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台湾/コンビニで気軽に買える小さな薬膳料理!茶葉蛋とは?
台湾のコンビニには、独特なにおいが漂っています。初めて足をふみ入れた時、その強烈なにおいを不思議に思った人も多いはず。このにおいの正体は、茶葉蛋(ツァーイエダン)という煮たまごです。どこのコンビニにも置かれていて、電鍋にどっさりと入って売られています。
1個10元ほどの小さな茶葉蛋ですが実はこれ、れっきとした薬膳料理なのです。主に烏龍茶もしくは紅茶などの茶葉と一緒に、八角などの香辛料が入った醤油ベースのスープでじっくりと煮込まれています。最初はちょっと抵抗があるかもしれませんが、食べてみるとそれほどクセはありません。この味を家で再現するのは、ちょっと大変ですが、スーパーなどで売られている滷包を使えば簡単。
いろいろな香辛料がブレンドされているので、煮るだけで出来上がりです。
コンビニの電鍋の中には、色が薄い物や濃い物、亀裂がない物や多い物などなど、いろいろな茶葉蛋が煮込まれていますが、どれを選べばいいのでしょうか?茶葉蛋を作る時、あらかじめヒビがいれられますが、やはりヒビが多い物や、煮汁に長時間使っていそうな色の濃い物は、味がよく染み込んでいます。けれども染み込みすぎて、しょっぱいと感じる人もいるかもしれません。私は、程よくヒビが入りあまり殻がめくれていないものを選んでいます。殻をむくときはアツアツなので気をつけて。
台湾では、小腹が減った時におやつ替わりとして気軽に食べられています。もうちょっと食べたい時、麺やごはんにトッピング!なんて食べ方も。そして、茶葉蛋だけの専門店もあります。「所長」というちょっと変わった名前のこのお店は、派出所の所長が開いたというお店。台南と高雄にそれぞれ支店が数店舗づつあります。
看板メニューである茶葉蛋はもちろんのこと。その他にも茶葉蛋をアレンジしたメニューが続々と増えつつあります。こちらは、茶葉蛋の豆腐バーガー(豆干堡)。オーソドックスな原味のだけでなく、ピリッとする胡椒味や、甘辛いタイ風もあります。ずっしりとボリューム感があり食べ応え十分なのに、豆腐なのでヘルシーです。
殻を割ると恐竜のたまごのような模様で、においも味も独特な茶葉蛋ですが、いちど食べるとハマる人も多いはず。台湾のコンビニに立ち寄ったら、ぜひ試してみてくださいね。
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