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心が澄みわたる三陸の絶景。宮古・浄土ヶ浜で体感する"青の楽園"へ|岩手県

白い流紋岩と澄みわたる海が織りなす岩手県宮古市の浄土ヶ浜は三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地で、リアス式海岸特有の入江や湾、透明度の高い青い海が特徴です。
そしてその光景は、訪れる人の心を静かに癒してくれます。波音だけが響く穏やかな浜辺、光を受けて青く輝く海面、そして自然がつくりだす造形美。
東北を代表する景勝地として、多くの人を魅了し続ける浄土ヶ浜に行ってきましたのでその魅力をご紹介します。
目次
- 岩手県三陸地方・宮古「浄土ヶ浜」とは
- 散策で出会う絶景ポイントとおすすめの時間帯
- 海の上から眺める感動!遊覧船「うみねこ丸」の旅
- 三陸の幸を味わう贅沢。浄土ヶ浜パークホテルで過ごす特別なひととき
- まとめ|浄土ヶ浜で感じる"静けさ"の贈りもの
岩手県三陸地方・宮古「浄土ヶ浜」とは?
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岩手県宮古市にある「浄土ヶ浜」は、三陸を代表する景勝地のひとつ。白く輝く流紋岩と、透きとおるような青い海のコントラストが織りなす光景は、まさに"極楽浄土"を思わせる美しさです。
江戸時代の僧・霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と称えたことからその名がついたといわれています。東日本大震災を経てなお変わらず、訪れる人々の心を癒す静けさと力強さを持つ場所。
春から秋にかけては爽やかな潮風が心地よく、冬には雪化粧した岩肌が幻想的な雰囲気を醸し出します。波音とうみねこの声だけが響く浜辺を歩けば、日常の忙しさを忘れ心がすっと澄みわたっていくのを感じるはず。
自然がつくり出した"青の楽園"それが浄土ヶ浜の魅力です。
浄土ヶ浜の散策で出会う絶景ポイントとおすすめの時間帯
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<上空から見る浄土ヶ浜 画像提供:浄土ヶ浜パークホテル>
浄土ヶ浜には、歩いてこそ出会える絶景がいくつもあります。遊歩道を進むと、白い岩々の向こうにエメラルドブルーの海が広がり、光の加減で海の色が刻々と変化していくのがわかります。
浜辺から少し登ったいくつかある展望台からは、湾全体を一望できる壮大な眺めが広がります。特に早朝の光に包まれる時間帯はおすすめで、静かな水面が金色に輝く光景は息をのむほどの美しさ。
季節ごとに異なる表情を見せるのも魅力で、春は新緑、夏は青空、秋は紅葉、冬は凛とした静寂が旅人を迎えます。
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<浄土が浜の散策路>
浜辺の散策路は整備されており、ゆったり歩きながら自然と一体になるような感覚を味わえます。どこを切り取っても絵になる浄土ヶ浜は、まさに心に焼きつけたい絶景スポットです。
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<浄土ヶ浜の日の出は早いので朝散歩がおすすめ(10月27日撮)>
海の上から眺める感動!遊覧船「うみねこ丸」の旅
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<澄んだ青空で羽ばたくうみねこたち>
浄土ヶ浜マリンハウスから出航する遊覧船「うみねこ丸」は、三陸船が沖に出ると、切り立った白い断崖が目の前に迫り、波が岩肌を洗う音が響きます。
ジオパーク・ジオサイトをガイドと巡る、宮古市の新しい遊覧船で、約30分のクルーズで三陸の雄大な海岸線を間近に感じることができます。
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<2022年から運行されている新造船>
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<とても清潔できれいな船内>
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<うみねこ用のパン>
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<おなかをすかせたうみねこがいっぱい!>
デッキに出れば、潮風とともに舞い降りてくるのが、この船の名にもなっている"うみねこ"たち。人懐っこく船の周りを飛び交い、手渡しでエサを受け取る姿に自然との近さを実感します。
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<太平洋の大海原を駆け抜ける絶景>
海面に映る浄土ヶ浜の白と青のコントラスト、そして移りゆく光のグラデーション。海の上から眺める景色は、まるで動く絵画のようです。
うみねこ丸で見る海の青さや絶景、港で出会う魚たち、どれも写真では伝えきれないほどの迫力があります。"海とともに生きるまち"の鼓動にふれる、そんな旅ができました。
宮古市遊覧船うみねこ丸
- 所在地:岩手県宮古市臨港通1-20 シートピアなあど内
- 電話:0193-62-3350
- 公式サイト:宮古市遊覧船うみねこ丸
三陸の幸を味わう贅沢。浄土ヶ浜パークホテルで過ごす特別なひととき
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<ホテル前景 画像提供:浄土ヶ浜パークホテル>
浄土ヶ浜に行ったら訪れたいおすすめの宿は、海を見下ろす高台に建つ「浄土ヶ浜パークホテル」。窓の向こうに広がるのは、青く輝く三陸の海。どの季節も違った表情を見せてくれます。
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<夕食ビュッフェ 画像提供:浄土ヶ浜パークホテル>
特に印象的なのが、地元の食材をふんだんに使った食事。三陸沖で獲れた新鮮な海の幸、旬の野菜、岩手の地酒が並ぶ夕食は、まさに"味の極楽浄土"。
料理人の丁寧な仕事が光るお料理は、見た目にも華やかで、一品一品に三陸の恵みが詰まっています。
朝食ビュッフェでは、地元の味噌汁や焼き魚、手作り豆腐など、体にやさしい味わいを楽しめます。
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<大浴場 内湯 画像提供:浄土ヶ浜パークホテル>
食後は風呂で海を眺めながらひと息。潮風とともに心もほどけていくような時間が流れます。浄土ヶ浜の美しさを一望しながら過ごすホテルステイは、まさに"癒しの贅沢"そのものでした。
私が行った日はあいにくの曇りでしたが、翌朝はすっきりと晴れ、紅葉と青い空に包まれた清々しい1日を過ごすことができました。
本州最東端の街に昇る朝日を見ることの出来る大浴場です。
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<お部屋の一例 画像提供:浄土ヶ浜パークホテル>
まとめ|浄土ヶ浜で感じる"静けさ"の贈りもの
浄土ヶ浜を歩いていると、ふと自分の呼吸がゆっくりになる瞬間があります。白い岩肌に優しく寄せる波、透明な水面に揺れる光、潮風が運ぶほんのりとした海の香り。
散策で出会う一つひとつの絶景は、雄大さだけでなく、心の奥に"癒し"を与えてくれます。
宮古うみねこ丸の遊覧船では、眺める入り江や奇岩はまるで自然が語りかけてくるようです。そして旅をより豊かにしてくれるのが、浄土ヶ浜パークホテルでの滞在です。
時間ごとに表情を変える海、朝夕の光に染まる景色は言葉を失うほどの美しさ。三陸の幸をふんだんに使った食事は、旅の"ご褒美"です。
静けさと眺望、美味しさが揃うこのホテルは、浄土ヶ浜の魅力を最も贅沢に味わえる場所の一つです。
浄土ヶ浜の静けさは、訪れた人の心に寄り添い、自然と向き合わせ、忘れていた自分のリズムを取り戻させてくれる力があります。
日常から少し離れたいとき、ぜひ浄土ヶ浜を訪ねてみてはいかがでしょうか?
浄土ヶ浜パークホテル
- 所在地:岩手県宮古市日立浜町32-4
- 電話:0193-62-2321
- 公式サイト:浄土ヶ浜パークホテル
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みちたび
- 福岡県在住、旅行会社勤務歴約30年です。現在は、東北地方と九州地方のツアーをコーディネート、ツアーコンダクターとして現地を案内しています。地元の人と一緒に情報発信しています。




























