たびこふれ

豪華絢爛な仮面と衣装が集う世界有数の祭典「ヴェネチアのカーニバル」

記事投稿日:2015/10/13最終更新日:2018/01/10

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ヴェネチアのカーニバルは、世界三大カーニバルの一つとして知られる祭典。豪華絢爛な衣装と仮面をまとった人々の行き交う光景は、一度は見ておきたい魅惑的なお祭りです。また、ヴェネチアのカーニバルは古い歴史を持ちますが、一時期は衰退してしまったそう。その理由は何かについてもご紹介します。

※写真は全てイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。一部写真はPixabayより引用(Public Domain、CC0)。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

身分や年齢を超えて楽しむ"仮面の祭典"ヴェネチアのカーニバル

豪奢な装いに感動!

豪奢な装いに感動!

世界三大カーニバルの一つとして名高い「ヴェネチア・カーニバル」。

毎年ヴェネチアで2月の下旬頃から2週間繰り広げられる、美しいカーニバルです。ヴェネチアに行ったことのない人でも、仮面や美しい衣装に身を包んだ人々の写真や動画は、きっとどこかで目にしたことがあるはず。

ちなみに、世界三大カーニバルを構成する残り二つは、「ブラジルのリオのカーニバル」と「トリニダード・トバゴのトリニダード・カーニバル」です。リオとトリニダードが比較的陽気で愉快な感じがするカーニバル(お国柄もあるのでしょうか......?)であるのに対し、ヴェネチアは妖艶。

仮面をかぶった人々がヴェネチアの街並みをそぞろ歩く姿を実際に見ると、少し怖さを感じるかもしれませんが、建物や街並み、空の色、運河の風景......全てが重なりあってイタリアの魅力を倍増させているのです。

Venice Carnival ~ Carnevale di Venezia, Italiana 2010 (Italy) Newcomer Information

仮面と一緒に仮装を楽しむのも、ヴェネチアでのプライスレスな思い出に

カーニバルでは仮面をかぶるだけでなく、様々な仮装をしている人もいます。中世風の凝った帽子をかぶった人や、動物のお面を付けている人もいます。本格的な衣装はやはりお値段が張りますが、気軽に買えるものも沢山販売されているので、気に入ったものを是非購入しましょう。

お値段も10ユーロ前後からあるのでお手頃です。お土産にカーニバルのお面を買う、というのもいいですね。

※注:ヴェネチアのお土産として、カーニバルの仮面型マグネットなどもあります。シーズン外に訪ねたときは、こちらも探してみてくださいね。

Carnevale

Maschere veneziane

カーニバルが醸し出す独特の空気は、中世の街に迷い込んだよう

非常に凝った装飾にご注目

非常に凝った装飾にご注目

ところで、仮装している皆さんは仮面を付けているせいか、それとも声を発しにくいのか、無言でじっと見てくることが多いのです。ただ美しいだけではない、そこはかとなく怖さが感じられるのもヴェネチアのカーニバルならでは。それがまた異次元の世界に迷い込んだような気持ちにさせられます。

不思議なものやちょっと怖いけれど美しさを感じるもの、ゴシックな世界観が好きな方にはたまらない空間なのではないでしょうか。カーニバルの間は、ヴェネチアのあちこちが撮影スポットに変化しますよ。

Columnade

水辺付近で、撮影されるのを楽しみにしている人もいるそうです。

水辺付近で、撮影されるのを楽しみにしている人もいるそうです。

海外からのカーニバル参加者も近年増加中!

Venice Carnival ~ Carnevale di Venezia, Italiana 2010 (Italy) Newcomer Information

お祭りは基本的には自由参加。そのため、噂を聞きつけた本気のコスプレイヤーたちも、海外から大勢訪れます。なんと、日本からの常連参加者もいらっしゃるそう。カーニバル開催中の最後の週末には、もっとも美しい仮面を決めるコンテストも行われているほか、小さなコンテストもあちこちで開催されています。

気になる方は、コンテストのスケジュールもぜひチェックしてみてください!

Poise

よく見かける"あの仮面"のモチーフは、意外な職業!

漫画や本で見かけた方もいるのでは

中世を舞台にした漫画や本などで見かけた方もいるのでは

このカーニバルの中でよく見かける仮装モチーフが、くちばしの長い独特の形をした仮面。こちらは通称「ペストマスク」と呼ばれるもので、かつてイタリアを含むヨーロッパ中でペストが流行った時に、ペストを治療する医者たちが付けたマスクとされています。

この鼻にあたるくちばしの部分には、当時信じられていたペストを発症させるという悪性の空気を吸わないように、ハーブなどを詰める構造となっていました。独特の形とその由来もあいまって、華やかな仮面の中でもただならぬ雰囲気を醸し出しています。

ちょっと裏話:実は、一時期衰退していたカーニバルの歴史

今では世界中から観光客が押し寄せるカーニバルですが、実は一時期は衰退していたこともありました。1162年から始まったと言われているヴェネチアのカーニバルですが、ルネサンスにあたる18世紀には、意外なことに衰退していたのです。そして「町おこし」の一環として、1979年にイタリア政府によって再開されました。

古くから続いていた印象がありますが、再開されたのは意外と最近のことだったのですね。

Venice Carnival ~ Carnevale di Venezia, Italiana 2010 (Italy) Newcomer Information

カーニバル期間のヴェネチアを訪れる際に注意しておきたいこと

カーニバルには筆者も参加したことがあるのですが、とにかく300万人もの人がサン・マルコ広場周辺に押し寄せるだけのことはあり、ホテルの価格は高騰、もちろんまっすぐ歩くこともできません。

さらにはいたずらっ子たちがジェラートを持って走り回るため、服の汚れなどにも気を付けて。中には、ジェラートをわざとぶつけてきて、こちらが驚いている隙を狙ったスリもいるので要注意です。

関連記事:イタリアでも防犯意識を大切に。安全にヨーロッパ旅行を楽しみたい人必見の、経験談と対処法

世界中から人々が集まるため、いつも以上に注意が必要ではありますが、それでも私は、一生に一度は是非生でこのカーニバルを見て頂きたいと思います。

きっと、忘れられない旅になること間違いありません。

関連記事:ヴェネチアの代名詞「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」を訪ねて

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