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<後編>遠浅の不思議な海 世界遺産ワッデン海とオランダの小さな島 アーメラント島へ週末旅行♪
さて、前編の「貝の島」の次には「あざらしの島」へ移動。
野生のあざらしを見るのは初めて!ドキドキわくわくしながら、島へ到着しました。船のアナウンスで、「あざらしを怖がらせてはいけないので、声を出さないよう気をつけてください。」と言われたので、賑やかだった船上も一気にシーンと静まりかえりました。あざらし達は波打ち際でのんびりごろごろ。
あざらし達もこうやって一日に数回自分たちの島へ現れる船が不思議なんでしょうね・・「何?」という感じでこちらを見ています。あざらしはオランダ語で「Zeehond」と言い、直訳すると「海犬」です。言われてみればその通りで、丸くてつぶらな瞳といい鼻といい顔は犬そっくりですね。。
とにかく、まるまるとした体でこうやって一日中ごろごろしてるんですよ(たまに魚を獲りに海へもぐりますが)・・・もう可愛すぎて目が釘付け、夢中でシャッターを切りまくりました。
「お腹すいてきたからそろそろ魚獲んなくちゃ・・・」
あざらしの姿を拝むこと30分ほど、その後ボートは港へ引き返しツアーが終了しました。私達家族はそのままスーパーでインスタントバーベキューを買い、キャンプ場に戻り、収穫した牡蠣を早速火にかけました。
見てください!この大振りのぷりぷりした豪華な身!!塩、胡椒、レモンとタバスコをかけてズルっと頬張ります。口一杯に広がる濃厚な味と海の香り・・・溜息が出るほど美味しかったです・・・。
バーベキューの後は、ワッデン海に沈む夕日を見に行きました。この日は満潮だったので、真っ黒な海に夕焼けの黄金の光が反射し、光の通りが太陽から伸びているようで厳かな美しさ・・・でも、さらに・・
(Photo © Jack Burgstra, ameland1732.nl)
引き潮時には、このように特別美しい幻想的な水鏡風景を見る事ができます。この写真は、アーメラント島のNes(ネス)という村にあるAmeland1732というフォト・ギャラリーを経営する写真家のJack Burgstra(ジャック・ブルグストラ)さんが、このブログのためにサービス提供してくれたものです。ジャックさんは、43年間もアーメラント島に住み、島の風景、自然、動物などを撮り続けている写真家です。ギャラリーにふらっと入ってきた見ず知らずの私に島の見所など色々と教えてくださるとても親切な方です。この水鏡の写真に続く2枚の写真は、ジャックさんが撮影したものです。やはり地元に根ざしたプロだけあって、アーメラント島の大自然の美しさを見事に捉えています。
(Photo © Jack Burgstra, ameland1732.nl)
(Photo © Jack Burgstra, ameland1732.nl)
4日間のプチ旅行でしたが、眩い太陽光と海と大自然に抱かれ大いにリフレッシュ出来ました。
アーメラント島ではこの他、海老狩りや乗馬、また引き潮の海の上をハイキングする泥歩きなどのレクリエーションも楽しめます。
アーメラント島の観光案内サイト:https://www.vvvameland.com/
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親松恵子
- 自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。