中国・北京で最も安く外貨両替する方法
記事投稿日:2015/08/05最終更新日:2017/10/27
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中国・北京で日本円を中国元に外貨両替しようとする場合、最も安い方法とは何でしょうか? 最初に、決して安くはない方法をとにかく避けなければなりません...
日本の銀行で両替
日本の銀行で両替をするのは楽で安心ではあるものの、利率や手数料がよくありません... これは日本の銀行が外為関連のリスクヘッジをそれなり高めに設定しているからなのかもしれません... いずれにしても余った人民元のことを考えてむしろ少なめに両替する(つまり不足分は現地調達を考えている)向きの方は、後述の方法が無難です...
中国の空港で両替
どの国であっても同様でしょうが、空港という場所は大変便利な反面すべてにおいて上乗せ料金を取られます... もちろん空港に着いてからホテルに移動でタクシー代が必要等の場合は仕方がないので、それは後述する方法で何とか回避するようにします。
外貨プリペイドカードを使う
ATMさえあればどこでも使え、しかも操作画面に日本語が表示されたりする場合もあって大変便利な反面、思ったより利率や手数料がよくありません...
(外貨プリペイドカードは思ったより利率や手数料がよくなかったりする)
たとえば最近になって外貨プリペイドカードを使った時には、1400人民元が手数料含め29296円でした。その前日に別の手段で3000人民元が手数料含まずで59878円だったので、外貨プリペイドカードの場合は単純計算で手数料が1353円取られた計算になります...
もちろんこの1353円の中には海外ATM使用料(大抵は200円)や1日違いの為替レートの差もあるわけですが、実はこの海外プリペイドカードの手数料というのは、後述する海外キャッシングを2ヶ月弱借り受けた利子より高いのです... どうりで与信もそこそこにカードを簡単に発行してもらえるわけだと納得できます...
中国現地の銀行で両替:外貨を欲しがっている?のかどうかは知りませんが、中国の銀行は上述のすべての方法よりも利率がいいように思います。どの外国でもそうなのでしょうが、日本の銀行のように前もって人民元(つまりは外国の現金)を銀行に準備しておくための諸々の手間が不要だから、ということなのかもしれません。中国銀行であれば(恐らく)どこでも両替可能です。
(中国銀行であればどこでも両替可能で上述のすべての方法よりも利率がいい)
ただし一つだけ難点なのは、日本語が全く通じないということです... 英語も恐らく通じません... パスポートと1万円札(1万円札以外は両替不能)を見せて、「換銭」(中国語で両替の意味)と書いた紙を指さすといいでしょう。
【おすすめ】日本の銀行の国際キャッシュカードを使う
主要銀行はおしなべて、海外のATMでも日本の銀行口座の預金をそのまま引き出せる国際キャッシュカードを発行しています。それで自分にとって便利かつ国際キャッシュカードサービスをより安く受けられる銀行を探すといいでしょう。
(自分にとって便利かつ国際キャッシュカードサービスをより安く受けられる銀行を探す)
利率は意外なことに、日本の銀行や中国の銀行で直接現金をやり取りする場合よりも安い場合の方が多いように感じます。ただし難点は、ATMがすべて中国語(ないしは英語)だということです... 例の尖閣諸島(釣魚等)以前は日本語の表示も選択可能だったのですが...
【裏技】銀行の海外キャッシングを受ける【やや危険】:キャッシングと両替の違いはどこにあるのかと言えば、前者は借りたお金に対して利子を払い、後者は両替にかかわる手数料を払うということになります。そして銀行の海外キャッシングで1ヶ月弱だけお金を借りる利子は、実は両替手数料よりも安いのです。
(銀行の海外キャッシングで1ヶ月弱だけお金を借りる利子は両替手数料よりも安い)
ただし注意をひと言。中国の首都北京であっても日本に請求が上がってくるまでに最近は数日かかるようになりました... 以前は即日だったのですが...
そんなわけで先日10日締めのところを9日にキャッシングしたところ、11日に請求扱いとなってしまったため、本来であれば27日間借りるはずが57日間(!)借りることになってしまい、結果「手数料」を2倍払う勘定になってしまいました... その1ヶ月後の9日にキャッシングをした分は、なんと13日付の請求になっていたとクレジット会社から聞かされ、ただただ恨めしいばかりです... この裏技を中国・北京でお使いになられる皆さんは、どうぞ締め日の十分前に試みられますよう...
- この記事を書いた人
ぺきんせいかつ - IT屋として中国・北京に長期出張中。結果、ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業に。現地にいないと分からない中国人視点から見た中国の真相を、日本の皆さんにお届け中。
記事投稿日:2015/08/05最終更新日:2017/10/27
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