第3回ゴー・アフリカ・ハーレム・ストリート・フェスティバル

知る人ぞ知る、まだ3年目のフェスティバル

ニューヨークでは、毎年夏になると、各所で無料コンサートやストリートフェアなど、色々な楽しいイベントが開催されます。人種のるつぼといわれるだけあって、プエルトリコ人やブラジル人など各人種によるお祭りやパレードの日も設けられています。最近ではすっかり治安が改善され、黒人だけでなく白人やアジア人も多く住むようになったハーレムでも、毎年夏、ハーレム・ウイーク・フェステイバルが開催され、その中でも8月に開催されるハーレムデーの大規模なストリートフェアには、観光客や地元民など色々な人種の多種多様な人々が大勢集まります。それとは別に、非営利団体ゴー・アフリカ・ハーレム・インクが主催するアフリカ人、アフリカ系アメリカ人、カリブ海諸島出身のアーティストなどへの関心を高めることを目的とした、もう少し小規模な新しいイベント「ゴー・アフリカ・ハーレム・ストリート・フェスティバル」が3年前から開催されていますが、今年、初めて行ってみました。イベント当日は、午前10時から午後7時までの間、西116丁目のフレデリック・ダグラス・ブルーバード(8 Ave)とアダム・クレイトン・パウエル・ストリート(7 Ave)の間が車両通行禁止となり、数々の屋台や出店が並びます。

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アフリカや米国黒人ファッションにカリブの料理

1ブロックだけのストリートフェアなので、ハーレムウィークに比べるとやはり小規模ですが、このブロックがかなり長いので結構な数の屋台や出店が並んでいます。こちらの出店では、アフリカらしい派手な色とりどりのドレスが販売されています。アフリカ女性の褐色の肌に、とても映えそうです。

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ここでは、ハーレムのロゴが入ったTシャツや、ボクサーのモハメッド・アリ、公民権運動活動家のマルコムX、大リーガーのジャッキー・ロビンソン、ラッパーのトゥーパックなど、既に亡くなっている著名な黒人の顔などがプリントされたTシャツが売っています。

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食べ物や飲み物を売る屋台も色々あって、ここではジャマイカの代表料理であるスパイシーなジャークチキンや調理用バナナのプランティンなど、カリビアンっぽい料理が売られていました。

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中央のステージでは、主催者らの挨拶の後、コンサートやダンスが始まりました。

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実はこの日は、イベントの一環としてアフリカデー・パレードも開催されていたはずなのですが、私たちが訪れたのが早過ぎたのか又は遅過ぎたのか、見る事はできませんでした。しかし、パレード参加者のような頭の上にとても長い物をのせた男の人を見つけました。

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このイベントはニューヨーク市議会の協力の下、市文化局からの公的資金援助などを受けて開催されています。まだまだ新しいフェスティバルですが、今後の拡大が期待されます。

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ナツコ・H

世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。

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