オーストリア(ウィーンで訪れたい3つの美術館)

ヨーロッパが生んだ芸術家たちの息吹に思いを馳せる

美術史美術館
<美術史美術館 /©Osterreich Werbung Lammerhuber>

ハプスブルク家の庇護のもと、ウィーンはヨーロッパの文化と芸術の中心地として発展してきました。その精神は現在でも受け継がれており、人々の生活の一部として親しまれています。中欧の歴史の中に息づく芸術に触れ、伝統に思いを馳せてみましょう。

美術史美術館

美術史美術館
<©KHM-Museumsverband>

今年、開館125周年を迎えた美術史美術館は、ハプスブルク家などが収集した数十万点の美術品を収蔵しており〝世界で最も豊かで優れた美術館〟のひとつと評価されています。絵画コレクションの内容はルーベンス、ラファエロ、ベラスケスと広範にわたっており、中でも世界一ともいわれるブリューゲルコレクションは、『バベルの塔』を始め主要作品のほとんどが展示されています。また、2016年を通して自分の誕生日に入館される方は入場無料となりますので、是非この機会に訪れてみるのもいいかもしれません(身分証明書要)。

バベルの塔
<ピーテル・ブリューゲル 『バベルの塔/©KHM-Museumsverband>

ネオ・ルネサンス様式の建物は、約20年の歳月を費やして建設され、1891年に完成しました。豪華な中央階段や天井画など、建物自体がアート作品になっているのも美術史美術館の特徴です。

美術史美術館内のカフェは「世界で最も美しいカフェ」の一つと言われ、絵画鑑賞の合間に貴族気分で一息つくこともできます。

カフェ
<美術史美術館内のカフェ>

クーポラ
<カフェから見るクーポラの様子>

ベルベデーレ宮殿

ベルベデーレ宮殿
<©Osterreich Werbung /Diejun>

バロック建築の傑作のベルベデーレ宮殿は、上宮と下宮の2つの宮殿からなり、現在はギャラリーとして中世から現代に至るオーストリアの美術作品を紹介しています。宮殿の上宮は美術館で、傑作『接吻』などクリムトの作品25点、シーレやココシュカの絵画があります。下宮では、年間を通して特別展が開催されています。

グスタフ・クリムト

世紀末のウィーンを代表する芸術家で、「世界中で最も有名なオーストリアの画家」という今日の名声を不動ものにした多数の作品を創作しました。 芸術運動ユーゲントシュティール(ウィーンの世紀末芸術様式)の代表者に就任し、脚光を浴びました。

接吻
<『接吻』/©Belvedere, Vienna>

ユディット
<『ユディット』/©Belvedere, Vienna>

レオポルト・ミュージアム

レオポルド美術館
<©Osterreich Werbung / Bartl>

ウィーンのミュージアム・クォーターで最も人気の高い美術館。クリムトやココシュカの作品、世紀末時代の工芸作品などを展示しています。また、レオポルド美術館のパノラマ・ウィンドウからは、マリア・テレジア広場とホーフブルク王宮を含む旧市街のユニークなパノラマを楽しむことができるのも特徴です。

エゴン・シーレ

クリムト同様、世紀末のウィーンで活躍した芸術家です。神経質で粗い線により肉感的な特徴が誇張された絵が特徴で、前衛的でユニークな作風。一時クリムトに師事し、その影響を強く受けました。

ほおずきの実のある自画像
<『ほおずきの実のある自画像』/©Leopold Museum>

ウィーンの芸術を巡る旅で、傑作に詰め込まれた芸術家たちの魂の叫びを感じてみませんか?

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