スウェーデン第2の都市・ヨーテボリ散策!海、自然、カフェを楽しむ旅のすすめ

スウェーデン西部に位置するヨーテボリ(Gothenburg)は、首都ストックホルムに次ぐ第2の都市。港町として発展してきた歴史を持ち、現在でも活気ある雰囲気と緑豊かな自然、個性豊かなカフェ文化が融合した魅力あふれる街です。

今回はそんなヨーテボリを1日かけてゆったり散策するプランをご紹介します。

1. まずはFika!おすすめのカフェで朝のひととき

スウェーデンといえば欠かせないのがFika(フィーカ)の文化。コーヒーやお茶を飲みながら甘いスイーツやサンドイッチを楽しむ"ひと休み"の時間です。

Fika おすすめのカフェ

Café Husaren

老舗カフェ 「Café Husaren」

ヨーテボリには、Fikaにぴったりなカフェがたくさんあります。特におすすめは、Haga地区にある老舗カフェ 「Café Husaren」。ここでは顔よりも大きい名物シナモンロール「Hagabullen」が味わえます。観光客にも人気で、インスタ映え間違いなしのビジュアル!

Café Husaren

  • 住所:Haga Nygata 28, 411 22 Göteborg
  • 電話:031136378
  • 営業時間:8:00~20:00
  • 定休日:無し
  • 公式サイト:Café Husaren 

スウェーデン版スターバックス?「Espresso House」に行ってみた

スウェーデンの街中を歩いていると、よく目にするのが「Espresso House(エスプレッソハウス)」というカフェチェーン。スウェーデンのスターバックス的存在で、トラムの駅やショッピングモール、街角など、至るところにあります。

大きめのカップサイズ!コーヒー

特徴はなんといっても大きめのカップサイズ!コーヒー1杯でゆったり過ごせるので、お得感があります。サンドイッチやケーキなどのサイドメニューも豊富で、軽食にもぴったり。旅の休憩タイムにもちょうどいい存在です。

Espresso House

ちなみに、イタリア出身の友人と一緒に訪れたとき、「これはエスプレッソじゃないよ...」と本場の厳しい評価が(笑)。でも、日本人の私からすると、クセがなく飲みやすくて、何より居心地の良さが魅力だなと感じました。本格派コーヒー!というよりも、気軽に立ち寄れて安定感のあるカフェ、という印象です。コーヒー好きの方はぜひ試してみてください。

Espresso House

  • 住所:Postgatan 28, 2F, 411 09 Göteborg
  • 電話:0765219145
  • 営業時間:7:00~20:00、 土・日曜 10:00~18:00
  • 定休日:無し
  • 公式サイト:Espresso House 

ープチお得情報!コーヒー好きにうれしい「おかわり無料」

スウェーデンのカフェでは、フィルターコーヒー(またはレギュラーコーヒー)のおかわりが無料のところがあります。特にFika文化が根付いているスウェーデンでは、コーヒーをゆっくり楽しむ人が多いため、このサービスが意外と一般的なんです。

カフェによって異なるので、注文の際に「おかわりできますか?」と店員さんにひと声かけてみるのがおすすめ。コーヒーを何杯も楽しみたい方にはうれしい小さな特典ですね。

2. 公園で自然を満喫:SlottsskogenとKungsparken

カフェでエネルギーを補給したら、ヨーテボリの自然を感じられる公園へ。

Slottsskogen

まず訪れたいのは、広大な敷地を誇るSlottsskogen(スロッツスコーゲン公園)。地元の人たちの憩いの場であり、無料の動物園やピクニックエリアも充実しています。

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のんびりとリスや小動物を観察しながら歩いていると、まるで森の中にいるかのような感覚になります。私が訪れた日は冷え込んでいたので、カモのいる池が凍っていました。

Slottsskogen

  • 住所:Slottsskogspromenaden, 414 76 Göteborg
  • 電話番号:0313655823
  • 公式サイト:Slottsskogen

Kungsparken

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街の中心部に戻ると、Kungsparken(クングスパルケン)がすぐ近く。運河に囲まれたこの公園は、街中にいながら自然を楽しめる癒しスポットです。

Kungsparken

  • 住所:Parkgatan 13, 411 38 Göteborg
  • 電話番号:0313650000
  • 公式サイト:Kungsparken 

3. Haga地区でショッピング&カフェめぐり

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次に向かうのは、石畳の街並みが美しいHaga(ハーガ)地区。ここには可愛い雑貨屋さんやブティック、個性的なカフェが軒を連ねていて、歩いているだけで楽しいエリアです。

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名物のシナモンロールを食べ比べるのもおすすめですし、北欧デザインの雑貨を探すのにもぴったり。午後のFikaに立ち寄るカフェを選ぶのも迷ってしまうほどです。

Haga

4. 地元の食文化に触れる「Store Saluhallen(中央市場)」

街の中心部にあるStore Saluhallen(ストゥーレ・サルハレン)は、ヨーテボリ市民の台所。新鮮な魚介類や肉類、パン、チーズなどの食材がずらりと並び、見ているだけで楽しいマーケットです。

食べ歩きグルメや軽食をここで楽しむのもいいかもしれません。地元の人との距離がぐっと縮まるスポットです。

Store Saluhallen

  • 住所:Kungstorget, 411 17 Göteborg
  • 電話:031139326
  • 営業時間:月~水曜 10:00~18:00、木・金曜 ~19:00、土曜~17:00、日曜 11:00~17:00
  • 定休日:無し
  • 公式サイト:Store Saluhallen

Sjöbaren Fish Seafood

  • 住所:Haga Nygata 25, 413 01 Göteborg
  • 電話番号:0317119780
  • 営業時間:月~木曜 11:00~23:30、金曜 10:00~00:00、土曜 12:00~00:00、日曜 13:00~22:00
  • 定休日:無し
  • 公式サイト:Sjöbaren Fish Seafood

ーちょっと意外?スウェーデンと海鮮文化の話

スウェーデンと聞くと、「北の海に囲まれた国=海鮮が豊富」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実は私もその一人でした。しかし、実際に住んでみて驚いたのが、スウェーデン人は日本ほど海鮮に強い興味を持っていないということ。

スーパーをのぞいても、冷凍の魚や加工された海鮮製品がほとんどで、生の魚介類はあまり見かけません。でも、そんな中でもヨーテボリは例外的な存在だと気づかされました。

というのも、現地に長く住む友人から「スウェーデンの中でも、ヨーテボリは海鮮文化のある地域」と聞いたからです。実際に市内を歩いてみると、市場(Saluhallen)には新鮮な魚が並び、レストランでもシーフードのメニューが充実。

わたしは時間 がなくてゆっくり海鮮料理を楽しむ時間がなかったのですが、新鮮な魚介を味わえるのも海が近い街であるヨーテボリならではの魅力だと思います。

5.少し足を伸ばして海辺のFiskebäcksbadetへ

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ヨーテボリは海がすぐそば。トラムやバスを使えば、市外の美しい海辺にも簡単にアクセスできます。

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特におすすめなのがFiskebäcksbadet(フィスケベックスバーデット)。広がる海と岩場、波の音に包まれて、心も体もリフレッシュ。夏場には海水浴やピクニック、冬は静かな海辺の風景を眺めながらの散歩が楽しめます。

Fiskebäcksbadet

  • 住所:Hälleflundregatan 103, 426 58 Västra Frölunda

6. 知的なひとときを:博物館・美術館も充実

自然だけでなく、文化施設も充実しているのがヨーテボリの魅力のひとつ。

どちらも静かにじっくりと楽しめる場所で、ヨーテボリは雨の日が多いので有名ですが、天気が優れない日の観光にもぴったりです。

自然史博物館

自然史博物館(Naturhistoriska Museet)では、スウェーデンの動植物や巨大なシロナガスクジラの模型を観ることができます。

  • 住所:Museivägen 10, 413 11 Göteborg 
  • 電話番号:0104414400
  • 営業時間:11:00~17:00
  • 定休日:月曜
  • 公式サイト:自然史博物館 

デザイン博物館

デザイン博物館(Röhsska museet)は、北欧デザインや工芸品が展示されており、スウェーデンの美意識に触れることができます。

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デザイン博物館(Röhsska museet)

  • 住所:Vasagatan 39, 411 37 Göteborg 
  • 電話番号:0313683150 
  • 営業時間:火・水曜 11:00~18:00、木曜 ~20:00、金~日曜 ~17:00
  • 定休日:月曜
  • 公式サイト:デザイン博物館 

7. おわりに

ヨーテボリは、「都会」「自然」「文化」「食」のバランスがちょうどよく、歩いて回れる距離感も魅力的。時間と体力の余裕があれば、夜の港町の雰囲気を楽しむのもおすすめです。

スウェーデン旅行を考えている方は、ぜひヨーテボリにも足を伸ばしてみてくださいね。

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キハル

小学校教師を4年間務めた後、英語の能力を高めるためにアメリカのサンフランシスコで2年オペア留学をしました。今も就学のため、海外に住んでいます。教育、福祉、ジェンダー、人権について興味があり、旅行も大好きです。海外に少しでも興味のある方に記事を読んでいただければ嬉しいです。

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