公開日:
最終更新日:
ニュージーランドの大自然を満喫!南島のウエストコースト!
ニュージーランドの南島のウエストコースト(West Coast)は、あまり日本の観光バスツアーでは行かない場所。手つかずの大自然を体いっぱいに感じたい人には、おすすめの秘境です。ここでは、素朴で美しい南島の西海岸の見どころについてご紹介します。
ウエストコーストは大自然が取り巻く秘境
ニュージーランドの観光と言えば南島が人気ですが、大手旅行会社のツアーでは大体マウントクックやクイーンズタウン、ミルフォードサウンドなどが人気のルートです。でも、もうちょっとマニアックな場所を旅してみたい...!と考える人におすすめなのが、ウエストコースト。
ウエストコーストは、かつて地形的にもアクセスが難しく、開発が遅れた結果、今もすばらしい自然が残っています。私がウエストコーストを旅行したのは、今から7~8年前になりますが、ありのままの自然の美しさが深く心に残っていて、いつかもう一度訪れたいエリアです。
マオリ族が神の石を求めて歩いた場所
ニュージーランドの先住民族、マオリ族は昔からグリーンストーンと呼ばれる緑色に光る美しい石の中に、神の姿を重ねて見ていました。特にウエストコーストのホキティカ(Hokitika)で取れるグリーンストーンは有名で、ニュージーランドのお土産としても人気。
マオリ語でポウナムと呼ばれる石は、ミネラルをたっぷり含んでいるため、鉄と同じくらいの固さで、ネックレスなどのアクセサリーとして加工されています。グリーンストーンはマオリが誇る彫刻技術でデザインされることが多く、一つ一つのデザインに深い意味が込められています。
また、グリーンストーンは、お守り的存在であり、ニュージーランドでは民族の違いを超えて持っている人が多いです。ちなみに、うちの家族も全員グリーンストーンのネックレスを愛用しています。
絶好のドライブスポット・プナカイキ!
ウエストコーストの西海岸に沿った道路・グレートコーストロード(Great Coast Road)は、世界の絶景ドライブスポットとしてトップ10に選ばれたことがあるほど、美しい道です。素朴ながらにも風情のある景色と海の偉大さが感じられるエリア。
プナカイキ(Punakaiki)には、パンケーキロックと呼ばれる名所があります。アクセスは、小さなプナカイキの町から、徒歩20分ほどです。岩がパンケーキのように重なり合って、高く積まれているように見えることから、この名前が付いたようです。長い年月、浸食や地質変動を繰り返した結果、面白い形になったのだそう。
そして、パンケーキロック(Pancake Rocks)の先にはブロウホウルズ(Blow holes)と呼ばれる潮吹き穴があります。波が打ち付けられるときに、岩にできた穴から海水や塩がすごい勢いで吹き上げるの特徴がです。迫力のある海の音と潮吹きの瞬間に、自然の力強さを感じます。
フランツ・ジョセフ氷河とフォックス氷河!
ウエストコーストで最大の観光スポットと言えば、氷河です。フランツ・ジョセフ氷河とフォックス氷河はツイン氷河と呼ばれ、ウエストランド国立公園の中にあります。地球温暖化によって、氷河は年々溶けて後退しているそうなので、見れるときに美しい氷河を見ておきたいですね。
フランツ・ジョセフの町からは、徒歩20分で氷河まで歩いて行くことができますが、氷河トレッキングツアーや遊覧飛行ツアーなども人気です。フォックス氷河も、フランツ・ジョセフから車で約20分という距離にあるので、時間がある人は両方見るのがおすすめ!
http://www.glaciercountry.co.nz/
ウエストコーストの宿泊はグレイマウス!
ウエストコーストを旅行するとき、悩むのがどこに泊まろうか?ということだと思います。おすすめは、西海岸で最も大きな町のグレイマウスです。クライストチャーチからは、車で約3時間の距離にあり、トランツアルパイン列車も1日1回走っています。
グレイマウスは、かつてゴールドラッシュと呼ばれる金の採掘で栄え、にぎわった町です。今は、西海岸の観光拠点となり、モンティースというニュージーランドの人気ビールの製造工場などもあります。
西海岸の観光拠点と言っても、クイーンズタウンのような華やかさはなく、素朴な雰囲気です。ワイルドなニュージーランドの自然を体感したい人は、グレイマウスに泊まってウエストコーストの魅力を満喫しましょう!
http://www.westcoast.co.nz/west-coast-regions/mawhera-grey-district/
Rankingニュージーランド記事ランキング
-
Kei
- ニュージーランド在住11年。夫と娘とオークランドで暮らしています。フリーランスライターとして活動中。