
公開日:
最終更新日:
都会にもいるの!?ブラジルで出会った驚きの野生動物たち

ブラジルは大自然保有国なので、当然ながら野生動物もたくさん生息しています。アマゾンやパンタナル、イグアスの滝など大自然に行けば、計り知れないほどの鳥や動物、昆虫に触れ合うことができます。
リオやサンパウロのような都会でも、日常ではないとは言え、野生動物を見かけることが可能です。そこで今回は、どんな動物に比較的簡単に会えるか、自分の経験に基づいて紹介したいと思います。
目次
- 小型ザル、ミコ(Mico)
- カピバラ(Capivara)
- ハチドリ(Beija-flor)やオニオオハシ(Tucano)などの南米の鳥
- ナマケモノ(Bicho-Preguiça)
- ベニコンゴウインコ (Arara-vermelha)
- ピンクイルカ(Boto-cor-de-rosa)
- まとめ
小型ザル、ミコ(Mico)
![]()
マーモセット科の小型ザル。ちょっと怖い顔をしていますが、とても小さく、動きが速く、愛嬌があります。山や森がある町では当たり前のようにいますが、リオやサンパウロのような都会でも木々が茂っている公園などに出現します。
ブラジルで一番遭遇する確率が高い野生動物の一つなんじゃないでしょうか。個人的にも、今までで一番よく見かけた動物だと言えます。
リオだと、植物園(Jardim Botânico)やウルカの丘(Morro da Urca)などでよく見かけました。ウルカの丘では、かなりの数のミコに会えます。
サンパウロならアグア・ブランカ公園(Parque da Água Branca)内で見られます。リスくらいの小ささなので、ぼんやり歩いていると見落としてしまうかもしれません。目を凝らして木々をよく観察すれば、きっと会えると思います。
- リオデジャネイロ市:植物園(Jardim Botânico)、ウルカの丘
- サンパウロ市:アグア・ブランカ公園
カピバラ(Capivara)
日本でも人気のカピバラも、比較的都会でも出会いやすい動物の一つです。川や湖などの水辺に生息しており、都会の汚染された川や湖でも、たくましく、かつ、のんびりと生きています。
リオだと、ホドリゴ・デ・フレイタス湖の水辺にいて、時々近くのビーチでも目撃されるとのことです。サンパウロでは、チエテ川とピニェイロ川の水辺で見ることができるそうです。
個人的には、リオで目撃したことがありますが、その当時は「何か動物がいるな」という程度の反応で、特に感動することもありませんでした。最近、ブラジリアで見たカピバラは、パラノアー湖にいました。
警戒心がないのか、人が近寄っても逃げることもせず、日なたぼっこを優先している姿は、眺めているだけでほっこりしました。
- リオデジャネイロ市:ホドリゴ・デ・フレイタス湖(Lagoa Rodrigo de Freitas)
- サンパウロ市:ピニェイロス川(Rio Pinheiros)、チエテ川(Rio Tietê)
- ブラジリア:パラノアー湖(Lagoa Paranoá)
ハチドリ(Beija-flor)やオニオオハシ(Tucano)などの南米の鳥
ハチドリやオニオオハシのような南米に生息する、日本人にとっては珍しい鳥も、時々都会で目撃できます。リオだとジャルジン・ボタニコ地区のような森の近くの地区に行けば、見かける確率は上がります。
サンパウロでは一度、家の前の大きなヤシの木にオニオオハシがとまっているのを目撃したことがあります。森も何もない都会のど真ん中にいたことに感動し、「ここはやっぱりブラジルだ」と再確認した瞬間でした。
ナマケモノ(Bicho-Preguiça)
![]()
ここからは、大自然にしか生息していない野生動物を紹介します。まず、野生のナマケモノはアマゾンで見ることができました。
マナウスで、二河川合流地点という、黄色のソリモンエス川と黒色のネグロ川が合流する地点を見に行くツアーに参加した時のことです。
ツアーのコースに、先住民のコミュニティーで動物との触れ合いが組み込まれており、ナマケモノやワニ、スクリという巨大なヘビを見ることになりました。
さすがに怖くてヘビを触る勇気はありませんでしたが、ナマケモノとワニを抱き上げることに成功しました。ナマケモノは抱き上げても全く動じず、葉っぱを食べ続けている様子があまりにも可愛くて、一瞬にしてファンになってしまいました。
ベニコンゴウインコ (Arara-vermelha)
![]()
赤と青のカラフルなインコ、ベニコンゴウインコは都会では決して見ることはありませんが、マット・グロッソ・ド・スル州のボニートで見ることができました。
ここに「ブラッコ・ダス・アララス(インコの穴)」と呼ばれる巨大な陥没穴があり、そこはベニコンゴウインコの営巣地となっています。
ここに行くには、ツアーに参加しなければなりませんが、私が行った日はちょうど天候が悪く、雨だったため、一羽たりとも観察することはできませんでした。
天気が良ければ、この空洞を飛び交う何十羽ものコンゴウインコを見ることができたのですが・・・一番期待していた美しい光景に出会うチャンスを逃してしまい、本当に残念でした。しかし、餌が置いてある公園内に舞い降りてきてくれたので、辛うじて良しとすることにしました。
![]()
ブラッコ・ダス・アララス(Buraco das Araras)
- 所在地:DF-035, s/nº - Jardim Botânico, Brasília - DF, 71680-001 ブラジル
ピンクイルカ(Boto-cor-de-rosa)
ピンクイルカはアマゾン川に生息するアマゾン・カワイルカです。その名の通り、薄いピンク色をしており、このイルカと一緒に泳げるツアーなど、アマゾンツアーの一つとして人気があります。
![]()
人懐っこいピンクイルカを触れる(頭を撫でさせてもらう)だけでも癒されます。
私のピンクイルカとの触れ合い体験は、マナウスから約180km上流のネグロ川に沿いに位置する町、ノヴォ・アイアォンにあるピンクイルカ・フローティングデッキ(Flutuante dos botos cor de rosa)でのことです。
トレイナーとじゃれつく姿は心温まる光景で、私も少し触らせてもらいました。イルカの優しい目に、動物っていいなと心底思いました。
ピンクイルカ・フローティングデッキ
- 住所:R. Antenor Carlos Frederico, 43, Novo Airão - AM, 69730-000
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:月曜
まとめ
以上、ブラジルでの野生動物目撃・触れ合い体験でした。アマゾンのような大自然に足を運ばなくても、野生動物を見ることは可能です。リオやサンパウロでも、出会えるチャンスはあります。ぜひ、探してみてください。
関連記事
Rankingブラジル記事ランキング
-

オシャラ
- ブラジル在住19年。今はサンパウロに住んでいます。現地ならではの旅情報を発信していけたらと思います。




























