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全南・木浦で遊ぶ!レトロ街歩き&海上ケーブルカー|韓国

韓国の西南部に位置する全羅南道木浦(モッポ)市。古くから港町として発展してきました。日本統治時代には多くの日本人が暮らし、木浦駅周辺の旧市街地には、当時の建築物が数多く残っています。
ソウルからKTX(韓国高速鉄道)やバスで移動することができ、駅から近いエリアに見どころが多いのも地方旅のハードルを下げてくれるうれしいポイント。今回は、木浦駅からスタートする街歩きと木浦の観光名所・海上ケーブルカーを紹介します。
目次
木浦駅到着! 観光案内所で情報をゲット
まずは木浦の歴史をたどって歩こう
気分爽快! 木浦海上ケーブルカー
レトロな西山洞詩画路地を散策
木浦の味を楽しみながらひと休み
必ず訪ねたい地元の本屋さん
木浦市までのアクセスは?
おわりに
木浦駅到着!観光案内所で情報をゲット
木浦駅に到着してホームへ降りると、目に飛び込んでくるのが「湖南線終着駅」と書かれた石碑。湖南線は韓国の西側を走る路線で、ソウル・龍山駅から木浦駅を結んでいます。
改札を通って駅前の広場に出ると、駅を背にして左側に観光案内所があるので立ち寄ってみましょう。情報はネットで検索できるとはいえ、地元ならではの口コミ情報も重要ですよね。案内所の方に教えてもらった木浦ならではの食べ物とお店は、後ほどご紹介します。
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観光案内所でもらった『徒歩旅行ガイド1897開港文化通り』は素敵なイラストが表紙の冊子。韓国語ですが、イラストマップが中心なので、参考になりそうです。日本語の地図もありました。冊子のイラストマップを見て位置関係を確認し、行きたいところをチェックしてスタートします!
まずは木浦の歴史をたどって歩こう
木浦近代歴史館 1館
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レンガ造りのレトロな外観が印象的な建物は、1900年に完工した旧日本領事館。終戦後は木浦市庁、図書館、文化館などとして活用されたあと、2014年、木浦近代歴史館に生まれ変わりました。館内1・2階では7つのテーマで木浦の歴史を紹介し、屋外には防空壕も残されています。
木浦近代歴史館 1館
- 所在地:全羅南道木浦市栄山路29番ギル6
- 電話:0507-1438-0462
- 開館時間:9:00~17:30(入場は1700まで)
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
- 入館料:2000ウォン(1・2館)
木浦近代歴史館 2館
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1館から南へ5分ほどのところにある2館は、東洋拓殖株式会社木浦支店として1920年に建てられた建物。日本統治時代の木浦の歴史や独立運動、民主化運動などの展示があります。
木浦近代歴史館 2館
- 所在地:全羅南道木浦市ポンファ路18
- 電話:0507-1371-8728
- 開館時間:9:00~17:30(入場は1700まで)
- 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
- 料金:2000ウォン(1・2館)
施設名(店名)木浦近代歴史館 2館
所在地(住所):全羅南道木浦市ポンファ路18
電話:0507-1371-8728
営業時間:9:00~17:30(入場は1700まで)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
料金:2000ウォン(1・2館)
木浦大衆音楽の殿堂
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1926年に建てられた湖南銀行木浦支店の建物をリモデリング。1階では湖南銀行の歴史展示をはじめ、路地や音楽茶房など、レトロな風景を再現。2階では韓国大衆音楽の歴史や木浦の大衆音楽を紹介しています
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木浦の大衆音楽を紹介するコーナーには、レトロなレコードジャケットが並んでいます。その横には木浦と韓国の大衆音楽史が展示され、1900年初頭の黎明期から2000年代のK-POPまで、それぞれの時代の流行や代表曲などがわかる興味深い内容です。
木浦大衆音楽の殿堂
- 所在地:全羅南道木浦市海岸路249番ギル34
- 電話:061-244-2220
- 開館時間:9:00~18:00
- 閉館日:月曜
- 入場料:無料
少年金大中の勉強部屋
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全羅南道出身で小学生時代から木浦で暮らしていた第15代金大中元大統領の勉強部屋があった建物。大統領時代の記録や写真などが展示されています。金大中大統領の就任は1998年で、この年から韓国で日本の大衆文化が順次開放されるようになりました。
少年金大中の勉強部屋
- 所在地:全羅南道木浦市木浦鎮ギル11番ギル8
- 開館時間:9:00~18:00
- 閉館日:月曜
- 入場料:無料
気分爽快! 木浦海上ケーブルカー
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海と山、両方の景色が楽しめる全長3.23mのロープウエイ。標高228メートルの儒達(ユダル)山と木浦の港を間近に臨みながら、往復40分の空中散歩が楽しめます。
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乗車は北港駅から。往復チケットの購入が便利です。儒達山駅は往路では下車できないので、次の高下島駅まで風景を楽しみましょう。山と市街地の眺めも爽快ですが、海抜155mの木浦タワー(主塔)から高下島駅へと続く眼下に海が広がる木浦らしい風景も最高です。
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トレッキングコースから傾斜型エレベーターで海上散策路まで下りてみました。海からロープウエイを見上げることができます。
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再びトレッキングコースに戻って高下島展望台まで。海上散策路を歩いたあとだったので、さらに5階までの階段はハードでしたが、展望台からの風景が疲れを癒してくれました。復路は儒達山駅で降りることができますが、高下島駅でかなり歩いたので今回はパス。儒達山でもトレッキングが楽しめます。
トレッキングと海や山からの眺めを堪能して北港駅に戻ったら3時間が経過していました。この日は空いていたので待ち時間なしでしたが、休日や行楽シーズンは混雑しそうです。次回はもっと時間に余裕をもって、ゆっくりと過ごしたいですね。
※韓国ではロープウエイのことをケーブルカーと表現します。
木浦海上ケーブルカー 北港乗降場
- 所在地:全羅南道木浦市海洋大学路240
- 電話:061-244-2600
- 営業時間:9:00~20:00(金~日曜、祝日 21:00迄)、冬期は9:00~19:00(金~日曜、祝日 20:00迄)
- 定休日:無し
- 料金:往復24000ウォン、片道19000ウォン(クリスタルキャビンは往復29000ウォン、片道22000ウォン )
- 公式サイト:木浦海上ケーブルカー
※チケットの販売は1時間前迄、運行時間は天候その他の条件により変更の場合あり
レトロな西山洞詩画路地を散策
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1970~80年代の風景が残る、急な階段や坂道が続く路地。住民による壁画や詩がレトロな路地を飾っています。高台から見下ろす周りの家々の屋根と港町木浦の風景は、ノスタルジックな雰囲気にあふれています。
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映画『1987、ある闘いの真実』の撮影地、ヨニネスーパー。この路地を象徴する建物です。
西山洞詩画路地
- 所在地:全羅南道木浦市ポリマウル路14
木浦の味を楽しみながらひと休み
昔ながらのおやつ「スックルレ」|カラクチチュクチプ
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観光案内所で教えてもらった木浦っ子の昔ながらのおやつ「スックルレ」。ヨモギ入りの団子に甘いソースがたっぷり。初めてなのに懐かしい味わいで、口直しの水キムチがおいしさを引き立てます。
1950年創業のこちらのお店はお粥を中心に軽食などもそろっています。
カラクチチュクチプ
- 所在地:全羅南道木浦市スムン路45
- 電話:061-244-1969
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日: 水曜
- 料金:スックルレ7000ウォン、カルグクス10000ウォンなど
ヒジキ入りキンパプ|ジョンソンキンパプ
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続いては木浦ならではのヒジキ入りキンパプ。炒めたヒジキが香ばしく、ニンジンやホウレンソウなど野菜もたっぷり。からしソースをつけて食べると、ツーンとくる辛さがクセになるおいしさです。
ジョンソンキンパプ
- 所在地:全羅南道木浦市ヨンサン路40番ギル12-4
- 電話:061-242-7312
- 営業時間:11:00~18:40(土曜 18:00、日曜 17:30)
- 定休日:月曜
- 料金:ヒジキキンパプ4900ウォン、辛口ヒジキキンパプ5300ウォンなど
コロンバン製菓店
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パン好きの著者はベーカリーも必須。こちらは1920年代に現在と同じ場所に開いた西洋菓子店が前身の老舗ベーカリーです。1949年、コロンバン製菓店の名であんぱんを主力商品にスタートしました。
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現在は、2000年以降に登場したクリームチーズやエビ、ガーリックのバゲットが大人気。カフェを併設しているので、店内で食べることができます。
コロンバン製菓店
- 所在地:全羅南道木浦市ヨンサン路75番ギル7
- 電話:061-244-0885
- 営業時間:8:00~21:00
- 定休日:無し
- 料金:クリームチーズバゲット6000ウォン、エビバゲット 6000ウォンなど
- 公式サイト:コロンバン製菓店
必ず訪ねたい地元の本屋さん
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旅先で本屋さんを見つけると必ず立ち寄ります。木浦にもステキな本屋さんがありました。コロンバン製菓店の向かい側にある「ゴッホの本屋」。
片手に本、片手にパンを持つゴッホの似顔絵に「パンは向かいの店で買えます」と添えた看板がユニークです。
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店内には芸術関係の本をはじめ、独立出版物や絵本などが並んでいます。木浦の風景を描いたポストカードやマグネットなど、お土産にしたいグッズもいろいろ。
ソウル出身のオーナーは、仕事で訪れた木浦にほれ込んで移り住んだ人。木浦の魅力を語り合ったひとときも、旅の思い出になりました。
ゴッホの本屋
- 所在地:全羅南道木浦市ヨンサン路75番ギル12 1階
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日:月曜
木浦市までのアクセスは?
木浦駅までは、ソウル・龍山駅からKTXで最短2時間30分、1日18往復。
江南区にある水西駅(地下鉄3号線乗り入れ)からSRTで最短2時間20分、1日9往復(2026年2月現在)。
ソウル・セントラルシティから木浦総合バスターミナルまでの高速バスもありますが、4時間近くかかるので鉄道での移動が便利です。
おわりに
ソウルから木浦は300kmの距離がありますが、KTXやSRTに乗ってしまえば所要時間2時間30分ほど。
今回ご紹介したスポットは駅からほぼ徒歩エリアで、海上ケーブルカーの乗り場もタクシーで5分の距離です(駅前から路線バスもあります)。
ぜひソウルから1日たっぷり地方旅を楽しんでみてくださいね。木浦で1泊するなら、毎朝9時30分に出発する木浦シティツアーもおすすめです。
詳しくは観光案内所でご確認ください。
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あんそら
- 2005年より「あんそら」のペンネームで韓国のガイドブック(単行本)を企画・製作。2021年12月から、韓国の地方都市でのんびり暮らしています。




























