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12回目の尾瀬は「尾瀬が初めて」の同僚を案内(群馬・福島・新潟)

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
12回目の尾瀬。今年4回目の尾瀬は同僚を連れて『遥かな尾瀬』気分に浸っていただこうと思い、計画して行ってきました。やはり尾瀬の魅力は非日常の世界がそこにあること。同僚から尾瀬に行きたいと言われて2年が経ってしまいましたが、尾瀬を満喫してくれたと思います。また来年も行きたいと言ってくれたら良いなぁ~。
目次
- 今回の行程
- 【2025年9月6日】鳩待峠から山ノ鼻へ下り尾瀬ヶ原を縦断して見晴へ
- 【2025年9月7日】見晴を起点に尾瀬沼(沼尻)を往復、そして三条ノ滝を往復
- 【2025年9月8日】見晴からヨッピ橋を経由し、尾瀬ヶ原を斜めに縦断して鳩待峠へ
- 鳩待峠にできた新しい施設
- 尾瀬で見ることができた高山植物
- 尾瀬へ行く方へのアドバイス
今回の行程
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【1日目】2025年9月6日
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●行程:鳩待峠から山ノ鼻へ下り尾瀬ヶ原を縦断して見晴へ
●距離:9.3km
●時間:2時間50分(休憩なしの標準・無冠雪期)
●天候:快晴
●宿泊:桧枝岐小屋(見晴)
【2日目】2025年9月7日
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●行程:見晴を起点に尾瀬沼(沼尻)を往復、そして三条ノ滝を往復
●距離:尾瀬沼(沼尻)への往復が10km、三条ノ滝への往復が7km
●時間:尾瀬沼(沼尻)への往復が4時間20分、三条ノ滝への往復が4時間
●天候:晴れのち曇り
●宿泊:桧枝岐小屋(見晴)
【3日目】2025年9月8日
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●行程:見晴からヨッピ橋を経由し、尾瀬ヶ原を斜めに縦断して鳩待峠へ
●距離:10.5km
●時間:4時間05分
●天候:曇り
【2025年9月6日】鳩待峠から山ノ鼻へ下り尾瀬ヶ原を縦断して見晴へ
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戸倉第一駐車場に車を停め、シャトルバスを利用して鳩待峠へ。
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鳩待峠(標高1,591m)から山ノ鼻まで下ります。
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木道の取替え工事が進んでいました。
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ミズバショウの群生地のテンマ沢にはトリカブトの花が見ごろを迎えていました。
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原の川上橋から牛首に向かってすぐのところの木道が今年の大雪で破損したため、木道の取替え工事をやっていました。
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尾瀬ヶ原に出ました。正面に燧ヶ岳(標高2,356m)、後方に至仏山(標高2,228m)が見渡せるこの光景が大好きです。
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池塘(ちとう)に浮かぶヒツジグサの葉も絵になります。
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逆さ燧ポイントです。ここまで無風だったのですが、少し風が出てさざ波が立っていました。
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しかし、少し待っていると風が収まり、逆さ燧を見ることができました。
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牛首分岐です。尾瀬が混んでいるのは5月・6月のミズバショウの時期。それ以外の時期はすいています。尾瀬を独り占めしたような気分です。
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尾瀬のイメージ写真で撮影されるのはここ下の大堀川のミズバショウ群生地です。ミズバショウが終わると草が伸び、イメージと全然違った風景になります。
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竜宮十字路と龍宮小屋です。
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見晴手前の木道はこれまで一番状態が悪かったのですが、綺麗に取替えられていました。
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我々の定宿・桧枝岐小屋に到着しました。
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桧枝岐小屋の夕食です。これに蕎麦と御飯が付きます。
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夕食後、外に出ると夕焼けが綺麗に見えました。
【2025年9月7日】見晴を起点に尾瀬沼(沼尻)を往復、そして三条ノ滝を往復
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おはようございます。山小屋の消灯は21時なのでどうしても朝早く起きてしまいます。朝日を浴びた至仏山とガスがかかった尾瀬ヶ原。幻想的な光景を見ることができました。
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桧枝岐小屋の朝食です。温かい御飯を食べられるのは山小屋に泊まってこそです。
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まだ尾瀬ヶ原にはガスがかかっていますね。
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連泊なので不要な荷物は山小屋に置いて身軽に出発!午前中は尾瀬沼(沼尻)を目指します。朝の森林浴です。
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見晴から尾瀬沼までは、途中の白砂峠までだらだらとした登り坂。峠を越えて少し下ると白砂湿原に到着です。
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尾瀬沼(沼尻)に到着。山小屋でお湯をもらってきたのでしばしお茶タイムです。
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見晴に戻ってきました。桧枝岐小屋では昼食や軽食も利用できます。焼き肉定食(1,500円)をいただきました。桧枝岐小屋の食事はランチも定評があります。
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午後からは三条ノ滝を往復します。この時期の草は人の高さまであります。ツキノワグマと出会うと危険なので熊鈴を鳴らしながら進みます。熊対策として木道付近の草は刈り取っています。
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ちょっとスリルがある階段や鎖場を下ります。
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平滑ノ滝(ひらなめのたき)です。一応、展望台になっていますが、木々が邪魔で全景を見ることができません。
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平滑ノ滝から三条ノ滝まではアップダウンと足元が泥沼のような道を進みます。新品の登山靴を履いてくると悲惨なことになります。
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三条ノ滝が近づくとゴゴゴーと轟音が聞こえてきます。展望台の手前で滝つぼが見えるビューポイントがあります。
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三条ノ滝の手前は階段とグラグラの通路を進みます。滑落に注意が必要です。
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展望台への最後の階段です。これまでは垂直の梯子だったのですが、昨年階段に架け替えられていました。
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三条ノ滝です。この時期は水量は少ないと言われていますが、それでも大迫力です。
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同じ道を戻って見晴の桧枝岐小屋に帰着。ビールがうまいです。
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この日は満月。尾瀬ヶ原が月明かりに照らされていました。
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深夜3時頃...。月が欠けています。この日は月食の日だったのです。月が欠けるにつれ周囲は暗くなり、満天の星空が出てきました。
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東の空には冬の星座であるオリオン座が昇ってきました。
【2025年9月8日】見晴からヨッピ橋を経由し、尾瀬ヶ原を斜めに縦断して鳩待峠へ
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尾瀬3日目。今日も尾瀬ヶ原にはガスがかかっていました。
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初日のように尾瀬ヶ原を縦断せず、東電小屋方面から斜め縦断します。
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このルートも尾瀬ヶ原をまっすぐ縦断と同様にいくつかの橋を渡ります。まずは東電尾瀬橋。
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東電小屋は高台に建っていて、ここから見る至仏山が美しいです。ただし、燧ヶ岳は見ることができません。
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そしてヨッピ吊橋です。
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ヨッピ吊橋を渡ると池塘(ちとう)が点在しています。
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この木道の合流地点が牛首分岐です。右後方は至仏山です。
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この日も曇っていましたが、逆さ燧を見ることができました。
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山ノ鼻に到着しました。トイレ休憩後、鳩待峠へ上ります。
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テンマ沢を過ぎると鳩待峠まで登り坂になります(残り1.33km)。途中、6基のベンチが設置されています。休み休み登っていきましょう。
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石畳の階段になるといよいよラストスパートです。鳩待峠まで270m、最後のベンチです。
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鳩待峠に到着!お疲れ様でした!
鳩待峠にできた新しい施設
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まず土産店と食事をとることができた「鳩待峠休憩所」は閉鎖されていました。後方にある公衆トイレ(有料)はそのまま利用可能です。
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「鳩待峠休憩所」の正面に2025年8月1日にオープンした「はとまちベースCafe&Shop by 星野リゾート」です。ついに星野リゾートが尾瀬にも展開してきました。こちらにはカフェとショップがあります。とてもお洒落な施設です。戸倉までのシャトルバスのチケット売り場もこの建物に併設されています。なお、カフェとショップはキャッシュレスとなり現金は使えません。
営業期間:2025年は11月3日まで。来年2026年は4月中旬オープン予定。
営業時間:10:00~16:00
詳細はこちらをご覧ください⇒https://hoshinoresorts.com/ja/brands/daytrip/sp/hatomachibase/
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「鳩待峠休憩所」の隣に2025年9月1日にオープンした「LUCY尾瀬鳩待by星野リゾート」です。星野リゾート系の宿泊施設です。営業期間は025年は10月25日まで。来年2026年は未定です。チェックインは15:00、チェックアウトは10:00です。なお、支払いはキャッシュレスとなり現金は使えません。
詳細はこちらをご覧ください⇒https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/lucyozehatomachi/
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鳩待峠休憩所で販売していた花豆ソフトは、はとまちベースCafe&Shop by 星野リゾートで購入することができます。
尾瀬で見ることができた高山植物
尾瀬はグリーンシーズン中、ほぼ全シーズン高山植物を見ることができます。また秋は草紅葉も楽しめます。相変わらず高山植物のことは分かりませんので、写真だけ掲載しておきます。
<白系の花>
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<黄色系の花>
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<ピンク・オレンジ系の花>
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<青・紫系の花>
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尾瀬へ行く方へのアドバイス
尾瀬に関してはこちらの記事で詳しく書きましたのでまずはコチラをご覧ください!
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尾瀬での注意事項
●尾瀬は雨の多い地域です。雨具は必ず持参してください。
●尾瀬は標高が高いため、真夏でも30度を超える日は少ないです。朝晩は冷えることがあります。
●靴は防水の登山靴が必要。一部の登山道では泥沼のようなところがあります。
●尾瀬はツキノワグマの生息地です。熊鈴を必ず持参してください。
●尾瀬の公衆トイレは有料です。100円玉をたくさん持参してください。
●山小屋には浴場がありますが、タオルはありませんので、バスタオルなどを持参してください。また一部の山小屋ではボディソープやシャンプー・リンスの使用が禁止されています(洗面所にはハンドソープが用意されています)。
●日差しがきついので、帽子、サングラス、日焼け止めを必ず準備してください。
●スマートフォンの充電器、カメラの予備バッテリーを忘れずに準備してください。山小屋でのコンセントは共用なので混雑していると充電できないこともあります。
●ゴミ箱はありません。ゴミはすべて持ち帰りです。山小屋で購入したもののみ購入した山小屋で引き取ってくれます。
●登山計画書を必ず提出しましょう。
●登山保険に必ず加入しましょう。
尾瀬情報サイト リンク集
尾瀬保護財団公式X(旧Twitter)
尾瀬歩荷のYouTubeチャンネル
尾瀬の最新情報は『Japanese Porter -尾瀬 歩荷-』チャンネルをご覧ください。定期的に最新情報をアップしています。
>>『Japanese Porter -尾瀬 歩荷-』チャンネルはコチラ
天気
※僕は山岳天気予報に「てんきとくらす」を使っています。登山指数がABCと3段階あり、A予報なら登る、B予報は検討、C予報は中止するようにしています。
登山
※僕は登山の際、「YAMAP(ヤマップ)」を使っています。GPS機能がついているので濃霧でも迷いにくいです。おすすめします。
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※当記事は2025年9月6日から8日にかけて訪問した時のものです。常に最新情報を確認した上で計画してください。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























