公開日:
最終更新日:
ブラジルの夏の飲み物といえばコレ!サトウキビにアサイーにガラナ!ん~南米っぽい!
暑さも一段落した日本とは間逆のブラジル。
現在は春から初夏のシーズンへと移り変わり昼間の日差しもジリジリと強くなってきた。
私の住むサンパウロ州アラサツーバ市はブラジルの北西に位置するため暑いことで有名だ。
(南半球は南が涼しく、北に行くほど赤道に近くなるので暑い)そのため外出の際は、日よけ対策と水分補給が重要となってくる。
Refrigerante(冷たい飲み物)はMercado(スーパーマーケット)やPadaria(食品、雑貨なども売っているパン屋)でも買える。
ブラジルには自動販売機でジュースを売るという文化が根付いていないので、道端に車を改造してSuco(ジュース)を売っている店がよくある。
値段もコップ一杯、R$2~4(100円~200円)とお手頃なので、こういった店がジューススタンドの役割を果たしているように思える。
よく見かけるのはコレ↓
Cardo de cana(サトウキビの汁)だ。サトウキビを機械で潰し、汁だけを取り出し、Limão(レモン)やAbacaxi(パイナップル)で風味を楽しむことが出来る。もちろんPuro(ピュア)そのままで飲んでも美味しい。
すこし飲むと「おまけだ!」といって注いでくれたりする。↓
日本にいるブラジル人の友人が「何が恋しいって日本ではCardo de canaが飲めないこと!」と嘆いていた。
確かに、青空の下、木陰で涼みながら飲む天然のサトウキビジュースは日本ではなかなか味わえないものなのかも知れない。
そしてCardo de canaと同様に人気なのがsuco de açai(アサイージュース)↓
アマゾンのミネラルをたっぷり含んだaçaiにバナナやココナッツの果汁を混ぜてのむエナジードリンクだ。
はっきり言ってAçai na tigela(アサイーボール)と内容は同じだが、ミキサーで混ぜてスムージーのように飲みやすくなっているのが特徴だ。
暑い国ではどこにでも根付いて実るといわれるココナッツも人気だ↓
ジューススタンドでは、このようにFruta(フルーツ)がつんであることがしばしば。それだけ、いろんな種類のフルーツジュースがあるという自負なのだろうか。↓
よく高速のインターでSuco de milho(とうもろこしジュース)といったキンキンに冷えた搾りたてジュースが売っている。
甘いコーンポタージュのようでこれまた美味い↓
勿論、Cerveja(ビール)やCachaça(カシャーサ)もブラジルの夏には欠かせない↓
ちなみに、ブラジルのRestaurante(レストラン)では生ビール(Chopi)はあまり無い、シュハスコなどを出す高級店にはあるが、庶民が利用するBar(バール)では缶ビールか瓶ビールが主流だ。
冷蔵庫の温度計が冷たさの証↓
勿論、酒場に行けばカクテルもあるが、なにせカクテルはアメリカやヨーロッパのものなので(つまり輸入品となる)、高くついてしまうことがありそれほど人気がない。↓
本場のガラナは種類が豊富である。是非ためしてほしいパウリスターナのガラナ。
バナナのようなトロピカル風味と喉を刺すような炭酸が魅力↓
忘れてはならないのは、Cafe(コーヒー)。ブラジルを代表する飲み物だ↓
Cafezinho(カフェジーニョ)というエスプレッソのような小さいカップで濃いものをきゅっと飲む。
しかし、ブラジルの飲み物最後を締めくくるコーヒーは近年、生産量が減りつつあると言う。
その昔、コーヒー農園で働いて一代で財を築いたというFazendeiro(農園主)の土地でさえも、現在はとうもろこしやサトウキビといったバイオエタノール燃料用の畑に移り変わっているのだ。
手間の掛かるコーヒーより高い値がつくからだ。年々、生産量が減少していくブラジルコーヒーを堪能できるのもひょっとしたらあと数年なんてこともあるかもしれない。
そう思いながら暑い日に飲むCafezinhoは格別に美味しいものである。
サトウキビ畑の中にある工場、ここでバイオ燃料がつくられている。↓
Rankingブラジル記事ランキング
-
マンゲイラ靖子
- 2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ6回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。