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東京タワーから縦走する"まちなかハイキング"

山から山へ旅するライター、もりのりこです。今回ご紹介するのは、東京タワーから皇居まで、都会のまんなかにある3つの"超"低山をめぐる約3kmの旅。
どこからでもアクセスできて寄り道も自由。都会の風景に隠れていた小さなピークをつないでみると、いつもの東京が少し違って見えるかもしれません。
目次
1. 東京タワーから皇居への約3kmコース|歩いたエリアの全体像・見どころ
2. 紅葉山(芝公園)|東京タワーを望む絶景スポットと紅葉名所
3. 愛宕山(愛宕神社)|"出世の石段"で人気の都心パワースポット
4. 三笠山(日比谷公園)|都会のオアシスで楽しむ小さな山登り
5. まとめ|東京観光で楽しむ"まちなか低山ハイキング"のすすめ
1. 東京タワーから皇居への約3kmコース|歩いたエリアの全体像・見どころ
東京タワーから皇居に隣接する日比谷公園へ。江戸から明治、昭和、そして令和へと、いくつもの時代が静かに重なり合う東京を感じながら、山から山へトラバースする小さな旅です。
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<虎ノ門ヒルズ前から赤羽橋方面を眺める>
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<過去と未来が共存する景色>
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<日本の中枢ともいえるエリア>
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<バス停も数多い>
コースの途中には駅やバス停も多く、気分や時間に合わせて、いつでも予定変更できるのが忙しいおとなに「ちょうどいい」、そんなコースです。
アップデートされ続ける景色の中で、長く東京のシンボルとして親しまれてきたタワーを起点に、江戸の面影を残す神社、近代日本を支えてきた霞が関の重厚な建物、そして明治期のモダニズムが息づく日比谷公園へと歩いていきます。
2. 紅葉山(芝公園)|東京タワーを望む絶景スポットと紅葉名所
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<もみじの滝とタワー>
2-1. 紅葉山の魅力|もみじ谷・長岡安平の庭園・写真映えポイント
増上寺をぐるりと囲む形で整備された芝公園の一角に、ひとつ目のピークがあります。
この一帯は江戸時代から紅葉山と呼ばれていて、1905年(明治38年)、日本人初のランドスケープデザイナー・長岡安平の設計によって「もみじの滝」が造られました。
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<麓から見上げるタワー>
イロハモミジやオオモミジなど約200本のモミジが植えられた公園は、11月から12月に紅葉の見頃を迎えます。冬には、天に向かって美しく力強い曲線を描く東京タワーの赤い鉄塔が、落葉した木々の間からよく見えます。
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<如意輪観音堂のあたりが山頂らしい>
標高約20メートルの紅葉山のピークは、これといった目印もなく、それらしき場所に小さなお宮が立つのみでした。如意輪観音堂が頂上にあたるようです。
2-2. 紅葉山へのアクセス|東京タワー周辺の観光と合わせて楽しむ
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<もみじ谷一帯のマップ>
東京タワーを目指して、都営地下鉄・東京メトロ・JR・バスなどでアプローチ可能。
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<下町っぽさも感じられるエリア>
ここをゴールにして六本木や新橋方面へ抜けるのもいいし、麻布十番まで足を延ばして大正時代から続く銭湯に立ち寄り、コーヒー色の温泉で体をあたためて締めるのも、グッときます。
もみじ谷
- 所在地:東京都港区芝公園4-3
3. 愛宕山(愛宕神社)|"出世の石段"で人気の都心パワースポット
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<愛宕神社 12月初めの撮影>
3-1. 愛宕神社の歴史と見どころ|三角点・境内の風景
自然の山としては、東京23区で最も高いのが愛宕山で、標高は25.7メートル。
山頂に鎮座する愛宕神社は、「天下取りの神」「勝利の神」としても知られていて、桜田門外の変の際には、水戸藩の浪士たちが江戸城へ向かう前に「愛宕神社で成功を祈願した」という言い伝えも残っています。
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<こちらが「出世の階段」傾斜もあり段差も大きい>
神社正面にあるのが、86段の「出世の石段」。登り始めは軽やかでも、半分を過ぎたあたりから足が重くなり息があがります。
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<リニューアルされた現役の三角点>
登りきった境内には三等三角点もあるので、参拝の際には、ぜひ足元にも目を向けてみてください。
3-2. 愛宕山への行き方|紅葉山からの街歩きルート
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<もみじ谷から虎ノ門方面へ>
紅葉山から愛宕山へは虎ノ門方面へ約1kmで、信号待ちを含めても20分ほどの距離です。
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<ヒルズタワーをのぞむ>
せっかくなら、麻布台ヒルズを通り、虎ノ門ヒルズへと"街を縦走"してみてはいかがでしょう。山と山のあいだに、今の東京を挟み込む、そんな歩き方がしっくりくる区間です。
愛宕神社
- 所在地:東京都港区愛宕1-5-3
4. 三笠山(日比谷公園)|都会のオアシスで楽しむ小さな山登り
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<日比谷公園>
4-1. 三笠山の魅力|山頂の景色・日比谷公園の歴史
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<都会のオアシス 12月撮影>
1903年(明治36年)、日本初の西洋風公園として開園した日比谷公園の一角に三笠山があります。
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公園造成の際に池を掘った残土を積み上げて作られた人工の山で、時代とともに姿を変えながら、今も公園の風景に溶け込んでいます。
標高約9メートルながらも登山道が整備されていて、山を歩いている気分が楽しめます。
<山頂からの眺め>
都心の真ん中とは思えないほど、山頂から見上げる空は広い。稜線のように連なるビル群を眺めながらのんびり過ごす、東京ならではの"山の楽しみ方"がここにありました。
4-2. 三笠山へのアクセス|愛宕山から皇居へ向かう観光散策
愛宕山から三笠山へは、祝田橋方面に2km弱で、日比谷公園や皇居が近づくと、空がぐんと広くなります。
霞が関をまわって、警視庁庁舎や国会議事堂など、日本を支えてきた建築を横目に三笠山へ向かう「おとなの社会見学」もおすすめです。
三笠山
- 所在地:東京都千代田区日比谷公園1
5. まとめ|東京観光で楽しむ"まちなか低山ハイキング"のすすめ
紅葉山、愛宕山、三笠山へ、気軽な「縦走の旅」を紹介しました。特別な準備はいらず、気が向いたらふらっと歩けて、寄り道も、休憩も、予定変更も自由。
それでも、山をつないで歩くうちに、いつのまにか旅の気分になっていきます。
見上げる空や街なかの樹々、整然と肩を並べるビル群、行き交う車まで、どこか晴れやかで、丁寧に磨かれたような街の景色。
東京の街は美しい、そう感じられたまちなかハイキングでした。
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もりのりこ
- 東京・渋谷出身。東京と長野を拠点にあちこち巡るヒト。
伝統の中にある新しさ、ここにしかない風景、人との出会いを求め、旅しています。ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。信州登山案内人、全米ヨガアライアンス



























