姫路城(祝・グランドオープン1周年!城内の見どころ5つご紹介)

「日本の桜の名所100選」 美しき白亜の名城 "姫路城"

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姫路城が5年半にわたる「平成の保存修理工事」を終え、昨年2015年3月27日にグランドオープンしてから1年が経ちました。築城以来400年間、一度も戦火に見舞われることなく、当時の姿が今に残り、1993年に日本で初めて世界文化遺産に登録されました。築城の雄姿を今なお残す「不戦・不焼の城」です。真っ白で美しい天守閣群をはじめ、数多くの建造物が築城当時のままの姿を残しています。青空に映えるその姿は、飛び立つ白鷺にも例えられ「白鷺城」とも称されます。姫路城の特徴である輝くように真っ白な姿も魅力的ですが、城内の見どころをご紹介します。

1. 連立式天守

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大天守を守るように東・西・乾(いぬい)の3つの小天守が渡櫓(わたりやぐら)で結ばれて連立している「連立式天守」が完全な形で残っています。漆喰で木地が見えないように覆い塗る「白漆喰総塗籠(しろしっくいそうぬりごめ)」が用いられました。これは火災に備えるとともに、築城のころに普及していた火縄銃の射撃による延焼を防ぐためです。

2. 菱(ひし)の門

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城内で最も大きい門です。両柱の上の冠木(かぶき)に木彫りの菱の紋があることから、この名前が付けられました。火灯窓(かとうまど)など、安土桃山時代の優雅な雰囲気を残した意匠が特徴です。

3. 化粧櫓

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今年2016年は千姫が結婚して400周年です!徳川家康の子・秀忠と織田信長のめい・江(ごう)の間に生まれ、母・江と同じく波乱に満ちた人生を送った千姫が、その生涯において最も幸せだったのが、夫・本多忠刻と家族で仲むつまじく暮らした姫路城での10年でした。化粧櫓は、千姫が本多家に嫁いだ時に将軍家よりもらった10万石の化粧料で建てた櫓だと言われています。

4. 扇の勾配

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上にいくほど反り上がるような形状の石垣になっており、開いた扇の曲線に似ていることからこの名が付きました。敵を容易によじ登らせないための工夫だと言われています。

5. お菊井戸

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播州皿屋敷のヒロインお菊が責め殺されて投げ込まれたと伝えられる井戸です。

姫路城の天守閣や白壁を背に、ソメイヨシノやシダレザクラなど約1,000本の桜が咲く景色は、「日本の桜の名所100選」にもなっています。澄んだ春の青空をバックに、白く輝く姫路城と城下に広がるピンク色の桜のコントラストは、息をのむほどの美しさです。保存修理工事を終え、より一層美しく装った姫路城を訪れてみませんか?

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