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【インタビュー】オーストリア1(優しさが溢れる国)
海外なのにまるで自宅のように心地よい。「オーストリア」で感じる"ゆとりの時間"
<シェーンブルン宮殿。バロック様式の荘厳な宮殿で、広大な緑の庭園に外壁のマリア・テレジアン・イエローが映え渡ります>
ハプスブルク家の栄華が今も薫る国、オーストリア。今回はオーストリアスペシャリストの三人にその魅力について伺いました。
(右)オーストリア政府観光局 マーケティングPR ネビン シャノーさん
(中右)オーストリア政府観光局 日本地区局長 ミヒャエル タウシュマンさん
(中左)ウィーン在日代表部 アシスタントマネージャー 福田 明子さん
(左)阪急交通社 ツアー企画担当者 長谷部 陽
長谷部
まず初めに、「オーストリア」という国全体の魅力を"ひと言"で教えていただけますか?
シャノーさん
『みんなが"個性的"でホスピタリティにあふれる国』といえると思います。オーストリアには、もちろん多くの町がありますが、その町ごとに『人』も『風景』も『街並』も『文化』も異なるんです。ウィーンのように昔と今が融合している街もあれば、アルプスが育んだ自然豊かな村もある。この『あらゆる風土の特徴でオーストリアは成り立っている』んです。
長谷部
街並については、歴史的建造物が美しく残っていますよね。それもそれぞれの歴史を含む『その町の特徴』を大切にしているからなんですね。
ミヒャエルさん
そうなんです!その町の昔からのありのままの姿をとても大切にしています。特に自然は、"自然が人に合わせるのではなく、人が自然に合わせる"と言われているくらい大切にしています。例えば「ウィーン」は首都なので都会ですが、少し郊外に行くと緑豊かな丘陵地帯やぶどう畑が広がる"自然豊かな都市"なんです。世界でも首都でワインが生産されるのは珍しいと思います。
長谷部
『自然に優しい国』なんですね。
ミヒャエルさん
それから食についてはオーガニックにこだわったものも多く、食事を介して『人にも自然にも優しい国』なんです。特にオーガニックのワインは国内外問わず人気です。生産量は少ないのですが、品質を高めることにこだわっているので、クオリティの高いワインが生産できるんです。ウィーンでは「ホイリゲ」と呼ばれるワイン居酒屋でオーストリアワインが楽しめるので訪れてみてください。
<ウィーンのワイン居酒屋「ホイリゲ」©ANTO/Bartl>
シャノーさん
また、ホスピタリティの質の高い国なんですよ。そのひとつの例が、世界有数のホテル専門の大学があるくらい、ホテル業がとても進んでいるんですよ。特にウィーンは昔から国際会議が開かれることが多いこともあり、海外からのお客様を"もてなす"ということに長けているんです。
ミヒャエルさん
他にも母国語であるドイツ語も、ドイツ本国で話されている言葉よりも発音が柔らかいと言われます。オーストリア国内には『人』『自然』『歴史』『文化』...、国全体に優しさが溢れているんです。
>>続き:オーストリア2(カフェで感じるゆとりの時間)はコチラ!
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