トヨタ産業技術記念館(モノづくりへの情熱)
記事投稿日:2015/09/14最終更新日:2017/04/17
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▲外観(提供:トヨタ産業技術記念館)
世界的自動車メーカー「トヨタ」の原点が、実は「機織り」だったということはご存知ですか。
「トヨタ産業技術記念館」は、トヨタの原点ともいえる「繊維機械」から今日の「自動車」に至るまでの歴史を動態展示と多彩な実演でご紹介する世界で唯一の博物館です。織機の発明に一生をささげた豊田佐吉の「研究と創造の精神」と、自動車の国産化に挑んだ息子、喜一郎が情熱を注いだ「モノづくり」の大切さを紹介する同館は、口コミサイト「トリップアドバイザー」の「行ってよかった工場見学&社会科見学ランキング 2015」第1位を獲得するほどの人気です。
繊維機械館
▲繊維機械館内観(提供:トヨタ産業技術記念館)
豊田佐吉が大正時代に建てた工場をそのまま使用しており、紡ぐ・織る初期の道具・機械から現代の繊維機械まで、約100台を展示している「繊維機械館」。
▲リング精紡機RF型(提供:トヨタ産業技術記念館)
実際に糸を紡いだり、布を織るところを目の前で見ることもできるため、本物の「モノづくり」を体感できるのも特徴です。紡績技術や織機に関する実演や動態展示の中に、豊田佐吉の「勤勉さ」を感じずにはいられません。
自動車館
▲自動車館内観(提供:トヨタ産業技術記念館)
繊維機械事業を基盤に、自動車の大量生産を目指し国産技術の開発に努めた喜一郎が、小型エンジン開発に没頭した姿から、初の量産車を生み出すまでを人形や模型を使って紹介している「自動車館」。
▲試作工場(提供:トヨタ産業技術記念館)
エンジンや機械の仕組みには、織機づくりの技術が反映されていることに伝統と時間の流れを感じ、鳥肌が立ちます。『トヨタスピリット』の「研究と創造の精神」「モノづくりの大切さ」をまじまじと見せてくれている展示です。
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空飛ぶ地球儀 編集部 - 世界各地の多彩な”旬”情報をお伝えします!
記事投稿日:2015/09/14最終更新日:2017/04/17
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