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ハマる人はハマるサイパン!今の時代だからこそ、この島の魅力を再発見!

<マニャガハ島の白砂ビーチ>
こんにちは!
たびこふれのシンジーノです。
今から30~40年前、サイパンは多くの日本人が訪れる人気のディスティネーションでした。
ところが現在は時代の流れ、取り巻く環境を経て、訪れる日本人は激減し、コロナ禍以降は旅行ガイドブックも作られていません。
そうなった理由、背景は何か、今のサイパンはいったいどうなっているのか、2025年7月にサイパンの現状を見てきました。
その感想と、今改めてわかったサイパンの魅力、特徴について書いてみたいと思います。
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目次
昔のサイパン旅行ブームから現在
今から30~40年前、サイパンはグアムと並び、日本人に大人気の海外旅行先でした。
そのポイントは、
- 日本から近い(フライトタイムは約3時間)
- 旅行代金が手ごろ
- 時差が少ない(1時間)
- 日本から一番近い"英語圏"のビーチリゾート
週末を絡めて3日間くらいで手軽に行ける海外、ということから、国内旅行の延長線のような感覚で旅行者は増えました。
島内には日系資本のホテル(ニッコーホテル、第一ホテルなど)が立ち並び、旅行客はほとんど日本人。
- 周りを見ると日本人ばかりでなんか海外旅行に来ている感じがしない
- 値引き合戦の過熱による提供サービスの質の低下
- ハワイ等に比べたら田舎で野暮ったく脱日常感が感じられない
などのマイナスイメージが重なり、また新たにアジアでビーチリゾート開発などが盛んになるなどの外的環境も影響して、だんだんサイパン人気は陰り、日本人から忘れられていきました。
訪れる人が少なくなっていくと飛行機便が減便されたりと負のスパイラルに陥っていきます。
しかし、サイパンという島自体が廃れていったということではなく、日本人に替わって韓国人、中国人マーケットがサイパンへの旅行者のメインになっていきます。
ホテル経営は韓国、中国に替わり、中国はカジノ建設を始めたりしてサイパンは相変わらず活況を呈していました。
そこにコロナの大打撃。
中国はホテル建設、開発から一斉に撤退。韓国はまだ今も一番のマーケットですが、飛行機便の減便などにより、一時よりは旅行者数が減ってきているようです。
サイパン一の繁華街ガラパン地区はかなり廃れ、免税店(デューティーフリーショッパーズ)も休業しています。
※厳密なデータを基に分析・考察しているわけではなく、筆者のその当時の記憶、サイパン在住の方々にインタビューしたことをまとめたもので一部主観的な内容もありますので参考程度にお考えください。
改めてサイパンという島の魅力は
今回、実際に訪れてみて、改めて感じた"サイパンならではの魅力"を挙げてみたいと思います。
- 圧倒的な海の美しさと白砂のビーチ
- のんびり流れている時間
- 田舎リゾートならではの人の優しさ、居心地の良さ
- 日本人は少ないので海外旅行に来ている実感が湧く
- 日本から近い、時差が1時間という点は大きなメリット
ひとつづつ見ていきましょう。
海の美しさと白砂ビーチ
サイパンはサンゴ礁に囲まれた島です。
日本ではほとんど見られない白砂。
人口も少ない小さな島なので生活排水も少なく、海の水は透きとおっています。
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スキューバダイビングの愛好者にサイパンはとても評判が良いのです。
田舎リゾートで時間がのんびり流れている
サイパンをひとことで言い表すとしたら「素朴でのんびりしている」でしょう。
はっきり言って田舎です。洗練された作りこまれたビーチリゾートではありません。
ショッピングやグルメ、ナイトライフを求める人にはもの足りなく感じることでしょう。
でも、そこがサイパンの良いところなのです。
少々野暮ったい田舎(失礼!)だけれども、のんびりしてなんか居心地がいいのです。
あまり知られていませんが、サイパンに訪れる人たちにはリピーターが多いそうです。
今は日本人旅行者数が少なく、外国旅行している気分に浸れる
昔のサイパンの人気が下がっていった理由のひとつに「周りを見渡せば日本人ばかりでつまらない」という点があったのではないかと思います。当時は日本語もけっこう通じました。
今は逆に日本人が少ないので、海外旅行に来ている感がありました。
「行くなら今!」です。
日本から約3時間と近い!時差も1時間。週末絡めて手軽に来られる
これは今も昔も変わらぬ日本人にとっての大きなメリットです。
以前より飛行機便が不便になったのは残念ですが、リーズナブルに海外旅行ができます。
「日本から一番近い英語圏のビーチリゾート」それがサイパンなのです。
さて、次の章では2025年7月時点の実際のサイパンの様子がどうだったかを具体的詳細にレポートします。
2025年7月のサイパンの現状
日本からのフライトはユナイテッド航空
日本からサイパンへの直行便はユナイテッド航空のみ。
3時間、不自由も感じずあっという間に到着しました。
飛行機搭乗レポートをこちらの記事で書いていますのでご覧ください。
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宿泊ホテルはガラパン地区のグランヴィリオリゾート
日本人スタッフ常駐で、全室オーシャンビュー。
地元の人も通う大きなスーパーマーケットやABCストアもホテルのすぐそば。
「滞在の快適さ」「立地の良さ」でおすすめ度NO.1のグランヴィリオリゾート。
日本のルートインホテルグループの一員ですから日本人に合った対応で安心です。
実際に泊まってみた詳細をこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。
サイパンに行くならホテルはグランヴィリオ リゾートがおすすめ!
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サイパン一の観光スポット マニャガハ島の今
「サイパンに来たならマニャガハ島には必ず行け!」といわれるほどメジャーな観光地。
マニャガハとは現地語で「ちょっとひといき」という意味。
海の美しさでは、サイパン内でダントツのマニャガハ島。
「やはりサイパンに来たらあそこに行くしかないな」そう思いました。
海の水と白砂の美しさをこちらの記事で存分にご覧ください。
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サイパン島のグルメ
多くの人種が住むサイパンは日本、韓国、中国、アメリカ、チャモロなどの融合した独特の食文化を作っています。
洗練された都会的な味というよりは、庶民的で懐かしい味でしょうか。日本食もローカルの人たちに浸透しています。
私が実際に食べたサイパングルメ情報をこちらの記事でご紹介しています。
ボリュームの多さがハンパなかったです。
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<マグロのポキ丼>
サイパンは今の時代にこそ見直されるべきかも
私は、約30年前にサイパンに訪れたことがあります。
当時の私は「サイパンって田舎だなぁ」「日本人ばっかりで興ざめだなぁ(自分も日本人のくせに)」「どうせ行くならハワイの方がいいかなぁ」などと感じていました。
その後、アジアで新興ビーチリゾートが次々と開発されたり、中南米や地中海リゾートに足を伸ばしたりしている内に、だんだんサイパンのことを忘れていきました。
今回、数十年ぶりにサイパンに訪れました。サイパンは良くも悪くも田舎でした。
ビーチリゾートにショッピングやグルメ、ナイトライフを求める人たちには物たりなく感じることだろうと思います。
でも「サイパンの魅力(価値)はそこじゃないんだなぁ。。。」と今なら思えます。
ミクロネシアにパラオという島があります。近年、この島の人気が高まっているそうです。
その理由は「なんにもない島だから」だそうです。
サイパンもそれに近いところがあるように思います。
世の中には、テーマパークのようなリゾートがあっても良いし、そうではない素朴でローカル色豊かな田舎のリゾートがあってもいい。
まさに田舎で野暮ったい、洗練されていない中に、ゆったりした時間のスピードとか、のんびり優しい地元の人とか、そういう価値もありだと感じる人が増えてきた時代になってきたのではないでしょうか。
サイパンは、日本でいうと与論島に近いように感じました。
ある時、日本、世界の島々を制覇した人に訊きました。
「今まで行った中で一番良かった島はどこですか?」と。
すると彼はこう答えました。
「う~ん・・・与論かなぁ。」と。
与論も正直、田舎です。しかし海の美しさは圧巻で、のんびりした時間が心地よい島でした。
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サイパンに来る人もリピーターが多いそう。
その人たちはサイパンの良さに魅せられ、何度も足を運んでいるのでしょう。
また別の面からみると近年の日本の夏は殺人的な暑さです。
サイパンは常夏の島ですが、夏の最高気温は30度くらい。
日本ほど暑くないので、避暑的な目的でサイパンに行く、という考え方もあるでしょう。
夏(7~8月)はサイパンは雨期ですので、カラッと晴れ渡ることは乾季に比べれば少ないでしょう。
ただ雨期といってもスコールのように一時ざっと降って、1日中雨が降るということは少ないようです。
グランヴィリオ リゾートで働いているスタッフの方がこう仰っていました。
「サイパンの夕暮れがいいんですよね~」
近年、旅行ガイドブックも作られておらず、日本人から忘れ去られた感のあるサイパン。
改めて魅力を拾い起してみると、日本人に向いた海外旅行先であることを感じました。
私が訪れた7月中旬にはフレームツリーが咲いていました。
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フレームツリーは火炎樹(かえんじゅ)とも南洋桜(なんようざくら)とも呼ばれています。
日本統治時代、南洋桜と名づけられたのだそうです・・・いいネーミングですよね。
あなたもぜひ、サイパンへ訪れてみてください。
ハマるかもしれませんよ。。。
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























