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ハワイへ行く前に要チェック!パスポートとESTAの取得方法と、そのプロセスをご紹介
ハワイへ旅行に行こうと決めたなら、何はなくともパスポートが必要と考えるのではないでしょうか。しかし実際には、パスポート以外にも日本出国までに準備が必要なものがあります。海外旅行では事前の計画が大切。
ハワイへ渡航する前に申請が必要なESTA(エスタ)や、パスポートの取得、ビザの種類、それぞれの申請プロセスや取得・承認までに必要な期間などを、こちらの記事にまとめました。旅行の前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハワイへ行くなら必ず必要!パスポートの種類や申請プロセスについて
Photo by Pixabay(Public Domain)
ハワイ渡航前に準備すべきものの中で、まずはこれなくして日本を出入国することができないパスポート(旅券)についてみていきましょう。
そもそも、パスポート(旅券)とは?
日本出入国時に必要となるパスポート(旅券)は、ハワイを含め、海外にいる際に身分を証明する大切な公的証明書です。
これは、日本国政府が外国政府に対して、パスポートを所持している本人が日本国民であることを証明し、その人が支障なく安全に旅行できるよう、必要な保護と扶助を外国に対して要請する公文書です。
海外へ渡航した際には、滞在中は常に携帯し、本人確認などでパスポートの提示を求められた際には必ず見せなければなりません。
パスポートは1人に1冊。たとえ赤ちゃんでもパスポートは必要!
パスポートは、その人の年齢に関わりなく、必ず1冊持つ必要があります。たとえ0歳の赤ちゃんであっても、日本出入国がある海外渡航の場合には、携行していなければなりません。
また、外務省のパスポートに関するQ&A(※)でも明示されていますが、お子様のパスポートを受け取る際には、親御さんだけでなくお子さまも同席して、本人確認を行う必要があります。
そのため、「子供を保育園に預けた後、仕事帰りに代理でパスポートを受け取る」ということはできません。お子様と一緒に海外旅行や移住をされる方は、ご注意ください。
※参考:外務省 こんな時、パスポートQ&A(外部サイトに遷移します)
パスポートは5年用と10年用の2種類
日本のパスポートには2種類があります。有効期間のより長いものが10年用のパスポートです。これは、表紙が赤色で出入国スタンプなどを押す査証欄は48ページ(IC旅券では50ページ)あります。
一方で期間の短いものが5年用のパスポートです。こちらは表紙が紺色で査証欄は32ページとなっています(IC旅券は34ページ)。
ただし、誰もが好きな方のパスポートを選んで申請できるわけではありません。パスポートを申請する日に満20歳以上の方は、10年用と5年用のどちらかを選択して申請できますが、申請日に満20歳未満の方は、5年用しか申請することができませんのでご注意ください。
もし、現在18,19歳の方で向こう10年の間、頻繁に海外旅行をしたいと考えている場合は、満20歳を迎えてから10年用のパスポートを申請すると、手続きが簡単になります。
パスポートの発行を申請する場所と必要な書類
パスポートの申請は、住民登録をしている都道府県もしくは市町村のパスポート申請窓口(※)で、本人もしくは代理人が申請に必要な書類一式を持参のうえで行います。
申請に必要な書類は以下の通りです。一つでも不足していると申請できませんので、しっかりと確認してから窓口へ向かいましょう。
- パスポート申請窓口で入手できる一般旅券発給申請書1通
- 申請日前6カ月以内に作成された戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
- 申請日前6カ月以内に作成された住民票の写し1通(ただし、住民基本台帳ネットワークシステムを利用することにより、原則不要。国外でのパスポート申請の場合は不要)
- パスポート用規格の写真1葉
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
※編集部註......パスポート申請窓口は、東京都の場合新宿・有楽町・池袋・立川の4ヵ所にあります。分室によっては市役所などの施設ではなく、ショッピングビル内に設けられていることもありますので、場所をしっかりと調べておきましょう。
参考:東京都生活文化局 パスポート アクセス(新宿・有楽町・池袋・立川)[外部サイトに移動します]
パスポートの申請費用はいくら?受領までの期間はどのぐらい?
パスポート申請にかかる手数料は、5年間有効のもので1万1,000円(ただし申請時に12歳未満なら6,000円)、10年間有効なものですと1万6,000円となっています。そのため、10年間有効のパスポートの方が少しお得に申請できる仕組みとなっています。
パスポートを申請してから受領するまでには、通常でおよそ1週間程度かかるとされています。ただし、土曜日、日曜日や祝日などをはさむ場合には期間が長くかかることもありますので、余裕をもって早めに申請をすることが大切です(※)。
※編集部註......東京都生活文化局では、パスポート申請窓口ごとの混雑状況を公開しています。過去の傾向もまとめられており、大変便利なグラフになっていますので、こちらを参考に申請・旅行スケジュールを立てることをおすすめします。
参考:東京都生活文化局 パスポート 窓口の受付日時[外部サイトに移動します]
また、パスポートを受け取りに行く際は、申請時に窓口で渡された受理票(受領証)を持参します。この受理票には、パスポート発行手数料として購入した収入印紙・収入証紙を貼付しなければなりません。
パスポートの申請から受領までの詳細は、外務省の公式ホームページなどもご参照ください。
参考:外務省のパスポート(旅券)に関するホームページ[外部サイトに移動します]
パスポートとビザ(査証)はどう違う?私はビザが必要?
パスポートとビザ(査証)は、どちらも海外へ行く際に必要なものという認識がある方が多いでしょう。これまでお伝えしてきたように、海外へ渡航する際にはパスポートは全員が必ず持っていなければならないものです。
それでは後者のビザ(査証)についてはどうでしょうか?これも渡航者全員が持つべきなのでしょうか。
ビザ(査証)は全ての海外渡航者に必要なわけではない
ビザ(査証)は日本人が外国に入国する際に必要な書類のひとつですが、日本国籍の場合、ハワイを含むアメリカ合衆国へは、90日以内の観光や商用目的での渡航であれば、ビザ(査証)なしで入国することができるようになっています。
ただし、このビザ免除を受けるためには、ESTA(後述)への登録やアメリカ合衆国から帰る際(出国時)の航空券(eチケット控え)や有効なパスポート(IC旅券)の所持などの条件が整っていなくてはなりません。
ここでは、ハワイ州への長期滞在をベースに解説を進めていきます。
3か月以上の長期滞在予定なら、ハワイ州でもビザの取得が必要
アメリカ合衆国の一部であるハワイ州は、3ヶ月までならビザなしで滞在出来ます。しかし、3ヶ月以上、数年といった長期滞在となるとアメリカ合衆国のビザが必要となります。
アメリカ合衆国に長期滞在もしくは移住するために必要なビザには、大きく分けて移民ビザと非移民ビザの2種類があります。
移民ビザは永住が許可されているもので、これを取得すると、いわゆるグリーンカードを保有することになります。非移民ビザには留学生が取得する学生ビザや職業訓練ビザ、労働ビザなどさまざまなものがあります。
ビザの申請は難しい?
ビザの申請については、書類が英文で、申請に必要な書類が多数あることなどから、英語の能力や申請準備に費やせる時間が十分になければ、ご自身の独力で申請することは難しいかもしれません。
しかし、申請書類の整備など申請代行を行ってくれるサービスが多数存在しますので、こちらを活用するのもひとつの手でしょう。
私自身も米国のフィアンセビザを申請・取得し入国した経験がありますが、同じようなビザ申請者が集まるコミュニティサイトなどを利用し情報を収集しながら、一つ一つステップをクリアしました。申請からビザの受領までは、およそ10か月の期間を要しました。
また、アメリカの移民法は頻繁に変更されているので、注意が必要です。最新情報は、アメリカ大使館や米国市民権・移民業務局(USCIS)のホームページなどで確認することをおすすめします。
参考:在日米国大使館・領事館ビザサービスホームページ[外部サイトに移動します]
参考:米国市民権・移民業務局(USCIS)ホームページ[外部サイトに移動します]
ハワイへビザなしで渡航するなら、ESTAに登録しよう!
Photo by Pixabay(Public Domain)
ビザ(査証)を取得せずに、ハワイを含むアメリカへ90日以内の観光や商用の目的で入国する場合には(※)、ESTA(電子渡航認証システム)への申請が必要です。
ESTAはアメリカのシステムである電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization)の略称で、米国国土安全保障省(DHS)によって2009年1月12日から義務化されています。
※ハワイやアメリカ以外の国へ行くため、アメリカで飛行機の乗り継ぎをする場合もESTAが必要となります。
ESTA申請にかかる費用やプロセス
ESTAの申請は、公式サイトから氏名や生年月日やパスポート情報などの必要項目を入力して申請します。日本語での表示も選択できますので、英語力に不安のある方でも大丈夫です。ただし、申請内容の記入は英語・ローマ字となっています。
申請費用は14米ドルとなっています。支払いは、指定のクレジットカード、デビットカード、もしくはPayPal(決済サービス)で行います。
現在利用可能なカードは、マスターカード、VISA、アメリカン・エキスプレス、ディスカバー(JCB・ダイナースクラブ)などの国際クレジットカードです。
ESTAの有効期限は2年間
ESTAで一度申請登録を行うと、登録は2年間有効になります。そのため、有効期間中であれば複数回ハワイを含むアメリカへ渡航することが可能です。
ただし、2年間の間にパスポートの有効期限が切れた場合には、ESTAの登録もその時点で無効となりますので注意が必要です。ESTAの申請は、ハワイへの旅行計画が決まりパスポートが手元に準備できたら、なるべく早く行っておくことをおすすめします。
ESTAの申請が承認されない!?そんなときは再確認を
ESTA申請の際に、誤って間違った情報を入力、質問に不適切に回答していたりすると、申請結果が「渡航認証拒否」となってしまいます。
ESTAの申請状況や内容は、公式ホームページから確認できるようになっていますので、もし渡航認証が拒否された場合には、今一度入力内容を確認してみましょう。
参考:外務省のESTAに関するホームページ[外部サイトに移動します]
参考:米国国土安全保障省ESTA申請公式ホームページ[外部サイトに移動します]
まとめ:ハワイ旅行の前に、パスポートとESTAを準備しましょう!
今回ご紹介したパスポート、ESTAの取得について、必要なステップを一覧にまとめました。パスポートとESTAはそれぞれ記入事項が多いため、必ず公式サイトをしっかりと読んだ上で、準備を進めていきましょう。
なお、ビザについては取得する種類によって、手順が異なるため、この記事では割愛しています。
また、パスポートとESTAを取得するのにかかる費用は、以下の通りです。初めて海外に行かれる方は、航空券や旅行費用に加えてこれらの費用も準備しましょう。
【パスポート取得にかかる費用】
※本人確認書類を持っており、かつ20歳以上の方が10年間のパスポートを取得する場合
- 戸籍謄本(または抄本):1通450円
- 住民票の写し:1通300円
- パスポート用規格の写真:800円(証明写真機を利用する場合。手法によって異なる)
- 都道府県収入証紙:2,000円
- 受理票に貼る収入印紙・収入証紙:14,000円
小計:17,550円
【ESTA登録にかかる費用】
・ESTA登録:14米ドル(レートによって変動)
※クレジットカード、デビットカード、PayPalのいずれかで支払う
総計:17,550円+14米ドル
旅行中最も重要な持ち物とも言えるパスポート、そしてハワイ州へ入国するには欠かせないESTA。事務的な手続きが多いのですが、これらをクリアして、楽しい旅行へ出発しましょう!
執筆:ヒューレット秦泉寺 明佳,Hawaiiii(ハワイイ)編集部エディターM
写真:Pixabay(Public Domain CC0)
※各種情報は2017年6月時点のものです。
日本人に大人気のハワイ。ホノルルと人気のワイキキビーチのあるオアフ島、キラウエア火山と黒砂海岸が印象的なハワイ島、渓谷の島・マウイ島など見所いっぱいです。日本でも話題の人気店も数多く紹介され、気軽に行くことができます。オアフ島以外の島へのツアーもそろっていますので、探してみてくださいね。
<時間と費用>(目安)
●旅行日数:5~8日間
●飛行時間:約7時間(成田~ホノルル)
●ツアー費用:約80,000円~約410,000円
ハワイのツアーのラインナップはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてください。
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