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【カンボジア】アンコール・ワット観光のベストシーズンは?朝日と神秘の遺跡を巡る旅

<TOP画像:アンコール・ワット>
カンボジア・シェムリアップにある世界遺産アンコール・ワットは、東南アジアを代表する壮大な遺跡として世界中の旅行者を魅了しています。
寺院の背後から昇る幻想的な朝日や、ジャングルに包まれた神秘的な遺跡など、ここでしか見られない景色が広がっています。
アンコール・ワットを含むアンコール遺跡群は非常に広大です。どの季節に訪れるのがよいのか、どのように巡れば効率よく楽しめるのか迷う人も多いでしょう。
この記事では、アンコール・ワット観光のベストシーズンと、代表的な遺跡を巡るモデルコースをご紹介します。
目次
- アンコール遺跡群とは
- 現地ガイドおすすめ!アンコール・ワット観光のベストシーズン
- モデルコース1. 王道のアンコール遺跡巡り
- モデルコース2. 神秘的な遺跡を巡るコース
- シェムリアップのナイトマーケットとグルメ
- 観光の注意点
- まとめ
アンコール遺跡群とは
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<ブノン・バケン山から望むアンコール遺跡最大の人工池「西バライ」>
アンコール遺跡群は、9世紀から15世紀にかけて栄えたクメール王朝の都の跡で、その範囲は400平方キロメートルにも及ぶ巨大な都市遺跡です。中心にあるアンコール・ワットをはじめ、バイヨン寺院やタ・プロームなど数多くの寺院が残されています。
1992年にはユネスコの世界遺産に登録され、現在も日本やフランスなど世界各国の協力によって修復と保存が進められています。壮大な石造建築と自然が融合した景観は、世界でも類を見ない歴史遺産です。
現地ガイドおすすめ!アンコール・ワット観光のベストシーズン
シェムリアップの気候は、乾季(11月〜4月)と雨季(5月〜10月)の2つの季節に分かれます。
一般的には乾季が観光シーズンとされていますが、現地のツアーガイドによると、景色が特に美しいのは次の2つの時期です。
新緑が美しい|5月
5月は雨季に入り始める時期で、短時間のスコールが降ることがあります。その雨のおかげで遺跡周辺の植物が生き生きとし、苔が映え、石造遺跡と鮮やかな緑のコントラストがとても美しくなります。ジャングルに包まれたアンコール遺跡らしい景観を楽しめる季節です。
観光の幕開け|11月
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<川底の水中遺跡を見ることができる「クバール・スピアン」。ある程度の水量がある方が幻想的で美しい。>
もう一つのおすすめが11月。雨季が終わった直後で、雨量が減り観光シーズンに突入します。
遺跡周辺の池や堀の水量はしっかり残っています。アンコール・ワット前の池に寺院が映り込む「逆さアンコール・ワット」が見やすくなり、写真映えする景色が広がります。気温も比較的過ごしやすく、遺跡観光に適した季節です。
その他
12月は野生の果物の木に花が咲き乱れ、甘い香りが漂うと教えてくれました。芳醇な香りと可憐な花が咲く季節に巡るアンコール遺跡も素晴らしいでしょう。
モデルコース1. 王道のアンコール遺跡巡り
初めてアンコール遺跡を訪れるなら、代表的な遺跡を巡る王道コースがおすすめです。
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<はっきりとした朝日は見られませんでしたが、雲がかかるアンコール・ワットの朝日も幻想的で素敵でした。>
まずはアンコール・ワットの朝日鑑賞からスタート。
まだ暗い5時頃に遺跡へ向かい、寺院の背後から昇る太陽を待ちます。朝日によって徐々に空が明るくなり、シルエットだった寺院が浮かび上がる瞬間は幻想的な景色です。
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<「アンコール・ワット」の第一回廊のほぼ全ての壁面にある見事な彫刻。>
朝日を楽しんだ後はアンコール・ワット内部を見学します。
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<「アンコール・ワット」の第三回廊>
12世紀前半にクメール王スーリヤヴァルマン2世によって建立されたこの寺院は、中央にそびえる五つの塔が特徴で、精巧なレリーフや巨大な回廊が見どころです。
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<最も栄えた時代のアンコール・トムにある「バイヨン寺院」。>
続いて訪れたいのがアンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院。四方を見つめる巨大な石の顔が刻まれた塔が並び、「クメールの微笑み」と呼ばれる独特の表情が印象的です。
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<巨大なカジュアルに飲み込まれそうになっている「タ・プローム」。ガジュマルは現在も成長を続けています。>
さらにタ・プロームでは、巨大な樹木が遺跡を覆う独特の景観を見ることができます。遺跡とジャングルが一体となった姿は映画『トゥームレイダー』のロケ地としても有名です。
観光の締めくくりには夕日鑑賞もおすすめ。季節にもよりますが、夕方17時半頃、アンコール遺跡周辺の小高い山から眺める夕日は、一日の旅を静かに締めくくってくれます。
遺跡から眺める夕日鑑賞はとても人気が高く、人数制限がある場合もあります。良い場所で鑑賞したい場合は早めに向かうと安心です。
モデルコース2. 神秘的な遺跡を巡るコース
時間に余裕があれば、シェムリアップ郊外の遺跡にも足をのばしてみましょう。アンコール遺跡群とはまた違った魅力があります。
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<赤い遺跡と"東洋のモナリザ"や美しい彫刻を見ることができる「バンテアイ・スレイ」。>
バンテアイ・スレイは赤い砂岩で造られた寺院で、精巧な彫刻が特徴です。「東洋のモナリザ」と呼ばれるレリーフでも知られています。
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<30分ほどの軽いトレッキングも楽しめる水中遺跡「クバール・スピアン」>
クバール・スピアンはジャングルの中を歩いた先に現れる遺跡で、川底の岩に刻まれた彫刻群は「千本リンガ」と呼ばれています。自然と信仰が融合した神秘的な場所です。
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<崩れた遺跡がそのまま保存されている「ベンメリア」。>
さらにベンメリアは崩れた石とジャングルが一体となった遺跡で、まるで発見されたばかりの遺跡のような雰囲気。その神秘的な景観から、映画『天空の城ラピュタ』の世界観のモデルになったという説もあります。
シェムリアップのナイトマーケットとグルメ
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<オールドマーケット近くのカカオ屋さん。歩き疲れた時に立ち寄ってほしいお店。上等なドリンクやチョコレートが堪能できます。>
遺跡観光の後は、シェムリアップの街歩きも楽しみです。ナイトマーケットやオールドマーケットには雑貨やお土産、屋台料理などが並び、夜遅くまで賑わっています。
カンボジアは、USドルが流通しているので買い物に便利です。
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<カンボジアを代表する料理「フィッシュアモック」。ココナッツの器に入って見た目もインパクト大!優しいココナッツ味で美味しい。>
夕食ではカンボジア料理もぜひ味わってみてください。魚をココナッツミルクとスパイスで蒸したフィッシュアモックはカンボジアを代表する料理。カレーのようにご飯と一緒に食べるのが一般的です。
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<カンボジアを代表する料理「ロックラック」。>
牛肉を炒めたロックラックも人気の一品です。お店によってソースの味付けが違うので、色々なお店でチャレンジしたくなる一品です。
観光の注意点
アンコール遺跡群は広大なため、効率よく巡るにはトゥクトゥクやツアーを利用するのがおすすめです。日中は気温が高くなるため、水分補給や帽子などの暑さ対策も忘れないようにしましょう。
アンコール・ワットの第三回廊に入る際はいくつかの注意が必要です。第三回廊はアンコール・ワットのなかで最も高い位置にある回廊で、仏教の祈りの場です。
まず、アンコール・ワットには「仏教の日」と呼ばれる日が月に数回あります。仏教の日は第三回廊には入れません。
帽子の着用は禁止です。手に持って入りましょう。また、女性の場合は、短パンなど露出の多い服装では入れませんので注意が必要です。
まとめ
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<ブノン・バケン山から見る、シェムリアップの美しい夕日>
世界遺産アンコール・ワットを含むアンコール遺跡群は、400平方キロメートルに広がる壮大な歴史遺産です。遺跡のスケールの大きさや、ジャングルと石造建築が融合した景観は、他ではなかなか見ることができません。
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<アンコールパス3日券。遺跡の入口で必ずチェックされるのでパスケースがあれば便利。>
アンコール遺跡は1日では回りきれないことも多く、2〜3日かけて観光する人が多いです。筆者は3日間のアンコールパスを購入し、2日間はガイドをお願いし最終日は自分のペースで観光しました。アンコールパスは、1日券37USドル、3日券は62USドルです。
観光のベストシーズンとしては、新緑が美しくなる5月と、雨季明けで水量が増え景観が美しくなる11月がおすすめです。
初めて訪れる場合は、アンコール・ワットの朝日やバイヨン寺院、タ・プロームなどを巡る王道コースから楽しむと、アンコール遺跡の魅力をしっかり感じることができます。
時間に余裕があれば、バンテアイ・スレイやベンメリアなど、神秘的な雰囲気が漂う遺跡にも足をのばしてみてください。
壮大な歴史と神秘的な景観が広がるアンコール遺跡群。シェムリアップを訪れた際は、ぜひ自分に合ったモデルコースでその魅力を満喫してみてください。
アンコールワット
※料金は2026年3月現在のものです。ご訪問の際は詳細をご確認ください。
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きさらぎ
- フラダンスのインストラクターでもある、世界中を旅したい”踊れるライター”です。
最近の興味はもっぱらインド。毎年インドに呼ばれています。旅先では、人とのふれあいや美味しいものを楽しみに、導かれるままに歩いています。「行ってみたい!」と思ってもらえるような魅力を、心を込めてお届けします!




























