3㎞もの直線に沿って噴水や池の並ぶ道が延びているのです。

巨大で絢爛な宮殿の内部

参考:Flickrより引用

Caserta

まずはエントランスを潜り宮殿の中に入ると、目に飛び込んでくる大階段に圧倒されるでしょう。総大理石の美しく磨き上げられた階段上にはライオンにまたがったカルロ7世像が鎮座しています。

そして、カルロ7世の母方、名門貴族であったファルネーゼ家の貴重な大理石像コレクションのひとつ、ヘラクレス像も堂々とした姿で迎えてくれます。

参考:Flickrより引用
Caserta

宮殿内部は新居館、旧居館に分かれ、新居館は王の居間として使われた豪奢な空間が続きます。次から次へと現れる煌びやかな夢のような部屋を目の当たりにし、しばし彼らが生きていた頃にタイムスリップした気分になるのも良いでしょう。

参考:Flickrより引用
Caserta, la reggia

明るい日差しが差し込むバスルームは高価な色大理石を掘りだしたバスタブが使われています。シャンデリアも最高級のヴェネツィアングラス。よく見るとカラフルな季節の花があしらわれ、より一層優雅さを演出しています。

また、鳥籠の底に時計のモチーフが施されているなど洒落たデザインも。当時の贅を尽くした様子が伺えます。

参考:Flickrより引用
Caserta, la reggia

参考:Flickrより引用
Caserta, la reggia

また、ここには世界最大ともいわれるプレゼーピオがあることで有名です。プレゼーピオとはキリストの誕生の場面を表したジオラマ風の人形たちのこと。南イタリア発祥ともいわれ、クリスマスの飾りとしてよく見かけられます。

参考:Flickrより引用
Caserta, la reggia

カゼルタ宮殿を訪ねたら、庭園巡りもお忘れなく

さて、カゼルタの王宮のもうひとつの見所は広大な庭園です。この庭園を特徴付けているのは、果てしなく伸びる真っ直ぐな並木道。中央には豊かな水を湛えた池や噴水が並んでいます。ヴェルサイユ宮殿は10㎞離れたセーヌ川に水源を求めたのに対し、カゼルタの宮殿は、なんと40㎞も先から水を引いてきました。

しかも、高低差は1㎞の距離につき僅か1mのみ。途中谷間を越えるために水道橋をも建て、この僅かな勾配を守って水を引いてくる技術が当時あったということだけでも驚きです。

参考:Flickrより引用
Caserta

極めつけは並木道の最後、小高い丘の中腹に現れる高さ80mの滝。当時ヨーロッパ随一と言われたこの滝は、遠くからでもはっきりとその高さを見てとることができます。

滝の袂にはギリシャ神話をモチーフにした彫像が並び、流れ落ちる滝に表情を加えています。ちなみに、この像の場面は女神ディアナの沐浴姿を見てしまったアクタイオンが鹿に変えられてしまったところ。そして自分の連れてきた猟犬に食い殺されてしまうという、恐ろしい神話をモチーフにしています。

参考:Flickrより引用
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遠くに霞む宮殿のシルエット、豊かな水と緑、動きのある彫像群のコントラストはうっとりするほど美しく、宮殿の建物だけでなく庭園もじっくりと散策するのがオススメです。徒歩では時間がなければ、レンタルサイクルや馬車を使うと良いでしょう。

とても一日で廻り尽くすのは難しい巨大なカゼルタの王宮。なにしろ建築家ヴァンヴィテッリが言い渡されたのは、「ヴェルサイユ宮殿を越える王宮を建てよ」との命令。周囲の緑に溶け込みながらも圧倒的な壮麗さ、存在感を見せる王宮は、もはやヴェルサイユ宮殿以上だと言えるかもしれません。

ナポリに訪れることがあれば、カゼルタまで少し足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

基本情報

名前:カゼルタの王宮(カゼルタ宮殿、Reggia di Caserta)

住所:Viale Douhet, 2/a, 81100 Caserta CE

営業時間:8:30-19:00

定休日:毎週火曜日、12月25日、1月1日

入場料:宮殿と庭園を巡るチケット-12.00ユーロ 庭園閉鎖時のチケット-9.00 ユーロ

公式サイト:http://www.reggiadicaserta.beniculturali.it

※最新情報は公式サイトをご確認ください。

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