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愛の墓廟『タージマハル』は、世界中で選りすぐられた精鋭たちによる、芸術作品だった...!?
(両手を合わせて)ナマステ♪
今回は、インドにある世界最大の墓『タージマハル』についてご紹介したいと思います!
ムガール王朝五代皇帝シャー・ジャハーンは妃であるムムターズ・マハルに並々ならぬ愛情を注いでおりました。しかし14番目の子供を出産後、産褥死してしまいます。悲しみにくれた王ジャハーンは愛する妻のため墓廟を建設し、22年の歳月と一日に2万人もの労働力をかけて完成させたのが『タージマハル』なのです。
到着後、まず最初に目にするのは赤砂岩の巨大な門。門をくぐると広大な庭園の向こうに見えてくる、ドーム屋根の真っ白な廟堂。その周りには4本の尖塔がそびえています。"清らか"で"優美"、そして"繊細"...。夕暮れ、白亜の外観が真っ赤に染まり、水面に映えるその美しさたるや、言葉になりません...!
タージマハルの美しさは外観だけではありません。壁面や内部は世界中から取り寄せられた数十種類もの宝石たちが散りばめられ、近づいて見るほどにその美しさを際立たせています。これだけの建物ですから、やはり作った人たちも伊達ではありません。フランスからは金細工師、イタリアからは宝石工、他にもペルシャ、アラブなどから選りすぐりのスペシャリスト達を結集させて作った、世界最高の芸術作品なのです。
しかし一説によると、工匠達はタージマハルの完成後、これ以上美しいものを作らせないように、皇帝により両腕を切り落とされてしまったそうな...。愛に生きる人というのは、いつの時代も怖ろしい部分を持っているのですね。
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世界の絶景編集部
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