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横浜市に残る里山「寺家(じけ)ふるさと村」にて自然の良さを体験

<TOP画像:寺家ふるさと村にて収穫された米。>
横浜市青葉区にある里山、寺家町、またその周辺は、60分ほどで都心に出られ、自然豊かな生活を送ることが出来る理想郷かもしれない。小さな里山に豊かな農作物、動植物、陶芸、文化が詰まった寺家は魅力的な居住地としてのポテンシャルを秘めている。
目次
寺家ふるさと村について
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<寺家ふるさと村四季の家、研修室3に掲げられた概要と周辺地図>
横浜市では、「ふるさと村づくり」という政策を行い、良好な田園景観を持つ地域を「横浜ふるさと村」として指定し、景観保全と地域活性化を両立させる取り組みを実施中。
戸塚区の「舞岡ふるさと村」と青葉区の「寺家ふるさと村」が該当する。寺家ふるさと村四季の家は、そのウェルカムセンターであり、里山に住む昆虫や野鳥、小動物の剥製や標本を展示、天然記念物であるミヤコタナゴの飼育展示もしている。
定期的にマルシェも開催され、里山で採れた野菜、米、果実、その加工品などが販売されている。自然観察会や他にも年間を通して色々なイベントを案内してくれるので、先ずは四季の家に立ち寄ることをおすすめする。
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<寺家ふるさと村四季の家の前に広がる田んぼ>
Blue DOOR Coffee
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<里山に佇むスペシャルティコーヒー焙煎店>
寺家ふるさと村を知ったきっかけは、青葉台近辺にて、浅煎りのスペシャルティコーヒーを提供するお店はないかと探していたことに由来する。
初訪問した際は、目の前に広がる田んぼを眺めながら極上のコーヒーを楽しむという、横浜ではなかなか出来ない体験をした。頻繁に通うようになり「コーヒー店の奥には池があるぞ」とか、梨果園が広がっているので「時期がくれば直接販売するのでは?」と周辺を調べるようになったのだ。
Blue DOOR Coffee
- 所在地:横浜市青葉区寺家町360
- 電話:045-961-2410
- 開館時間:月〜金曜 9:00〜17:00、 土・日曜 9:00〜18:00
- 駐車場:無料
- 公式サイト:Blue DOOR
大曽根園の浜なし
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<たわわになっている浜なし>
9月上旬。Blue DOOR Coffeeのならびにある農園にて、梨の現地販売がスタート。早朝から10人ほどの行列ができる。丁寧に育てられ、浜なしというブランドにもなっている梨が美味しくないはずがない。直接生産農家さんから購入出来るというのも素晴らしい。
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<梨果園横の畑ではゴーヤーが栽培されていた>
梨果園に通い出して何回目だったか、隣の畑にて作業をしていた方に、ゴーヤーがたわわに実っているのに感動し、また、オレンジ色に変色し爆発寸前のものもあり、声をかけた。半年前まで沖縄に住んでいたことを伝えると、持って行きなさいと数本ほどいただいた。
ありがたく自宅にてチャンプルーとしていただいたが、都会の田畑でそういった交流が生まれるとは思ってもみなかったため、この地域がより好きになってしまった。
寺家ふるさと村マルシェ
農村、漁村にて豊年祭があるように、寺家でも年間を通して様々なイベントが実施されている。
寺家一帯が展示場となる芸術祭、「寺家回廊」では収穫後の田んぼがインスタレーションにもなり得るし、絵画、陶芸、版画、木工、染織、彫刻などの作品展示、作家さんによるワークショップが行われる。
来年開催については、「寺家回廊」Instagramにて今後発表される。
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<マルシェのゆるキャラ?が出迎えてくれる。手作り感満載。>
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<田んぼ用水路に並ぶのぼり旗>
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<金子ぶどう園にて完熟の太秋柿、キウイ、かぶを購入。>
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<キッチンカー、コマデリの塩豚焼き弁当。寺家の米、野菜使用。>
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<寺家マルシェ案内看板>
今回、寺家ふるさと村マルシェを初体験。寺家にて採れた野菜、果物の販売、寺家食材を使った料理を提供するキッチンカーの出展、似顔絵コーナーなどのんびり楽しめる手作り市。ざっと写真で振り返った。
寺家ふるさと村四季の家
- 所在地:神奈川県横浜市青葉区寺家町414
- 電話:045-962-7414
- 開館時間:9:00〜17:00
- 休館日:火曜(祝日の場合、その翌日)、8/13〜8/15、12/27〜1/5
- 駐車場:無料
- 公式サイト:寺家ふるさと村四季の家
寺家ふるさと村マルシェ
- 日時:2025年12月2日(火) 10:30〜14:30 (次回開催)
- 場所:寺家ふるさと村四季の家
- Instagram:寺家ふるさと村マルシェ
まとめ
一極集中課題がなかなか解決しない首都圏では、コロナ蔓延後もリモートワークを採用する企業が増えて来た。週に2日ほど在宅ワークで、3日は出社してくださいという企業が多いかと思う。
一方、人口減少が課題である地方自治体では都心部からの移住に積極的だ。働き盛りの子育て世代にとって、コンクリートで埋め尽くされた都心部の高層マンションでの生活は利便性はあっても、子供は自然豊かなところで育てたいという欲求も強いのではないだろうか?
とはいえ、都心部のビジネスライフは捨てがたい。観光での訪問から定住をお薦めしたいところ。
寺家の魅力は、マルシェに凝縮されているので、ぜひ一度行って、ハマってほしい。浜だけに。
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リトルマスタ
- 音楽アーティストとしての活動の一方、レコード会社A&R⇒音楽ライター⇒インディーレーベル主催⇒CSTV番組プロデューサー⇒キャリア公式携帯サイト運営⇒お笑いコンテンツマーケティング企画⇒行政観光振興事業プロデューサー⇒ドローンショー運営と渡り歩く。
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