公開日:
最終更新日:
そうだ、アンブレラ・プロジェクトを見に行こう!
「アグダ・・・」、名前を聞いてもあまりピンとこないのですが、「あの傘のお祭り・・・」と言われると、「あっ!それ知ってる!」と頭の中に駆け巡るのは、メディアやSNSなどでも人気の「AgitAgueda - Art Festival」です。カラフルな色彩が街を彩る7月のアグダは、ポルトガルの新名所となりつつあります!
(自然の照明である日光によって、より一層アグダの街の色どりを豊かにしていきます)
アグダ市の地域振興および活性化を図るため、そして、新進気鋭の国内アーティストたちに活動の機会や作品を公開する場を設けるために2006年に始まったこのイベントも、今では世界中のメディアの注目の的になり、日本でも見かけるようになりました。筆者の個人的な意見ですが、ポルトガルで開催および企画されるイベントの中でも、これほどまでに地域振興と住民の意識の「一体化」を具現化し、従来とは違った新たな形で国内外の方々にアプローチやプロモーションをかけているイベントは珍しいのではないかと思います。
夏を迎えると、「のんびり」した雰囲気を保ちつつも、ポルトガルは観光大国さながらのように、世界中から多くの観光客を迎えます。「リスボン」や「ポルト」などといった、「ここは外せない!」と言っても過言ではない美しい街もある中で、アグダのように徐々に「熱気」を帯びている街があることも忘れてはなりません。アグダは、ポルトガルの第二の都市「ポルト市」から車で約1時間弱、ポルトガル最古の大学がある街「コインブラ」からも車で約1時間と、観光の「ちょっと寄り道」コースにはもってこいな場所です。
(傘だけではなく、小さな路地もかわいいアグダ)
アグダの街の規模は大きくなく、あっという間に回れてしまうような街ですが、ゆっくりとベンチに腰を掛けたり、カフェでゆっくりコーヒーやお茶を飲んだりして、おとぎの世界にいるような情景を楽しむには最適な空間と言えます。夏休みでポルトガル観光をお考えの方は、アグダも「ちょっと寄り道」候補に加えてみてはいかがでしょうか?
Rankingポルトガル記事ランキング
-
安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!