
公開日:
最終更新日:
ケアンズは鳥の楽園!動物園に行かなくても出会える身近な野鳥たち|オーストラリア

オーストラリア北部にあるケアンズは、言わずと知れたトロピカルな観光都市。熱帯雨林とグレートバリアリーフという二つの世界自然遺産を有する街として有名ですが、実はもうひとつ忘れてはいけない魅力があります。それは「野鳥たち」。
ケアンズに滞在した人なら誰もが経験するのですが、早朝は目覚まし時計がなくても自然に目が覚めてしまうほど、鳥たちの鳴き声が響き渡ります。ケアンズの朝は、まさに野鳥の大合唱!日本の都会ではなかなか聞けないようなカラフルで力強い鳴き声に包まれて、一日の始まりを迎えることができるんです。
しかも、それらの鳥たちは動物園に行かなくても、街中や庭先、公園や飲食店のそばなど、日常のあちこちで出会うことができます。ここでは、ケアンズで出会える代表的な野鳥をご紹介しましょう。
目次
ゴシキセイガイインコ
まずご紹介するのが、ゴシキセイガイインコ。その名のとおり、赤・青・緑・黄と鮮やかな色合いが特徴的なインコで、オーストラリア東部を代表する鳥です。
![]()
日本ではペットとしても人気が高いこのインコですが、ケアンズではごく普通に街中を飛び回っています。特に花の蜜が大好きなので、庭先の花木や街路樹で群れをなしている姿を見ることができます。
とても人懐っこく、大胆に人の近くまで寄ってくることもあるので、旅行者にとっては「動物園以上に間近で楽しめる鳥」といえるでしょう。
キバタン
次にご紹介するのは、キバタン。日本ではオウムと呼ばれることが多い、大型の真っ白な鳥です。頭の黄色い冠を立てる姿はとても迫力があり、鳴き声もまた独特。
![]()
ケアンズの街を歩いていると、大きな木に何十羽もびっしりととまっている光景に出会うことがあります。その存在感は圧倒的!時には民家の庭やホテルのバルコニーにもやってきます。観光客のパンやお菓子を狙って近づくこともあるので、油断できません(笑)。
ヨコフリオウギビタキ
次は、ちょっと小柄でかわいらしい鳥、ヨコフリオウギビタキ。黒い体に白いお腹、そして扇のように広がる尾羽を左右に振る仕草がとても印象的です。
![]()
この鳥はとてもフレンドリー。庭で落ち葉を掃いたり芝刈りをしていると、虫がいないかと人間のすぐそばまで寄ってくることがあります。臆病さを感じさせず、むしろ「一緒に虫探しをしている仲間」のような雰囲気。地元の人々にとっても親しみ深い鳥です。
ワライカワセミ
オーストラリアといえばこの鳥!ワライカワセミです。大きなくちばしを持つカワセミの仲間で、その名のとおり「人が笑っているような鳴き声」を響かせるユニークな鳥。
![]()
ケアンズでは、庭の塀や電線の上にとまっている姿をよく見かけます。レストランの屋外席に集まってきて、人が食べ残したものを狙うことも。観光客にとってはユーモラスで愛らしい存在ですが、地元の人にとっては油断ならない鳥でもあります(笑)。
ケアンズで見られない意外な鳥
ケアンズでは、日本であれほど身近な「カラス」をほとんど見かけません。日本では都会の街角でもよく見かける鳥ですが...カラスよりもずっと多くのインコやオウム、カワセミに囲まれて生活しています。
旅行者にとっては、こうした「日本では普通、でもケアンズでは珍しい」というギャップも楽しい発見になるかと思います。
このようにケアンズは、街中にいながら動物園さながらの野鳥たちに出会える「鳥の楽園」です。
早朝の大合唱で目覚め、街を歩けば鮮やかなインコや堂々としたオウム、小さな扇を振るヨコフリオウギビタキ、そして豪快に笑うワライカワセミ。どの鳥も日本ではなかなか見られないものばかりで、旅行の思い出に一層の彩りを添えてくれます。
ケアンズを訪れる際は、ぜひカメラを片手に街を散策してみてくださいね。
ケアンズ市内(Cairns City)
- 所在地:Cairns City QLD 4870 Australia
- 電話:+61 7 4046 4444(ケアンズ観光案内所)
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:無し
- 料金:無料
- 公式サイト:Cairns Regional Council
関連記事
Rankingオーストラリア記事ランキング
-

キャノン美佳
- オーストラリア在住。AUのナチュラルコスメやスーパーフードにはまり、ウェブショップ「おうちスパ」を運営。素敵なケアンズ情報をお届けします。




























