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【ギリシャ】アテネから日帰りで行けるアルゴリス地方!ミケーネ・エピダウロス・ナフプリオ徹底ガイド

これから冬季シーズンに入るギリシャ。エーゲ海の島々は10月中旬から復活祭(移動祝日でだいたい4月頃)前までシーズンオフに入り、ほとんどのホテルや店が閉まります。
冬のギリシャ旅行で、閑散とした島に行くべきかどうか、迷っていませんか?
ギリシャに行ってアテネに2〜3日滞在するならば、パルテノン神殿やアクロポリス博物館だけを見て満足するのはもったいない!1日あいたフリータイムに、アテネ以外の、どこか郊外にも行きたいと思っていませんか。
エーゲ海1日クルーズやデルフィなどの選択肢もありますが、今回は、アテネから車でわずか2〜3時間ほど、古代ギリシャの魅力がぎゅっと詰まったペロポネソス半島の「アルゴリス地方」をご紹介します。
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<散策も楽しいナフプリオの街並み >
イタリアの東、アテネの西側にあるペロポネソス半島は、オリンピック発祥の地のオリンピアなど、自然・歴史・文化すべてが詰まったおすすめの地域です。歴史の教科書にあったペロポネソス戦争という言葉を思い出す人もいるのでは?
その半島の中でもアテネからほど近いアルゴリス地方には、ホメロスの叙事詩に登場する伝説の都市ミケーネ、驚異的な音響効果を持つ古代劇場のあるエピダウロス、そして美しい港町ナフプリオがあり、これらを1日で巡ることができるんです。
ミケーネとエピダウロスは、世界遺産にも指定されているので歴史マニアも大満足、ナフプリオはフォトジェニックなので、写真好きにもおすすめです。
今回は、アテネ発日帰りアルゴリス観光の完全ガイドをお届けします。
目次
ナフプリオ:ギリシャの旧首都だった美しい港町で散策、ランチやカフェタイム
アルゴリス地方はギリシャ神話と歴史が息づく土地
アルゴリス地方は、ペロポネソス半島の北東部にあり、古代ギリシャ時代から重要な役割を果たしてきた、神話と歴史が交錯する魅力的なエリア。
紀元前1600年頃から栄えたミケーネ文明の中心地で、トロイア戦争の総大将アガメムノン王の故郷としても知られています。また、医学の神様アスクレピオスがまつられた癒しの聖地エピダウロスや、ヴェネツィア時代の面影を残す美しいナフプリオなど、さまざまな時代の遺産が残されています。
アテネからのアクセスも良く、日帰り観光に最適なこの地域は、ギリシャ旅行をより深く、より豊かにしてくれること間違いなしです。
ミケーネ遺跡:3000年前の王国へタイムスリップ
ミケーネの歴史:神話と現実が交わる場所
ミケーネは、今から3000年以上も前、紀元前1600年から1100年頃に栄えたミケーネ文明の中心都市。この文明は、クレタ島のミノア文明に続き、青銅器時代のエーゲ海世界を支配しました。
ドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンが、ファンタジーだと思われていたホメロスの叙事詩『イリアス』に登場するトロイア戦争の総大将アガメムノン王や、「黄金に富むミケーネ」の実在を信じ、私財をつぎこんで発掘調査を開始。1876年、ついに黄金のマスクや豪華な副葬品を発見したことで、文明が実在したことが証明され、世界的に有名になりました。
シュリーマンがミケーネ王「アガメムノンの黄金マスク」と名付けたお宝(実際にはアガメムノンより古いものでしたが)は、現在アテネの国立考古学博物館に展示されています。「古代への情熱」という彼の自伝にも色々裏話が記されていますので、ぜひ読んでみてください。
ミケーネの見どころ
1. 獅子門(Lion Gate)
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<当時の支配層の権力を彷彿とさせる獅子門>
ミケーネ遺跡の入口を飾る獅子門(Lion Gate)は、紀元前13世紀頃に建造されたといわれる記念碑的彫刻。ミケーネの王家の象徴、2頭のライオンが柱を守る姿は、3000年以上経った今でもパワーを感じますね。巨大な石を組み合わせた「巨石建築」の精緻な技術は驚きです。
2. 円形墳墓群(Circle A)
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<ここから黄金のマスクが発掘された>
獅子門をくぐってすぐ右手にあるのが、王族の墓とされる円形墳墓群(Circle A)。シュリーマンがあの有名な黄金のマスクを発見したのがこの場所です。
6つの墓から、19体の遺体と豪華な副葬品が出土しました。副葬品の多くはアテネの考古学博物館にありますが、それを見ると王族の権威と豊かさが分かります。
3. 王宮跡
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<この平原風景は、今も昔もあまり変わっていないのかもしれない>
丘の上部にある王宮跡からは、広大なアルゴリス平原を一望できます。ここがかつて権力の中心だったことを実感できる眺めです。ここからなら、敵が攻めてきてもすぐに発見できますね。
メガロン(大広間)の跡や貯蔵室など、あまり形は残っていませんが、当時の様子を想像してワクワクします。
4. アトレウスの宝庫(Treasury of Atreus)
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<入口の石梁は120トンもあるとか!>
遺跡から少し離れた場所にある、紀元前13世紀頃の壮大な墳墓。ツアーだったので見逃さずに済みましたが、個人の場合は見逃し注意!メインの遺跡から徒歩で10分以内です。
トロイ戦争の時、ギリシャ連合軍の総大将を務めたアトレウスの息子「ミケーネ王アガメムノン」の墓だったという説もありますが・・・王族または支配者層の埋葬施設だったと考えられています。
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<中から見る曲線の石積みも見事>
「トロス墓」と呼ばれる蜂の巣型の構造で、高さ13.5メートルのドーム空間は圧巻。3000年以上たっても崩れない石積みの精緻さと堅牢さ・・・当時の建築技術の高さにびっくり。遺跡の入場券で入れます。
5. 博物館
遺跡の近くにある小さな博物館には、発掘された陶器、武器、装飾品などを展示。ミケーネ文明の日常生活や芸術性を理解するのに役立ちます。黄金のマスクのレプリカが展示されていましたが、本物の多くはアテネの国立考古学博物館に展示されています。
ミケーネ
- 所在地:Mykines 212 00 ギリシャ
- 入場料: 20ユーロ (上記遺跡共通)
- 公式サイト:アトレウスの宝庫
エピダウロス:古代の癒しと驚異の劇場
エピダウロスの歴史:医学の神の聖地
エピダウロスは、医神アスクレピオスを祀る古代ギリシャ最大の癒しの聖地でした。紀元前6世紀から紀元後4世紀まで、病気や怪我を治すために、ギリシャ中から人々がこぞってここを訪れました。
古代の「病院」とも言えるこの場所では、神殿での祈り、薬草治療、水浴療法、そして演劇鑑賞などを通じた心身の治療が行われていました。特に、患者が神殿で眠り、夢の中でアスクレピオスから治療法のお告げを授かるという「聖なる眠り」の儀式が有名です。
アスクレピオスの聖地は古代地中海世界に多数ありましたが、エピダウロスは最も重要な中心地でした。アテネのアクロポリスの丘にもアスクレピオスの神域があります。
エピダウロスの最大の見どころは、音響効果抜群の古代劇場
1. 古代劇場
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<完璧な対称性と調和を持って設計されている古代劇場>
エピダウロスの最大の見どころは、この古代劇場です。紀元前4世紀にポリクレイトスによって設計されたこの劇場は、古代ギリシャの劇場の中で最も保存状態が良く、美しいとされています。
14,000人を収容できる55段の観客席。そして特筆すべきは、その音響効果。オーケストラ(舞台中央の円形部分)で小さな声で話したり、手をたたいたりすると、最上段の席まではっきりと聞こえるんです。
これは偶然ではなく、座席の角度、材質、そして観客席の形状が生み出す計算された効果なのだとか。ぜひ舞台に立って、友人や家族に最上段まで登ってもらい、小さい音が聞こえるか実験してみてください。古代の建築技術の素晴らしさを体験できますよ。
現在でも夏にはこの古代劇場で「エピダウロス・フェスティバル」が開催され、古代ギリシャ劇やコンサートを楽しむことができます。まさに、ギリシャならではの特権ですね。
機会があれば、エウリピデスの「王女メディア」やソポクレスの「オイディプス王」などのギリシャ悲劇の公演を、当時と同じ環境で、歴史ある舞台での観るのも素晴らしい体験です。
遺跡の近くにある博物館では、聖域から出土した彫刻、碑文、医療器具などが展示されています。特に、トロスの装飾部分の復元模型は見応えがあります。
2. アスクレピオスの聖域
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<医療から娯楽まで、まるで古代の健康ランド>
劇場を見たあとは、アスクレピオスの聖域へ。劇場から少し歩いた場所に、アスクレピオス神殿の遺跡があり、ここが癒しの中心地で、神殿の基礎や柱の一部が残っています。
周辺には、患者が治療を受けるための宿泊施設、競技場、体育館、浴場などの遺構が広がっていて、古代の医療複合施設の規模の大きさにびっくりです。まさに、医療から娯楽、スポーツや芸術を使ったヒーリングなど、古代の健康ランドですね。
神殿近くにあった謎の円形建築物トロスの跡には、現在は基礎部分しか残っていませんが、かつては美しい装飾が施された建物でした。宗教儀式に使われたと考えられていますが、正確な用途は今も謎に包まれています。
エピダウロスの劇場
- 所在地:Επίδαυρος 210 52 ギリシャ
- 入場料: 20ユーロ(劇場・聖域、博物館込)
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チケット購入サイト:アスクレピオスの聖域
ナフプリオ:ギリシャの旧首都だった美しい港町で散策、ランチやカフェタイム
ナフプリオの歴史:多文化が織りなす美しい町
ナフプリオは、ギリシャ独立戦争後の1829年から1834年まで、近代ギリシャの最初の首都だった歴史ある港町です。
古代から港として栄えたこの町は、中世にはビザンツ、フランク、ヴェネツィア、オスマン帝国など、さまざまな勢力に支配されました。
特に、15世紀から18世紀にかけてヴェネツィア共和国の支配下にあった時代の影響が色濃く残っており、石畳の路地、優雅な広場、ヴェネツィア様式の建築物がエキゾチックで素敵。旧市街をぶらぶら歩くだけで楽しいです。
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<「ギリシャで最も美しい港町」と称されることもあるナフプリオ)>
迷路のような狭い石畳の路地を歩けば、カラフルなブーゲンビリアやゼラニウムが咲く家々、パステルカラーのネオクラシック様式の家々、洗練されたブティック、アートギャラリー、伝統的なギリシャの雑貨店やタベルナ(食堂)などに出会えます。
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<夏に来る場合は、エメラルド色に輝く海で海水浴もおすすめ>
ナフプリオの見どころ
1. パラミディ要塞
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<標高216メートルの丘の上に堂々とたたずむパラミディ要塞>
町を見下ろす丘の上にそびえる、巨大な要塞。18世紀初頭、ヴェネツィア人によって建設されましたが、その後オスマン帝国に占領されました。要塞内は広く複雑な構造。
1821年から始まったギリシャ独立戦争時に、コロコトロニ将軍率いるギリシャ軍と、ギリシャを占領支配していたトルコ軍が衝突し、戦場となった場所です。
頂上まで1000段近い階段を登る必要がありますが、そこから見る景色は絶景!ナフプリオの町、ブルジ島が浮かぶアルゴリス湾、そして周囲の山々を一望できます。
体力に自信がない方は、車で要塞の入口まで行くこともできます。夕暮れ時に訪れると、夕日に染まる町と海の美しさに見とれます。
2. ブルジ要塞
<アクロナフプリアから眺めるブルジ要塞>
港の小島に建つ小さな要塞です。15世紀にヴェネツィア人が建設し、後にオスマン帝国が強化しました。かつては牢獄や処刑場としても使われた歴史があります。現在は本土からボートでアクセスできます。
3. シンタグマ広場(憲法広場)
アテネにもシンタグマ広場がありますが、ナフプリオにも。旧市街の中心にある美しい広場です。カフェやレストランに囲まれ、地元の人々と観光客で賑わっています。広場に面して、かつての最初のギリシャ議会の建物は、現在は博物館。
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<のんびりとした雰囲気の広場は地元民にとっても憩いの場>
ここでギリシャコーヒーやフラッペ(アイスコーヒー)を飲みながら、ゆっくり時間を過ごすのも良いですね。
4. 港沿いのプロムナード
港の海沿いには美しい遊歩道(Arvanitias通り)があり、カフェやレストランが並んでいます。夕方には地元の人々が散歩を楽しみ、漁船が戻ってくる様子を眺めることができます。ここでシーフードを食べながら海を眺めたり、カフェでまったり過ごすのも、ナフプリオの至福の楽しみ方です。
5. アクロナフプリア(Akronafplia)と時計台
街と海を隔てる岩壁に沿って伸びるルート。ヴェネツィア時代の城壁跡や、緑豊かな散策路がある静かなスポット。時計台からは街と海が一望でき、パラミディ要塞にまで行く時間がない場合にもおすすめ。
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<ツアーだとパラミディ要塞までのぼる時間がないけれど、ここも素敵>
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<海水浴もできる、街と反対側の海の美しさには言葉を失うほど>
ナフプリオ
ナフプリオのおすすめレストラン
ナフプリオは素敵なカフェやレストランが一杯。
路地裏も良いけれど、天気の良い日は、開放的な海沿いが人気です。
I Folia(The Nest)
海を見ながら食事ができるタベルナで、シーフードも肉料理も対応。特に、シーフードオルゾ(米型パスタ)、ムール貝のサガナキなどがおすすめ。
I Folia(The Nest)
- 所在地:Boumpoulinas 61, Nafplio 211 00 ギリシャ
- 電話:+302752028010
Noa Verde Nafplio
海が見えるカフェ。朝から開いているので早めのブランチから、夜のバーとしても使えて便利。
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<海風も気持ち良い外席でギリシャのアイスコーヒー、フラッペを>
Noa Verde Nafplio
- 所在地:Boumpoulinas 3, Nafplio 211 00 ギリシャ
- 電話:+302752028010
アテネからアルゴリス地方へのアクセス方法
アルゴリス地方への日帰り旅行には、いくつかの方法があります。予算、自由度、運転の好みに応じて選びましょう。
1. レンタカー
- メリット: 自分のペースで観光でき、3つの場所を効率よく回れる。ナフプリオで遅くまで滞在することも可能。途中で気になる景色があれば止まることもできる。
- デメリット: 1日中運転が必要。ギリシャの車は左ハンドル、右側通行、悪路も多く、荒い運転マナーに慣れる必要があり。
アクセス
- アテネからミケーネまで:約2時間(120km)
- ミケーネからエピダウロスまで:約40分(40km)
- エピダウロスからナフプリオまで:約30分(30km)
- ナフプリオからアテネまで:約2時間(140km)
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<スピードの出しすぎに注意!>
- ルート: アテネからコリントス経由で国道E94号線、その後A7高速道路
- 費用: レンタカー、ガソリン代、高速道路料合計で100〜140ユーロ程度(保険はフルカバレッジ推奨)
- レンタカー比較サイト:Rentalcars.com(各社比較に便利)
2. 日帰りツアー(約10時間)
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<途中のトイレ休憩でよるコリントス運河も見逃せない>
- メリット: 運転不要、ガイドの説明付き、効率的なルートで回れる。安い。
- デメリット: 自由度が低い、各所での滞在時間が短い、グループ行動が必要。
- 費用: 30〜60ユーロ程度(ランチ付きのツアーもあり)
アテネ市内の多くの旅行会社や、オンラインでツアー予約が可能です。英語ガイド付きのツアーが一般的です。メトロのハランドリ駅集合のツアーは、送迎のロス時間が少なくておすすめです。
- 日帰りツアーサイト:GetYourGuide
3. 公共長距離バス(KTEL)
安いですが、本数も少なく時間のロスが多いので、日帰りの場合はおすすめしません。
- メリット: 最も経済的。地元の雰囲気を味わえる。
- デメリット: 時間がかかる、3箇所を1日で回るのは困難、バスの本数が限られている。
アクセス
- アテネのKifisouバスターミナルからナフプリオ行きのバスが1日数本運行
- 所要時間:約2.5時間
- 料金:ナフプリオまで片道約15ユーロ
- 公式サイト:公共長距離バス(KTEL)Argolidas
公共長距離バス利用の場合は、ナフプリオに1〜2泊することを強くおすすめします。ナフプリオを拠点に、ミケーネとエピダウロスへ日帰りツアーまたはタクシーで行く方が効率的です。
4. プライベートツアー
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<可愛らしいお店が多いナフプリオの街並み>
- メリット: 運転不要、自由度が高い、快適。
- デメリット: 最も高額。
費用: 1日400ユーロ程度。 ホテルのコンシェルジュや、オンラインで予約できる個人ツアーサービスを利用できます。
【モデルスケジュール】
- 7:00 アテネ出発(早朝出発がおすすめ)コリントス運河で休憩
- 9:00 ミケーネ遺跡到着、観光(2.5時間)
- 11:30 エピダウロスへ移動
- 12:15 エピダウロス到着、観光(2時間)
- 14:15 ナフプリオへ移動
- 14:45 ナフプリオ到着、ランチ
- 16:00 旧市街散策、カフェタイム
- 18:00 ナフプリオ出発(または夕食後に出発)
- 20:00 アテネ到着
夏の時期は日が長いので、ナフプリオでの滞在時間を長めにとって、ショッピングや夕暮れ時の美しい雰囲気を楽しむのもおすすめです。
旅行の持ち物と注意点
持っていくべきもの
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<遺跡は日陰や売店がほとんどないので、熱中症に注意>
- 歩きやすい靴: 遺跡は石畳や階段が多く、ナフプリオも石畳の道が多い。
- 帽子と日焼け止め: 夏の日差しは強烈。春や秋でも紫外線は強い。
- 水: 特に夏は脱水症状に注意。遺跡内に売店は少ない。
- 軽食: 移動中の小腹満たしに。
- カメラや携帯、充電器: 写真映えするスポットばかりなので、バッテリー切れに注意。
- 羽織もの: 夏でも朝晩は涼しいことがあります。冷房対策にも。
ベストシーズン
- 春(4〜5月): 温暖で花が咲き、観光に最適
- 秋(9〜10月): 夏ほど暑くなく、観光客も少なめ
- 夏(6〜8月): 暑いですが、エピダウロス・フェスティバルが開催されます
- 冬(11〜3月): 寒く、営業時間も短縮されますが、観光客が少なく静か
注意点
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<エピダウロスの小さな博物館内の展示>
- 営業時間: 遺跡の営業時間は季節によって変わるので、事前に確認。
- 一部の博物館は月曜休館の場合があり、祝日は営業時間が変更になることがあります。
- 現金: 小さな店や遺跡の売店ではカードが使えないことがあるので、現金も持参。
- レストラン: ナフプリオの人気レストランは事前予約がおすすめ。(特に夏のシーズン)
まとめ
アテネから日帰りで行けるアルゴリス地方は、バラエティーに富み、ギリシャ旅行をより深く、豊かにしてくれる魅力的なエリアです。
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<ブーゲンビリアに誘われてそぞろ歩き>
ミケーネでは、3000年前の王国の栄華と、ホメロスの叙事詩に登場する伝説の世界に触れ、エピダウロスでは、古代ギリシャ人のヒーリングシステムと古代劇場に感嘆!そしてナフプリオでは、ヴェネツィア時代の優雅な雰囲気の中で、美味しいギリシャ料理とエーゲ海の美しさを堪能できます。
石畳の路地を歩き、海を眺めながらギリシャコーヒーを飲む時間は、きっと旅の最高の思い出になるでしょう。
ぜひアルゴリス地方まで足を延ばして、アテネや島とは一味違ったギリシャの奥深い魅力を発見してください。
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サラサ
- ギリシャ人と国際結婚後、2000年からアテネに移住。趣味は旅行と食べ歩き。フリーランスでウェディングコーディネーター、通訳アテンド、折紙講師、ライターなどをしています。サントリーニウェディングの「グリークメモリー」運営、著書「太陽とエーゲ海に惹かれて きらめきの国ギリシャへ」(イカロス出版)




























