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<MSCオーケストラ>バルト海クルーズ添乗記 森島敬太
添乗員の森島です。
添乗打ち合わせや帰着報告などで、ツアー企画の方と話す機会も多いのですが、どうやら今年のクルーズツアーは、バルト海クルーズが人気だそうですね!
たしかに、昨年頃からバルト海方面のツアーの「出発確定」が増えてきたような気がします。
「ベストシーズンの北欧の国々にクルーズ船で気軽に行けて、
寄港地が首都であったり観光地なので利便性に優れている」
これが人気の理由だと思います。
そして、バルト海は私が個人的にも好きな航路です。
今年の海外旅行に、バルト海にクルーズをお考えの方も多いと思いますので、
バルト海クルーズに添乗に行ったときに撮影した写真とともに、
寄港地の雰囲気だけでもお伝えしたいと思います
2015年9月、乗船したのはMSCオーケストラ
これからクルーズ旅行をしたいという方にとって、ちょうどいいサイズの船です。
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建造年 2007年
トン数 92.409トン
乗客定員数 2,550名(2名1室利用時)
乗務員数 約1,054
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<航路>
キール(ドイツ)⇒ストックホルム(スウェーデン)⇒タリン(エストニア)
⇒サンクトペテルブルク(ロシア)⇒ヘルシンキ(フィンランド)⇒キール(ドイツ)
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キール出港。虹が出てきました!出航を祝福してくれているみたいです。
・・と思っていたのですが、、あいにくの天候不良で波が高く、港に入れないとの判断から、
ストックホルムが抜港となってしまいました
船会社はクルーズに適した気候なども鑑みて航路を決めているために、
抜港になることは滅多に無いことなのですが・・!
自然相手ですのでこんなこともあるんですね。
翌日が終日航海の予定だったため、この抜港により2日間が航海日となりました。
そうであれば!船内での時間を思いっきり楽しみましょう!!
そういった時は、船のスタッフもより一層船内イベントを盛り上げ、お客様を笑顔にしてくれます。
お客様ご自身も、船内での好きな過ごし方を見つけられたようで、
時差ボケや体の調整をするために船室でくつろいだり、船内の様々なイベントに参加したり
ショッピングを楽しんだり、ショーを見たり、食事やお茶を楽しんだり。
特にMSCクルーズのショーはクラシック・オペラ・カンツォーネなど種類が多いだけでなく、
見ているだけで楽しいショーが多く、言葉が通じなくても皆が楽しめるものが多いのが特徴なので
お客様におすすめしました。
天候による抜港にもかかわらず、クルーズ前半から
船内はとても楽しく和やかな雰囲気に包まれていました。
船内の楽しみの一つは食事!
イタリア船はやはりパスタやリゾットなどイタリア料理がどれもおいしいんです
そして種類も豊富!毎日違う味のメニューを選んだり、お客様同士で
シェアして味の品評会をされていました。
(もちろん、船内でのメニューはイタリア料理だけではありません)
~エストニア・タリン~
「歌によって独立を勝ち取った国」の象徴でもある「歌の広場」など半日観光をし、
船に戻ってランチのはずでしたが、
お客様のご要望で市内のレストランで、全員でランチを取ることにしました。
ツアーに含まれていないので各自払いですが、せっかくなら寄港地の名物を
食べてみたいというお客様が多いのです。
ガイドさんのおすすめの【牛肉や豚肉の串焼き、サーモングリル】をみんなでシェア♪
「バス移動でさあ次の都市へ」と急かされているわけではないので、
船内のランチを放棄して、ゆっくりとお好きに寄港地で食事ができるのも
クルーズツアーの醍醐味ではないでしょうか
その後も、市庁舎に登ったりショッピングしたりと旧市街を散策。
タリンは琥珀で有名な街。
一つとして同じものは無いと言われる琥珀を
ご自分用のお土産に買われた方もいらっしゃいました
カフェMAIASMOKKにも立ち寄りました
MAIASMOKKとは、「甘党」の意味だそうです。
現在の場所では1864年から営業をしており、タリン最古のカフェです。
~ロシア・サンクトペテルブルク~
午前9時下船、夕方までたっぷり時間がある!はずだったのですが、
下船時の入国審査にかなりの時間を要しました・・
入国に時間がかかる国でありますので、ここでロシアに来た実感が
湧いたり・・(笑)
それでも、サンクトペテルブルクは見どころ満載で魅力的な観光都市です
それに天気は良好!!
ピョートル大帝夏の宮殿 (期間限定の噴水)
エルミタージュ美術館(たっぷり3時間)
血の上の教会(ロシアらしい建造物)と私
ランチは宮殿みたいなレストランにて。
メインは、ロシア風チキン、キノコクリームソース。
一度粗挽きにした鶏肉を揚げてます。キノコソースと大変合います。美味!
~フィンランド・ヘルシンキ~
午後に到着し、船内ランチ後に下船。午後のみの下船時間ですので、
観光もして、なるべく自由時間も取りたいと思っていました。
シベリウス公園
テンペリアウキオ教会(巨大な岩をくりぬいた石の教会)
ウスペンスキー寺院(ロシア教会)
などで有名な街です。
(ウスペンスキー寺院)
市場・エスプラナーディ通りでフリータイムを取りました。
ムーミングッズやマリメッコのお店、スーパーマーケットなどがあり
見ているだけでもとても楽しいです。
エスプラナーディ通りにあるアカデミア書店の2階には、映画のロケ地となったカフェがあります。
たしかに見覚えがありますね。趣きのあるカフェです。
ちなみにその映画の舞台となった「カフェスオミ」は街の少し外れにあります。
北欧らしいバス。かわいいですね。
北欧のドライバーさんはいい方が多く助かります。
その夜、船内ではフォーマルナイト
リピーターパーティーで、
2017年に最大乗客定員5,000名以上の船が新造船されると発表がありました!
☆MSCメラビリア(西地中海で配船予定)
☆MSCシーサイド(主にカリブ海で配船予定)
船長からの発表で、会場にいた多くの人々から歓声が上がっていました!
クルーズ最終日前日は、終日航海日でした。
すっかり居心地のよくなったクルーズライフもいよいよ最終日か~と
名残惜しいものです。
クルーズライフだけではなく、仲良くなった旅の仲間たちと過ごす時間もあとわずかです。
最終日はツアーの全員でランチを食べました。
(夜は、有料レストランを個人的に予約をしていることもありますので、ランチで集合しました。
早くも楽しかった思い出話に花が咲いていました)
~ドイツ・キール~
港町キールで下船。振り返るとあっという間の夢のようなクルーズの時間。
余韻に浸りながら、今日も楽しく観光しましょう!
バスで一路、リューネブルクへ。
リューネブルクは、今まで訪れたドイツの街の中で一番好きな街です。
ロマンチック街道以外にもある、おとぎ話に出てくるようなかわいい街がここリューネブルクです。
塩で栄えた古い街で、中世の面影を随所に感じることができ、ぜひ街歩きをおすすめしたいです
良い意味で味のある古い建物が並び、ツアーのお客様も気に入ってくださいました。
2015年のツアー添乗記ですので、今ツアーは一部航路や観光内容が変更となっているかも
しれませんが、バルト海クルーズで訪れる寄港地はどこもステキで何度行っても飽きません。
船で行く北欧の国々。これからの旅行におすすめですよ!
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