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ボローニャ歴史地区は、マッジョーレ広場周辺の柱廊に沿って観光しよう!
※編集部註:2019年10月、加筆修正をいたしました。写真は初出時(2015年5月)のものです。
中世の建築様式を残したボローニャ歴史地区(旧市街)は、「赤の都(都市)」と呼ばれるように赤レンガの街並みが美しいエリア。こちらの中心にあるマッジョーレ広場(Piazza Maggiore)周辺には、美しいアーチ状の柱廊が広がり、こちらを歩けば、暑い日差しや風雨を気にせず観光を楽しめますよ。夜になると一層ロマンチックな風景が広がり、カフェやバルが人々で賑わいます。
目次
1. ボローニャに来たら、マッジョーレ広場の周囲に注目
<マッジョーレ広場周辺の特徴的なアーチ。>
ボローニャ歴史地区は、19世紀初頭まで大規模な都市再建計画が着手されませんでした。このことから、中世、ルネサンス、バロック時代の建築様式が残されており、当時にタイムスリップしたかのような感動を味わいながら散策できます。
<柱廊に沿う形でお店があります。>
この柱廊はポルティコ(portico)と呼ばれ、建築で言うポーチ(屋根付きの玄関前エリア)の構造です。建物の前をこのポルティコで囲うことにより、半屋外的で日差しや風雨をよけつつ近隣を移動できます。
ちなみに、この柱廊は騎乗(馬に乗った状態)の通交を保証するために、高さが2m66cm以上と定められているそう。そのおかげで現在も広い視野が保たれ、開放的な印象を受ける素晴らしい建築となっています。
マッジョーレ広場周囲の観光スポットとしては、ボローニャのシンボルであるサン・ペトロニオ聖堂、エンツォ王の館、ボローニャ市庁舎などがあります。もちろん、広場に近接したところにあるネプチューンの噴水も見逃せません。
また、本好きの方はぜひチェックして欲しいのが、Biblioteca Salaborsaと呼ばれるボローニャの公共図書館。図書館と言ってもその内装は非常に豪華で、開放的な吹き抜けも合わさり美術館にいるような気持ちになることでしょう。"世界の美しい図書館ランキング"など、特徴的な図書館がお好きな方は、ぜひ訪ねてみてください。
2. マッジョーレ広場周辺にはどんな人々が集まる?
<昼のテラス席も楽しいのですが......。>
ボローニャ観光の中心地と言える立地にあることから、マッジョーレ広場は観光客でにぎわいます。しかし、北東には欧州最古の大学とされるボローニャ大学もあり、こちらに通う学生や地元の人々の姿も。広場には大道芸人や市場、カフェ、レストランとさまざまなお店が並び憩いの場となっています。
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<夕暮れになると、さらにロマンチック。>
サン・ペトロニオ聖堂周辺はカフェが多く、散策途中に休憩を取りやすいのが良いですね。
<夕食の時間でしょうか。>
3. マッジョーレ広場で開催される野外映画祭とは
マッジョーレ広場は、夏の間に映画の屋外上映を開催している場所でもあります。こちらのイベントことボローニャ復元映画祭は「Il Cinema Ritrovato」と呼ばれ、1986年以来ほぼ毎年開催されているとのこと(W杯開催年など、会場が異なる年もあります)。会場の一つとして、マッジョーレ広場も指定されています。
なんと鑑賞料金は無料で、広場にいる人であればどなたでも鑑賞ができるのだとか(席数に制限あり)。上映プログラムは「映画の再発見(または復元)」というコンセプトの元、古い時代の映画を改めて鑑賞することで、作品の魅力を再発見する楽しさを伝えています。
イタリア語がわからないと難しいかも......と思いきや、サイレント映画や英語ベースの作品も上映されるため、映画がお好きな方や古い時代の映像作品が好きな方であればチェックするのがおすすめ。周囲のお店でアペリティフを楽しみ、開放的な野外の映画鑑賞で一日を締める......なんとも優雅な体験ですし、地元の人がなんだかうらやましくなります。
ワインを片手に会話している人が大勢います。学生さんと思われる若い人の姿も見かけました。
観光の締めくくりは、こうした地元のお店で食事をするのも楽しいものです。
観光スポットを巡るのはもちろん、普段自分が住む場所とは異なる地域の日常を体験できるのも、旅の魅力。そうした意味で、マッジョーレ広場周辺はそこに住む人々の空気を感じられるスポットと言えるでしょう。ロマンチックなボローニャの一日を体験してみてはいかがでしょうか。
撮影:Italyii(イタリィ)編集部
基本情報
- 名前:マッジョーレ広場(Piazza Maggiore)
- 住所:Piazza Maggiore, 40124 Bologna BO,
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