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笑顔と親切に出会うアルジェリア・アルジェで訪れたおすすめ観光地 5選

マグレブ3国のアルジェリアの首都であり、アルジェリア最大の都市アルジェでは、日本人と分かると親しみを込めて「ルフィー」や「悟空」と、アニメに出てくる名前を口に出し、笑顔を見せる人々にたくさん出会いました。
とにかく親切で、博物館や観光名所が多い魅力的な街でした。ビザの取得やホテルなどの基本情報は、「"日沈む国"アルジェリアへ行こう!2025年に旅したリアル情報をお届け」をご覧ください。
ここでは、アルジェで訪れた観光地5カ所と、その見どころを紹介します。
目次
- アラブの古民家でアラブ文化に浸れる|バルドー国立博物館
- アルジェリア最古の博物館|国立古代イスラム美術博物館
- 丘の上の旧市街|カスバ
- 実写版映画『ターザン』の撮影地|ハンマ庭園
- アフリカ最大のモスク|ジャマー・エル・ジャザイル
- まとめ
アラブの古民家でアラブ文化に浸れる|バルドー国立博物館
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<通りに面した博物館の門>
Dar El Beïda地区のホテルからバルドー国立博物館までは、およそ19キロ。アプリでタクシーを呼んでもらい、タクシー代は1,000ディナールでした。博物館の建物は、18世紀末にチュニジアの名士が建てたもので、当時は別荘として使用されていました。
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<2階にある中庭>
1階には石器や土器などの展示があり、2階へ進むといくつものアーチが連なる、広々としたタイル張りの中庭が。建物の造りや、美しいタイル、当時の暮らしを想像させる展示に興味をそそられます。
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<さまざまな道具が並ぶキッチン>
日本とは全く違う造りのキッチンや、蒸し風呂のハマム。そこに置かれている道具はアラビアン・ナイトを思わせ、ランプ一つひとつにも美しさが感じられます。
同じマグレブの隣国モロッコとの共通点もたくさんあり、モロッコ風カフェルームもありました。アラブの文化や歴史に興味がある人におすすめです。
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<モロッコ風カフェルーム>
バルドー国立博物館(BARDO NATIONAL MUSEUM)
- 所在地:03 Rue Franklin Roosevelt, Alger
- 開館時間:9:00~17:00 ※曜日により異なる
- 料金:100ディナール
アルジェリア最古の博物館|国立古代イスラム美術博物館
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<国立古代イスラム美術博物館の入り口>
バルドー国立博物館から350メートル、歩いて6分ほどの場所にある、アルジェリア最古の博物館が国立古代イスラム美術博物館です。
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<"クホル"の入れ物>
アラビック・カリグラフィーの写本や、女性がアイラインに使う"クホル"の入れ物、陶器や絨毯など数多くの品が展示されているイスラム美術館と、大きな彫刻やフレスコ画、碑文が刻まれた石棺などが展示されている古代博物館に分かれています。
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<彫刻やフレスコ画の展示>
糸車やシャトルのようなものもあり、日本で見るものとの共通点もあって興味深く、見ごたえがありました。12時からのランチタイムは閉館しますが、13時から再開していました。
国立古代イスラム美術博物館(National Museum of Antiquities and Islamic Arts)
- 所在地:177 Bd Colonel Krim Belkacem, Alger Centre
- 開館時間:9:00~17:00 ※曜日により異なる
- 料金:100ディナール
- 公式サイト:Musée National des Antiquités et des Arts Islamiques
丘の上の旧市街|カスバ
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<カスバの空地でサッカーをして遊ぶ子どもたち>
アルジェの旧市街にあるカスバ地区は、地中海に面した丘の上にあります。迷路のように家が混みあっている中に、古いモスクやオスマン帝国時代の宮殿などが残る、世界遺産の町。
訪れてみたいけれど、インターネット上では治安があまりよくないという情報があったので、現地の人に相談したら連れて行ってくれました。
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<奥へ入って行くと迷子になりそうな道>
アルジェ出身ではない2人のアルジェリア人も、カスバを訪れるのは初めてということで、4人で気の向くままに散策。公開されている古い家を見学し、屋上にあるカフェから景色を堪能しました。
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<公開されていた伝統的な造りの家>
通りには、土産物の露天が並んでいたり、テーブルや椅子を出したカフェがあったり、ちょっとした広場で子どもたちがサッカーをしていたり。観光と生活が入り混じっていて、散策するだけで楽しめます。
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<カフェがある通り>
ただ、ランチタイムを過ぎるとどこの食堂も閉まってしまい、食事にありつくのが難しいので注意が必要です。カスバの人たちがおすすめしていたお店「DAR EL BARAKA」は、モザイクタイルが美しいモロッコ料理店。
16時を過ぎていたのでランチタイムは終了していて、夜営業の準備中だったため食事はできませんでしたが、この雰囲気の中で食事を楽しみたいと思わせるお店でした。
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<DAR EL BARAKAの店内>
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DAR EL BARAKA
- 所在地:Q3P5+QMF Soleil, Unnamed Road, Casbah
- Instagram:DAR EL BARAKA
実写版映画『ターザン』の撮影地|ハンマ庭園
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<ハンマ庭園内>
ハンマ庭園(Botanical Garden Hamma)はアルジェリア人にとっての憩いの場所で、友だちや家族とピクニックをしながらのんびり過ごしている人たちがたくさんいました。
東京ドーム約7個分、32ヘクタールの敷地に多種多様な植物が植わっていて、1932年につくられた実写版『ターザン』は、ここで撮影されました。
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<ジャングルのようなエリアも>
水生植物が茂る湖やイングリッシュガーデン、フランス式の庭園や動物園も。私が訪れたとき動物園は休みでしたが、ヤギや馬がいる広場がありました。庭園からは独立殉教者記念塔(Memorial du Martyr)が見えます。
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<園内から見えた独立殉教者記念塔>
ハンマ庭園(Botanical Garden Hamma)
- 所在地:Rue Mohamed Belouizdad, Mohamed Belouizdad
- 入場料:150ディナール
アフリカ最大のモスク|ジャマー・エル・ジャザイル
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<ジャマー・エル・ジャザイル>
7年の歳月をかけて2024年に完成したアフリカ最大のモスク、ジャマー・エル・ジャザイル(Djamaa el Djazaïr)は、高さ265メートルのミナレット(尖塔)がどこにいても目立ちます。
世界で3番目に大きいモスクで、ミナレットの高さは世界一。礼拝室には12万人の礼拝者を収容できます。ここよりも大きいモスクは、聖地メッカにある2つのモスクだけ。
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<世界一の高さを誇るミナレット>
イスラム教徒でなくても中に入ることができますが、適切な服装でない場合は入ってすぐに小さな小屋に案内され、全身を覆う服とスカーフを渡されます。借りた服とスカーフは、帰るときに所定の位置に置いてあるボックスに入れて返却します。
礼拝室にはブルーを基調としたカーペットが敷き詰められ、人々が礼拝をしていました。中庭は憩いの場のような雰囲気で、家族連れや女性たちが噴水に腰かけてお喋りしている姿も。
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<女性背引用礼拝室>
イスラム教徒にとって神聖な場所だということを心得て、静かに見学しましょう。
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<モスク内でのマナー>
ジャマ・エル・ジャザイール(Djamaa el Djazaïr)
- 所在地:Muhammadiyah Al-Harash
- 料金:無料 ※礼拝所以外の場所は要確認
- 公式サイト:Great Mosque of Algeria
まとめ
アルジェは、事前情報だけではわからない魅力に満ちた街でした。人々の親切さ、歴史と文化が息づく博物館や街並み、壮大なモスク。そのすべてが、旅人の五感を刺激します。
治安や言語に不安を感じる人もいるかもしれませんが、現地の人とのふれあいや、少しの工夫で旅はぐっと豊かになります。迷路のようなカスバを歩き、アラブの古民家で文化に触れ、植物園でのんびり過ごす時間は、きっと忘れられない思い出になるはず。
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鍋田ゆかり
- バックパッカーで旅したあと房総半島に上陸。自転車キャンプ、犬連れ車中泊、サハラ砂漠、ラクダ、アラブ・イスラム文化、行き当たりばったりな旅が好き




























