『絶景』という言葉が世の中にあふれ始めたのはいつでしょうか。最近では、本屋さんに行くと何種類もの「一度は～～～したい」「死ぬまでに一度は～～～」というタイトルがついた絶景の本がたくさん並んでいますね。その類の本によく載っているアメリカの絶景、"アンテロープキャニオン"をご紹介します。

アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州のペイジという町の近郊にある、ナバホ族の土地にあります。ナバホの言葉で『水が岩を流れる場所』という意味の名前がついているアンテロープキャニオンは、柔らかい砂岩を鉄砲水が侵食してできたものです。そのため、岩の表面はまさに水が流れたような模様をしていて、岩とは思えないスベスベの肌触り、いや、岩触りです。

ナバホ族が管理している土地のため、勝手に入ることはできません。ナバホ族のガイドさんの運転する車で入口まで行き、中はガイドさんと一緒に歩いて観光します。

細い入口から中に入ると、そこにはわずかな光が注ぐ美しい空間が広がっています。私が訪れたのは、アッパーアンテロープキャニオンという場所でした。

ガイドさんが片言の日本語で、「ココミテ！」「ココミテ！」と見落としてはもったいないポイントを教えてくれます。ナバホ族のガイドさんと一緒に写真を何枚も撮りながら進んでいきます。写真の撮り方もガイドさんが教えてくれるのです。岩と岩の間の細い道を進んでいきます。右を見ても、左を見ても、上を見ても、どこもかしこも美しく、神秘的な空間です。

ナバホ族のガイドさんとのツアーの最後には、ガイドさんが縦笛が3つくっついたような楽器で音楽を奏でてくれます。唯一残念なことといえば、とても人気の場所のため、ずーっと中に居座ることができないことがです。是非この絶景を見にお出かけください！忘れることのできない思い出になること間違いなしです！

（レポーター：まっきぃ）