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【栃木】奥鬼怒温泉郷は最強の秘湯...加仁湯に泊まってきました!

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
秘湯という言葉を聞くと『ひなびた...』『山奥...』『なかなか行くことができない...』というイメージではないでしょうか。
交通手段が充実し、SNSも発達した現代にホンマに秘湯なんてあるのか?と思う方がほとんどだと思います。
それでも探せばまだまだ秘湯ってあるものです。今回ご紹介するのが関東の奥座敷・鬼怒川温泉からさらにバスで約1時間40分、そこから歩いて約2時間かけて点在する温泉郷が奥鬼怒(おくきぬ)温泉郷です。
一軒宿が4軒ある奥鬼怒温泉郷は源泉かけ流しのお湯が楽しめる温泉天国。それでは行ってみましょう!
目次
奥鬼怒温泉郷とは
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関東最後の秘湯と呼ばれる奥鬼怒温泉は、八丁の湯、加仁湯、手白澤温泉、日光澤温泉の泉質の異なる4軒の秘湯の宿が点在します。豊かなブナの原生林に囲まれたこの温泉郷は、自然保護のため一般車両が乗り入れできないので、宿泊者送迎を利用するか、1時間から2時間ほど歩くことになります。
現在、2軒の宿が宿泊者の送迎をしており、手白澤温泉を除く3軒は日帰り入浴も可能です。
人里離れた秘湯で、喧騒を忘れのんびりと過ごしたいという人にオススメの温泉です。<日光市公式観光WEBより引用>
情報収集はこちらから
栃木県の観光情報は「とちぎ旅ネット」が便利です⇒https://www.tochigiji.or.jp/
日光市の観光情報は「日光旅ナビ」が便利です⇒https://www.nikko-kankou.org/
鬼怒川温泉駅から女夫渕までの路線バスは『市営バス:藤原地域・栗山地域』から⇒https://www.city.nikko.lg.jp/soshiki/7/1032/4/rosenbus/7880.html
八丁の湯(はっちょうのゆ)
宿の特徴
『神秘の森に湧く霊泉...関東最後の秘湯』
清らかで神秘的な空気に充ちた原始の森、日光国立公園・奥鬼怒温泉郷。当館自慢の源泉は、100%自然湧出のかけ流しです。
温泉は地上に湧出して空気に触れた瞬間から酸化がはじまり、次第に効力が失われていく生きもの。
生まれたての鮮度そのままにすべての浴槽へ引湯している八丁の湯は温泉本来の湯力が楽しめる天恵の秘湯です。<八丁の湯公式HPより引用>
所在地:栃木県日光市川俣876
公式WEBサイト:https://www.8tyo-no-yu.co.jp/
客室数:27室
※部屋に冷房設備はありません。
チェックイン14:00/チェックアウト10:00
Wi-Fi:全室完備
タバコ:全室禁煙(喫煙エリアあり)
支払い:各種クレジットカードも利用可能
温泉
3つの混浴露天風呂(女性専用時間あり)、1つの露天風呂(男女入替制)、女性専用の内湯、男性専用の内湯と6ヶ所の浴場があります。
●雪見の湯(混浴)
●滝見の湯(混浴)
●石楠花の湯(混浴)
※清掃日を除き24時間入浴可能。21:00~22:00は女性専用となります。
※タオルを巻いての入浴可能(1枚400円でレンタル)。
●サワガ二の湯(男女入替制露天風呂)
※女性専用は10:00~21:00 男性専用は22:00~翌10:00
●女性専用の内湯
※14:00~翌8:00
●男性専用の内湯
※14:00~翌8:00
(注)日帰り入浴は営業していません。
アクセス
【電車の場合】
東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から日光市営バス女夫渕行きで終点「女夫渕」下車(約1時間40分)。そこから徒歩約1時間30分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
※女夫渕⇔八丁の湯、宿泊者送迎有り(要予約)
【車の場合】
日光宇都宮道路今市ICから国道121号線を通り県道23号線で市営女夫渕駐車場まで約1時間30分。そこから徒歩約1時間30分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
※女夫渕⇔八丁の湯、宿泊者送迎有り(要予約)
加仁湯(かにゆ)
宿の特徴
『なめらかな乳白色のにごり湯』
5本の源泉を持ち、同じにごり湯には二度と入れないと言われるほど、季節や天候によって違った表情を見せてくれる温泉。加仁湯には、泉質が異なる5本の源泉、黄金の湯・奥鬼怒4号・岩の湯・崖の湯・たけの湯の 「加仁湯5源泉」があります。<とちぎ旅ネットHPより引用>
所在地:栃木県日光市川俣871
公式WEBサイト:http://www.naf.co.jp/kaniyu/
客室数:48室
チェックイン12:30頃/チェックアウト10:00
Wi-Fi:全室完備
全室禁煙(喫煙所あり)
支払い:現金のみ(クレジットカードは利用不可)
温泉
●第一露天風呂(女性専用)
●第二露天風呂(混浴)
●第三露天風呂(混浴)
●利き湯 ロマンの湯(混浴)
「たけの湯」「ガケの湯」「岩の湯」「黄金の湯」「奥鬼怒4号」の5つの浴槽があります。
●カモシカの湯
●貸切露天 創穹
※チェックイン後の予約。1組1回限り。8:00~22:00。50分間。無料です。
●女性専用内湯
●男性専用内湯
(注)日帰り入浴は利用人数限定の送迎付き日帰りプランのみ利用可能です。
アクセス
【電車の場合】
東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から日光市営バス女夫渕行きで終点「女夫渕」下車(約1時間40分)。そこから徒歩約1時間20分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
※女夫渕⇔加仁湯、宿泊者送迎有り(要予約)
【車の場合】
日光宇都宮道路今市ICから国道121号線を通り県道23号線で市営女夫渕駐車場まで約1時間30分。そこから徒歩約1時間20分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
※女夫渕⇔加仁湯、宿泊者送迎有り(要予約)
手白澤温泉(てしろさわおんせん)
宿の特徴
『ブナの原生林に囲まれた一軒宿』
ブナの原生林を抜けると2,330mの高嶺「前根名草山」が山容を現します。残雪が美しい初夏、青々とそびえる盛夏、錦に染まる秋、いつ来ても自然の美しさが温かく迎えてくれる一軒宿です。<とちぎ旅ネットHPより引用>
所在地:栃木県日光市川俣870-2
宿の特徴
公式WEBサイト:http://www.teshirosawa.co.jp/
客室数:6室
チェックイン14:00/チェックアウト10:00
Wi-Fi:全室完備
タバコ:全室禁煙(喫煙エリアあり)
支払い:現金のみ(クレジットカードは利用不可)
温泉
●女性専用露天風呂
●女性専用内湯
●男性専用露天風呂
●男性専用内湯
※すべてチェックインからチェックアウトまで利用可能。
(注)日帰り入浴は営業していません。
アクセス
【電車の場合】
東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から日光市営バス女夫渕行きで終点「女夫渕」下車(約1時間40分)。そこから徒歩2時間~2時間30分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
(注)送迎はありません。
【車の場合】
日光宇都宮道路今市ICから国道121号線を通り県道23号線で市営女夫渕駐車場まで約1時間30分。そこから徒歩2時間~2時間30分。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
(注)送迎はありません。
日光澤温泉(にっこうざわおんせん)
『秘境ムード満点の露天風呂』
奥鬼怒温泉郷の最奥に位置し、2種類の源泉を楽しめる一軒宿。昔ながらの湯治場の雰囲気が色濃く残り、手つかずの大自然にファンも多い秘湯です。<とちぎ旅ネットHPより引用>
所在地:栃木県日光市川俣874
公式WEBサイト:http://www.nikkozawa.com/
チェックイン14:00頃/チェックアウト8:30~9:00(夏期)9:30(冬期)
温泉
●露天風呂2ヶ所(混浴)
※19:00~21:00は女性専用時間となります。
●女性専用内湯
●男性専用内湯
※すべて24時間利用可能。
●日帰り入浴
大人600円、子供400円にて泉質の異なる露天風呂2ヶ所が利用可能(2ヶ所とも混浴)
入浴時間は9:00~15:00です。
アクセス
【電車の場合】
東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から日光市営バス女夫渕行きで終点「女夫渕」下車(約1時間40分)。そこから徒歩1時間30分~2時間。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
(注)送迎はありません。
【車の場合】
日光宇都宮道路今市ICから国道121号線を通り県道23号線で市営女夫渕駐車場まで約1時間30分。そこから徒歩1時間30分~2時間。
※ハイキングの準備が必要です。冬期は冬山登山の準備が必要となります(時間も余計にかかります)。
(注)送迎はありません。
加仁湯に泊まりました!
尾瀬沼から鬼怒沼を経由して加仁湯へやってきました。11時間30分と長距離・長時間の登山でした。
⇒【栃木県】天空の楽園・鬼怒沼へエキスパートコースを行く(後編)
温泉
『第一露天風呂』は女性専用なので加仁湯公式HPの画像をご覧ください。
僕はまず『内湯(男性用)』に入浴。内湯のみ洗い場があります。体を洗ってから湯船に身を沈めます。少し熱めのお湯で白っぽく濁っています。しっかり温まってから露天風呂に向かいます。
『第二露天風呂(混浴)』に入浴。混浴と言っても女性はバスタオルを体に巻くことができます。女性は女性専用の第一露天風呂がありますが、男性は混浴露天風呂しか入ることができません。第二露天風呂は広く屋根がなく、渓流沿いなので、夜空を眺めながら川のせせらぎを聞きながらの入浴です。こちらも白く濁ったお湯でした。
『第三露天風呂(混浴)』に入浴。こちらは第二露天風呂より狭いですが、少し高いところにあり、正面に滝を見ることができます。宿泊者はほとんどが第二露天風呂に行かれるのでこちらは空いていました。こちらも白く濁ったお湯でした。
『利き湯 ロマンの湯』に入浴。まずは加仁湯公式HPの説明をご覧ください。
『加仁湯は5本の自家源泉を持っています。泉質は4種類、温度も各源泉で違いがあります。 これまでは移り変わる季節は気温に合わせて混ぜたり分けたりする事で加水などを行わないように使ってきました。2009年7月に各源泉の成分分析を行い、ご覧頂くと常連様からの「是非それぞれの湯を入り比べたい」とのお声が多くありました。 ご希望に応えるべく、硫黄の成分により腐食した「ロマンの湯」を改修して「利き湯 ロマンの湯」として生まれ変わりました。各源泉を無理矢理小さい湯船に入れていますので調節がさらに難しくなっています。 よく温度を確かめてお入りください。 全国でも数少ない並べて入れる「利き湯」の色の違い、手触りの違いを譲り合ってお楽しみください。』
脱衣所は男女別なのですが、露天混浴になっています。
2畳程度の浴槽が5つ並んでいます(仕切板あり)。ひとつの浴槽に1~2名しか入れませんのでご注意ください。白く濁っているお湯もあれば、無色透明のお湯もあります。源泉のお湯を貯めていて、浴槽では循環させていませんので、まずお湯の温度を確認してから入浴するようにしましょう。熱ければ水を足して適温まで温度を下げる必要があります。それでも5つの源泉を入浴比べできるのは面白いアイデアだと思いました。まさに温泉のデパートです。
部屋
本館の和室に泊まりました。トイレと洗面付きです。綺麗に清掃されていて快適に過ごすことができました。秘湯の旅館なのでどんな部屋なのかビビッていましたが、鉄筋のそこそこ近代的な旅館だったのに別の意味で驚きました。
食事
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夕食です。華やかな内容ではありませんが、美味しくいただきました。なお、食事会場は宴会場にイス・テーブルを並べたスタイルでした。従業員はほとんど外国人でした。キビキビ無駄のない動きで働いていたのには感心しました。
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朝食です。これで十分です。美味しくいただきました。
噂どおり温泉がとても良かったです!
※当記事は2025年7月上旬の登山の際に宿泊した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























