イタリアの手作りリコッタチーズの作り方

簡単においしいリコッタチーズを作ることができる

塩分や脂肪分が少なく、健康食としても大活躍するリコッタチーズ。
そのまま食べてよし、料理に使ってよし、甘みを加えてドルチェにしてもよし、と万能なイタリアのチーズです。リコッタチーズはフレッシュさが命!とは言っても、日本ではなかなか手に入らないし、結構なお値段しますよね。しかし、リコッタは他のチーズとは違って、家庭で簡単に手作りできるのです!今日は出来たてフレッシュなリコッタチーズを家庭で味わえるレシピを紹介します。
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リコッタとはri-cotta(再加熱した)という意味。ミルクからその他のチーズを作った時、副産物として出るホエーを再加熱して作ることから、その名前がつきました。家庭で作る時はお手軽に牛乳を使います。

リコッタチーズの作り方

用意するものは、鍋、ざる、ふきん(豆腐を絞る時のようなサラシ布があればベスト)、木べら、温度計。材料は、牛乳1L、塩少々、レモン50ml(約1個分)、以上!!
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まずは鍋に牛乳1Lと塩を入れ、木べらでかき回しながら65度になるまで温めます。ポイントは、絶対に沸騰させないこと!それほど神経質に温度管理をしなくてもちゃんとできますが、沸騰するほど熱くなってしまうと舌触りが悪くボロボロになります。
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65度になったら火を止め、レモン汁を回し入れ軽く木べらでかき回します。レモン汁は、市販の100%果汁でも大丈夫です。
ツブツブや種が入ってしまうようなら、茶こしで漉しながら入れると良いでしょう。レモンを入れたら蓋をして、10分寝かせます。10分寝かせたのが、上の写真です。ホロホロと固まりができているのがわかりますか?
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ざるの上にふきんを敷いて、そこに上の行程でできた液体を流し入れ、ゆっくりと漉します。ここで下に落ちるのがホエー、ふきんの中に残るのがリコッタチーズです。手で絞れば早いですが、自然に濾過させた方が舌触りが良く美味しいチーズができるので、絞るのは我慢我慢。ざるごと冷蔵庫に入れて、3時間ほど放置すると程よく絞れます。
お豆腐を作るのに、似てますよね。でもお豆腐よりもずっと手軽で、簡単にできます。
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牛乳から作ったリコッタチーズは、とってもクリーミーで、市販品より美味しいです。クリームチーズともカッテージチーズとも違う、まろやかで濃厚な味わい。パスタソースなどに加工してもいいけど、上にジャムをかけるだけでご馳走になります。蜂蜜との相性も最高です。こんなに手軽に自宅でチーズが作れるなんて、ちょっと驚き。

リコッタチーズのおいしい食べ方おすすめ

おすすめは、よく熟れた洋なしを薄切りにして上に少しリコッタをのせる食べ方。イタリアでは「農家の人は梨とチーズの組み合わせがいかに美味しいかを教えてはくれない」という諺がありますが、秘密にしたくなるほど美味しいこと間違いなしの組み合わせです。「このチーズ、自家製なの」なんて、パーティーのサプライズにも喜ばれます。
リコッタ作りの過程で出たホエーは、捨てないで。実はホエーは栄養価が高く低カロリーで、免疫力を上げてくれたり美容や不眠にも効果を発揮する奇跡の液体なのです。このままフルーツや牛乳を加えてジュースにするのはもちろん、加熱しても栄養価は変わらないので、煮物に使ったり、普段の炊飯に使ったりと幅広く使えます。そうそう、パンを捏ねる時に使えばよりモチモチになる効果もあり。独特の酸味が気になる場合も加熱すると酸味が飛びますので、工夫しながら使ってみてくださいね。

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佐藤 モカ

イタリア・フィレンツェ在住。作家、フリーライター、マーケティング各種リサーチやコーディネートなど。2013年女児出産、現在育児奮闘中。

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