ロンドンの路面電車「トラムリンク」はこんな感じです♪

「トラムリンク(Tramlink)」は、今日ロンドンに唯一残っている路面電車(=トラム)のネットワーク。ロンドン南部の町、クロイドンを中心として、2015年3月現在、全部で4路線が走っています。

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下はナショナル・レールのイースト・クロイドン駅を出て、すぐ目の前にあるトラム乗り場。トラムリンクの4路線はどれも、ロンドン中心部からかなり離れた南部のエリアを走っているため、通常の観光で「偶然近くまで来た!」ということはまず無いかと思われます。

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それでも、是非ロンドンの路面電車を試してみたい!という方におすすめの起点としては、以下の3つの駅が挙げられます。まずはこちらのイースト・クロイドン駅。そしてすぐ付近に位置するウェスト・クロイドン駅(ロンドン交通局の管理下にある地上鉄道網、「ロンドン・オーバーグラウンド」の終点駅)。トラムの西の終点かつ地下鉄ディストリクト線の終点でもある、ウィンブルドン駅 ― この3駅です。

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トラムのネットワークは緑色が基調カラーとなっていますが、路線によってその緑の濃度が微妙に異なります。ただし、ルート1と2はほぼ同じコースを辿るため、全く同じ色合いの「ライム色」が使用されています。上の写真のような、乗り場にある案内板でルートや運賃、運行時刻などの確認をすることができます。

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こちらはイースト・クロイドンの停留所にちょうどトラムが入ってくるところ。ご覧のとおり、踏み切りのようなものは何も無く、横断歩道にそのまま電車が乗り込んできます。ちなみにこの写真の奥側で白地に赤丸の看板が緑の屋根の下で3つ並んでいるところは、バスの停留所です。

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トラムリンクはロンドン交通局の管理下に置かれている交通網であるため、ロンドン市内の地下鉄やバスと同様、乗車にはプリペイド式の乗車カード、オイスターカードを使うことができます。乗車の前に、停留所に設けられているカード読み取り機に「ピピッ!」と音がするまでオイスターカードをかざして運賃を支払います。降車時にはカードを読み取る必要はありません。ちなみに2015年3月現在の運賃は、乗車1回につき大人1.50ポンドです。

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こちらは車内の様子。印象としてはバスと似たような感じです。車内では、電光掲示板と録音によるアナウンスで次の駅が案内されます。

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こちらは郊外のとある駅。停留所のホームも低く、なんだかとても素朴なイメージです。買い物客で賑わうクロイドンの商店街の狭い路地を走り抜けたかと思えば、結構な勾配を上ったり下ったり、はたまた車と一緒に路上で信号待ちしたり。全体的に、なんともかわいらしい雰囲気のトラムリンク。ロンドン南部に暮らす人々にとっては日々の生活に根ざした交通手段ですが、観光を超えた、一味違った素のロンドンを体験するべく、ただ単にトラムに乗ることを目的として南まで足を運んでみるのも面白いかもしれません。

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音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。

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