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西沢渓谷に行くなら笛吹川沿いの山県館(やまがたかん)がおすすめ!【山梨市】

山梨県山梨市の西沢渓谷に出かけました。
「どこかおすすめの宿はありますか?」と尋ねたところ「川浦温泉の山県館(やまがたかん)」が良いでしょう。」と薦められ、決めました。
この記事ではその山県館がどんな宿だったのか、実際泊まってみた感想を交えお伝えします。
目次
山県館はどんな旅館?
春の新緑、秋の紅葉と、四季の趣を色濃く表す「笛吹川」の上流に位置する、自然豊かな宿です。
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「信玄公の隠し湯」として戦国時代以来、約500年の歴史を持ち、多くの人々に親しまれてきました。
渓谷に望む宿からは甲斐の山々を望み、品格ある純和風造りの施設で旅人をお迎えします。
湧出する湯量は毎分1,250リットル。源泉かけ流しのお湯は肌に優しくリラックス効果を高めます。
川のせせらぎを聴きながら浸かる岩の露天風呂は私たちを最高の気分にしてくれるでしょう。
山県館の味は「ふる里の味」。採れたての山菜や川魚、甲斐牛、あわびの煮貝等々を使い、温かく心を込めたお料理で旅人をもてなします。
一番の魅力はお湯の良さ!
山県館一番の魅力はなんといってもお湯の良さでしょう。
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<信玄公岩風呂「笛吹渓流雅之湯」>※お宿の許可をとって撮影しております。
山県館には2種類の源泉があります。
ひとつは鎌倉時代に発見され、信玄公の命により開発された「川浦之湯」。
源泉42度、毎分530リットル湧出の高アルカリ性単純高温泉です。
もうひとつは平成2年に発掘された「雷沢之湯」。
源泉40度、毎分720リットル湧出の高アルカリ性単純中温泉です。
二つ合わせて毎分1,250リットル(ドラム缶6本半)湧出。
保健上もっとも理想とする稀に見る泉質と湯量に恵まれているのだそうです。
加熱循環をいっさいせず、シャワーの湯までも源泉かけ流しです。
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ある時、マイナスイオンを測定したところ、160~170万個であることがわかったそうです。
一般的な地上(街なか等)にあるマイナスイオンは約2000個、森林や滝でも1万個程度と言われているので、ここの源泉の数値の高さがわかります。
日本にある温泉の10本指に入ると言われている数値で、療養に適した温泉とも紹介されているそうです。
実際浸かってみて"お湯の新鮮さ"を感じました。生まれたてのピュアなお湯という印象です。
またアルカリ性のため、クセがなくさらさらと肌に優しい。
温度も熱すぎずちょうどよく、長く浸かっていられました。
山県館へのアクセス
●JR山梨市駅よりお越しの場合
→山梨市営バス(西沢渓谷、天科、新地平行)に乗り 約45分 / 【川浦温泉前(山県館)】下車 徒歩2分
●JR塩山駅よりお越しの場合
→塩山駅より無料送迎バスあり
【お迎え】塩山駅北口 14:10発、15:10発、16:10発
【送り】山県館 10:00発
送迎バスはお電話での受付のみとなります。
席に限りがありますので直接空席照会のご連絡ください。(電話:0553-39-2111)
●その他
→JR塩山駅北口よりタクシーにて約20分
ロビーはこんな感じ
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<居心地の良さそうなカフェラウンジ>
泊まった部屋
泊まったのは10畳のお部屋。開放的でゆったり快適に時間を過ごすことができました。
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お風呂
男女別入れ替え制のお風呂(それぞれに露天風呂あり)と、館から約50mエレベーターで下り、笛吹川のそばで湯に浸かる信玄公岩風呂「笛吹渓流雅之湯」は最高に気持ちよかったです。
その他のお風呂は公式サイトでご確認ください。
山県館の夕食・朝食
夕食、朝食とも食事会場でいただきました。
先ずは夕食をご覧ください。
エリンギと蕪のマリネ、秋刀魚のみぞれ煮、栗チーズ紅葉、いちょう柿寄せ、木ノ子福草焼、もち柿
清汁仕立て(鰯つみれ、卵麺、紅葉かまぼこ、三つ葉、柚子)
富士渓流 山女魚岩塩焼
二色胡麻豆腐、焼き茄子、蟹棒肉、銀餡
このしろ三色絹田巻、黄味酢ヨーグルト、長芋山葵漬け
牛すき焼き
秋の季節を感じさせるメニューでした。
中でも、甲州牛のすき焼きのお肉がとても柔らかくジューシーで、口に入れたとたん溶けていくようで絶品でした。
また山女の塩焼きも身が大きくふっくらとして食べ応えがありました。
※メニューは季節により変わります。
続いて朝食。
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滋味あふれる、体に優しいおかずがたっぷりの品揃えで供され、どれから食べようか目移りするほどでした。
味噌汁は野菜たっぷり。鍋で供されるので熱々を食べることができました。
ごはんは白飯か、温泉でつくったお粥を選べます。
温泉と食事で外から中から健康になった気分でした。
実際泊まってみた感想
山県館は、歴史と風格のある落ちついた名旅館でした。
立地も笛吹川沿いに建ち、自然に恵まれ、ゆったりと心地よい時間を過ごすことができました。
食事も美味しかったですが、やはりこの旅館の一番の魅力は"お風呂"だと思いました。
シャワーから出るお湯まで源泉かけ流しで、湧きたてほやほやのフレッシュなお湯は肌を優しく包みこみ、熱すぎずちょうどよい温度でした。私は1時間ほども浸かり、夜と朝で計4回も入りに行きました。
3種類のお風呂をすべて楽しみましたが、やはり信玄岩風呂「笛吹渓流雅之湯」がいちばん良かったです。
※お風呂は日帰り風呂としても入れるそうです(詳しくは山県館にご確認ください)
※信玄岩風呂「笛吹渓流雅之湯」は基本的には混浴ですが、女性専用の時間帯もあります。
また旅館のスタッフの方々がフレンドリーで親しみやすかったです。
高級旅館の気取りもなく気さくで且つきびきびとフットワークが良かったと思います。
西沢渓谷で森林セラピーを体験し、湯量豊富な温泉に浸かり、体に優しい地元の食ですっかり癒され、こころとからだの洗濯ができた滞在でした。
こんな豊かな自然と時間を、首都圏から比較的近い場所で味わえるなんて驚きです。
あなたもぜひ癒されに訪れてみてください。
山県館の基本情報
- 〒404-0201 山梨県山梨市三富川浦1140
- 川浦温泉 源泉かけ流し100%の宿 山県館
- TEL.0553-39-2111 / FAX.0553-39-2114
- 公式サイト
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























