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徒歩でOK!バレンシア旧市街で訪れたい観光スポット5選

スペイン東海岸にあり第三の都市であるバレンシア。延々と続くビーチ目的で来る欧米人が多く、マドリードやバルセロナ、アンダルシア地方などに比べると日本人観光客は少なめです。
今回は、昔はぐるりと城壁で囲まれていた旧市街にスポットを当てて、ぜひ訪れたい観光スポットを5つご紹介します。
目次
- 1. バレンシアの食の豊かさが伝わる中央市場
- 2. キリストの最後の晩餐で使った聖杯がある大聖堂
- 3. 陶器コレクションと貴族の暮らしの2つを楽しめる陶器博物館
- 4. 美しい天井画にうっとりするサン・ニコラス教会
- 5. ユネスコの世界遺産に登録されているラ・ロンハ
- まとめ
1.バレンシアの食の豊かさが伝わる中央市場
観光スポットではないものの、私がイチオシするのが中央市場です。昔から農業や漁業が盛んなバレンシアは食材が豊富!!
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<場内はいつも地元の買い物客や観光客で大賑わい ©VisitValencia>
8,000平方メートル(東京ドームのおよそ6分の1)と欧州でもトップクラスを誇る広い場内には、野菜や果物、肉類、魚介類からカタツムリに鰻までありとあらゆる新鮮な食材が並びます。
生ハムや野菜、果物は量り売りで買えますし、パエリアなどのお惣菜もあるので旅行者でも買い物が楽しめます。
昔に比べると観光化が進み、鮮魚コーナーにその場でウニなどの海鮮を食べさせるお店ができました。
建物は約100年前に建てられたモデルニズム建築。天井が高くとても開放感があり、装飾もステキです。
日曜祝日が定休でそれ以外の日は15:00まで開いていますが、14:00を過ぎると店じまいを始めるところもあるので、早めに行くことをおすすめします。
バレンシア中央市場(Mercado Central de Valencia)
- 所在地:Plaza de la Ciudad de Brujas s/n, Valencia
- 営業時間:7:30~15:00
- 公式サイト:バレンシア中央市場
2. キリストの最後の晩餐で使った聖杯がある大聖堂
たいていの都市で大聖堂は観光スポットになっていますが、バレンシアの大聖堂には訪れるべき確固とした理由があります。
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<キリストが最後の晩餐に使った聖杯 ©VisitValencia>
キリストの最後の晩餐で使われた聖杯が、ここバレンシアの大聖堂にあるのです。キリストの死後に弟子たちが保管していたものがローマに渡り、3世紀のローマ皇帝によるキリスト教迫害時にスペインのアラゴン地方に渡ってきたのだとか。
バレンシアに移ったのは15世紀前半で、その後大聖堂に寄贈されたそうです。考古学的に見ても、キリストの生きていた時代に今のエジプトのあたりで作られたものだとのこと。
こういった聖遺物は世界中にいくつもありますが、この聖杯はバチカンも認めていて、ローマ教皇がバレンシアでミサを執り行う時にだけ実際に使われています。
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<レイナ広場から見た大聖堂。ひときわ高い建物がミゲレテの塔>
大聖堂の建物時代は13世紀に建設が始まり、長い年月の間に増改築を繰り返したため、ロマネスク、ゴシック、バロックの3様式が混ざっています。
堂内にはゴヤの絵画や今でもお参りに来る女性が絶えない安産のマリア様、バレンシアの守護聖人・聖ビセンテ・マルティールの腕のミイラなどがあるほか、主祭壇近くの天井にある約20年前の修復中に発見された青色が美しいルネサンス期(15世紀)のフレスコ画が見ものです。
大聖堂に隣接する高さ約50mのミゲレテの塔に登ると、バレンシア以内を一望できますよ。
バレンシア大聖堂(Catedral de Valencia)
- 所在地:Plaza de la Almoina s/n, Valencia
- 開館時間:
【1~6月・10~12月】平日:10:30~18:30,土曜:10:30~17:30,日曜:14:00~17:30
【7~9月】平日 土曜日:10:30~18:30,日曜:14:00~18:30 - 閉館日:1月1日~6日、3月19日、聖週間初日(日曜)、聖金曜、10月9日、12月8日・25日
- 入場料:10ユーロ
- 公式サイト:バレンシア大聖堂
※開館時間、閉館日は公式サイトで要確認
3. 陶器コレクションと貴族の暮らしの2つを楽しめる陶器博物館
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<貴族のお屋敷を使用した陶器博物館 ©VisitValencia>
続いては私の大好きな陶器博物館です。実は、バレンシアは中世から陶器の産地として知られていました。
日本でいう3階が陶器博物館になっていて、陶器の変遷を年代順に見ていくことができます。
18~19世紀頃の陶器タイルをふんだんに使ったバレンシア風キッチンのレプリカやピカソの作品なども展示されています。
博物館の建物はもともとドス・アグアス侯爵家のお屋敷で、18世紀に現在のバロック様式に大改装されました。
正面入り口が非常にデコラティブなことが印象的です。2階は当時の貴族の生活がわかるように、調度品展示しています。
着飾った紳士淑女が集ったであろうサロンや家族のダイニングルーム、侯爵の寝室などなど、とても興味深い空間です。地上階には貴族が使っていた馬車や輿を見ることができます。
今のようなゴムのタイヤではないのに、よく当時の舗装されていない道を走ったものだと感心させられます。乗り心地が決してよくなかったでしょうね。
嬉しいことに、この博物館は土曜の16:00以降と日曜は無料で見学できます!!
陶器博物館(Museo Nacional de Cerámica y Artes Suntuarias González Martí)
- 所在地:Calle Poeta Querol 2, Valencia
- 開館時間:平日,土曜日:10:00~14:00/16:00~20:00、日曜・祝日:10:00~14:00
- 休館日:月曜
- 入場料:3ユーロ
- 公式サイト:陶器博物館
4. 美しい天井画にうっとりするサン・ニコラス教会
13世紀に起源を持つ教会ですが、現在の姿になったのは15世紀頃だと言われています。
旧市街にひっそり佇む小さな教会で、今から10年ほど前に観光用の公開が始まる前は信者がミサに通うだけの静かな信仰の場でした。
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<美しいキリスト教芸術の世界 ©VisitValencia>
2013年から2016年にかけて大規模な修復作業が行われ、それまで上塗りで覆われていたフレスコ画が色鮮やかに復活したのです。それは聖ニコラスと聖ペドロの生涯が描かれた、17世紀のものでした。
以来、バレンシアの観光スポットとして一躍有名になった次第です。一歩足を踏み入れると、幻想的で美しい宗教世界が広がり息を飲み、別の世界に来たかのような感覚に襲われます。
小さな施設ながら15ユーロの入場料はお高いのですが、一見の価値はあります。
サン・ニコラス教会(Iglesia de San Nicolás)
- 所在地:Calle Caballeros 35, Valencia
- 開館時間:
【10~6月】平日:10:30~19:00,土曜:10:00~19:00,日曜:13:00~20:00
【7~9月】平日:10:30~20:30,土曜:10:00~19:30,日曜:13:00~20:30 - 休館日:月曜
- 入場料:15ユーロ
- 公式サイト:サン・ニコラス教会
5.ユネスコの世界遺産に登録されているラ・ロンハ
最後はユネスコの世界遺産に登録されているラ・ロンハです。個人的には必見とは思ってはいないのですが、バレンシア市内唯一の世界遺産なので、特に世界遺産ハンターの方におすすめします。
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<一見、お城のような風格を持つラ・ロンハ>
15世紀後半から16世紀はじめに建てられたラ・ロンハは、主に絹の交易所として使われていました。バレンシアは15〜18世紀にかけて、地中海でも有数の絹の生産・加工・交易都市だったのです。
中国やイスラム諸国から輸入した原料を加工し、欧州全域に輸出していたのだとか。そういった歴史的背景が大きく評価され、世界遺産に登録されました。
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<高い天井を支える柱は椰子の木のようにも見えます ©VisitValencia>
いわば商業施設だったため華やかに装飾された建物ではありませんが、契約の間と呼ばれる天井の高いサロンは、ねじれた柱が並んでいて壮観です。
オレンジの中庭から2階に登ると、海の領事館に使われていた広間があります。いにしえのバレンシアが地中海交易で栄えていたことがわかるスポットです。
ラ・ロンハ(La Lonja de la Seda de Valencia)
- 所在地:Calle La Lonja 2, Valencia
- 開館時間:10:00~19:00、日曜・祝日 10:00~14:00
- 入館料:2ユーロ
- 公式サイト:ラ・ロンハ
まとめ
いかがでしたでしょうか? どこも旧市街にあり歩いてまわれるので、うまく組み合わせればちょっと駆け足になりますが1日でもまわることができます。
旧市街には雰囲気のいいバルやカフェもあるので、途中で休憩しつつまわってみてくださいね。
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田川敬子(Keiko Tagawa)
- 1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。



























