イギリス/クイーン・エリザベス・オリンピック・パーク

今回はロンドンのオリンピック記念公園について、改めてご紹介しておきたいと思います。
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正式名称は、Queen Elizabeth Olympic Park。東ロンドンはストラトフォードの駅からすぐ、大型ショッピングモール「ウェストフィールド」の目の前にある広大な公園です。
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今回久しぶりにパークを訪れてみて、まず驚いたのが近隣の変わり具合でした。2012年のオリンピック開催時からは、ウェストフィールド側の公園入口が移動し、元の入口付近には巨大なビル郡が今まさに建設中。なんでも、このエリアはInternational Quarterという再開発地域として生まれ変わるそうで、ロンドン交通局の本部や、金融機関などが移転してくるとのことです。英国のEU離脱の影響はないのかと勘ぐってしまいますが。。。
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何はともあれ、園内へと歩を進めると、2012年ロンドン大会で使用された施設がすぐさま目につきます。こちらは先程の入口の左手にある、ロンドン・アクアティクス・センター。水泳競技の舞台となった屋内水泳施設です。今は一般の人でもここのプールを利用することができます。川沿いの一風変わったデザインの建物で、入口横にはプールへ入場せずに使えるカフェもあります。
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そしてこちらはどちらもロンドン大会のシンボル的存在、メインスタジアムと展望塔の「アルセロール・ミッタル・オービット」です。オービットには今年、世界最長の滑り台が登場。日本のメディアでも紹介されていたかと思います。一方のスタジアムは、今年からイングランドのプレミアリーグに属するするサッカークラブチーム、地元ウェストハム・ユナイテッドFCの本拠地となり、こちらも話題となっていました。
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オービッドのすぐ前にはThe Podium Bar & Kitchenがあり、地元の食材を使ったランチや軽食が楽しめます。園内にはほかにも、キオスク(屋台)が点在しており、サンドイッチやスナック、ドリンクが購入できるのに加え、公園北側のTimber Lodge Caféや各競技施設内でもカフェが利用できます。
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園内で地面をよく見て歩いていると、オリンピックに関するちょっとした豆知識やネタにあちこちで遭遇できます。なかには、英国人選手が過去に飛んだ三段跳びの距離を同じ距離を体感!なんていう表示もあったりして、多くの人が跳躍にチャレンジしています。
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こちらは夏季限定で登場していたBeachEastというアトラクション。川沿いの巨大なオープンスペースに移動遊園地や人工ビーチが登場し、リオ・オリンピック期間中は大型スクリーンでの競技観戦も楽しめました。
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公園の北側にも、まだまだ施設がたくさんあります。特徴的なフォルムのこちらのヴェロパークは、自転車競技施設。2012年大会では英国のサイクリストたちがメダルラッシュの大活躍をしたのも記憶に新しいところです。
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そしてヴェロパーク近くのTumbling Bay Playgroundは子供たちに大人気のプレイエリア。水、砂、アスレチックと子供が大好きな要素満載で、休日ともなれば多くの家族連れで賑わっています。前述のTimber Lodge Caféのすぐ横というロケーションも便利です。
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と、駆け足でご紹介してきましたが、こちらの公園、とにかく広いんです!そこでおすすめが、ロンドン交通局管轄のレンタル自転車、サンタンデール・サイクルズです。ロンドン市内で普及している自転車シェア・プログラムの貸し出し・返却ポイントが園内にも数ヶ所あるので、利用しない手はありません。2016年9月現在、利用料は2ポンドで1回30分まで。事前登録は不要で、クレジットカードさえあれば簡単に利用できます。30分以内に自転車をドックに一旦返却すれば、24時間まで2ポンドで何度も繰り返し使えるお得なシステムです。車を気にすることなく、広い園内を自転車で走り回るのは気持ちよくて、本当におすすめです!

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音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。

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