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インドの言語の数は?英語は通じる?地域でこんなに違う!
主要言語は15言語!インドの公用語は?
インドは多言語国家です。公用語は「ヒンディー語」。ヒンディー語は、首都デリーなどを含む北インド一帯で主に話されている言語です。そして英語は補助公用語として使われているので、インドの人々は英語がそれなりに上手なのは有名な話ですよね。ヒンディー語と英語以外にも地域それぞれの言語が多く、主要なものだけでも15言語ほどあります。そのインドで使われている主要15言語は、インドのお札の裏面に印刷もされています。
実際に街で使われている言語を調べてみよう!
ベナレスの駅
こちらは私の住んでいるベナレスの駅です。ベナレスは別名バラナシと呼ばれているのですが、この町でメインで使われている「ヒンディー語」・「英語」・「ウルドゥー語」の3つの言語で駅名が表記されています。
イスラーム教の礼拝所の案内
こちらはヒンディー語だけでなく、インドのイスラーム教徒の言語であるウルドゥー語でも説明が書かれています。ちなみに上に書かれているニョロニョロしているのが「ウルドゥー語」、下に書かれているのが「ヒンディー語」です。
道案内の看板
そしてベナレスから東へ向かうとそこはベンガル語圏。ベナレスでメインのヒンディー語は少なくなり、道案内の看板も「ベンガル語」と「英語」表記になります。
新聞
こちらはアッサム州で売られていた新聞。ベンガル語と似ているのですが、ここでは「アッサム語」が使われています。アッサム語の新聞が主ですが、英語や他の言語もありますね。
どの地域の新聞屋さんでも、地域言語だけでなく英語やヒンディー語の新聞も売られています。
ケンタッキーフライドチキンの看板
こちらはグジャラート州で見かけたケンタッキーフライドチキンの外観。英語のKFC Restaurant の表記の横にはまたも見慣れぬ文字が...。これは「グジャラート語」でケー・エフ・シーと書いてあるようです。
靴やさんの看板
上の写真は、南インドのカルナータカ州で使われている「カンナダ語」の看板。北インド方面で使われている言語の文字は公用語のヒンディー語に多少似ているので、ヒンディー語がわかれば少し想像することもできるのですが、南インドへ行くとまるっきり違う言語が使われています。私はヒンディー語はわかるのですが、南インドの言語はさっぱりわからず...。南インドへ行くと、言葉が通じなくて困ることも多々あるんですよ。とはいっても、インドは全域で英語が比較的通じますので、まだまだいいほうですね。地域言語と一緒に英語表記されている場合も多いので、インドは外国人にとって便利な国だと思います。
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すずまむ
- 2001年よりインド在住。現地の大学で日本語を教えて早10年。通訳・ライターなどもこなしつつ、日印交流の為日々奮闘しています。