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インドに行くなら覚えたい!旅がもっと楽しくなる、3つの言葉と1つのジェスチャー

<TOP画像:世界遺産「エローラ」で出会った地元の学生たちと交流。ちょっとしたコツで、インドの旅はきっと忘れられない素敵なものに。>
インド旅行へ行く予定の方は準備は整いましたか?出発前にインドの旅をディープにするために、3つのヒンディー語と、たった1つのジェスチャーを覚えてみませんか?
多くのホテルやお店では英語が通じますが、露店や運転手さんなど、通じない場面がまだまだあります。そんなとき、インドで広く認識されている簡単なヒンディー語が、現地の人との距離をぐっと縮めてくれます。
この記事では、「ナマステ」「アッチャー」「ダンニャワード」の3つのヒンディー語と、首を傾けるインド特有のジェスチャーについてご紹介。
言葉と心が通じた瞬間、旅にはきっと笑顔があふれます!
目次
- インド人はインドが大好き!3つのヒンディー語でインド人の心をつかもう
- ナマステ|挨拶だけじゃない、心を繋ぐ魔法の言葉
- アッチャー|とにかく万能!「良い」「OK」「美味しい」全部これだけでOK
- ダンニャワード|「ありがとう」を言葉にするだけで、旅先に笑顔があふれる
- 日本と意味が真逆!インドの"うなずき"ジェスチャーとは?
- おまけ|しつこい勧誘を撃退!
- まとめ
インド人はインドが大好き!3つのヒンディー語でインド人の心をつかもう
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<インドの結婚式は、まさに踊るマハラジャ!インド人の真似をして踊るもよし、自己流のダンスを披露してもよし。とにかく、インドを体験しよう!>
北インドで広く使われているヒンディー語。インドでは多くの人が英語を話しますが、英語が通じない場面に遭遇する場合も少なくありません。
また、英語が通じても、少しでもヒンディー語を話すと、「え、話せるの?」「すごいね!」と笑顔があふれ、交流が始まるはずです。
インドでは20以上の言語が公用語として認められています。そのうちの一つのヒンディー語は、南インドなど通じない地域があります。しかし、今回紹介する単語は、広い地域で認識されている、子どもでも分かる簡単な言葉です。
ナマステ|挨拶だけじゃない、心を繋ぐ魔法の言葉
「ナマステ」は、インドでもっともよく知られた挨拶です。「おはようございます」「こんにちは」「はじめまして」など、「さよなら」以外の挨拶全般で使えます。両手を合わせて「ナマステ」と言えば、それだけで相手への敬意が伝わります。
ある家族にナマステと挨拶をした際、母親に隠れながらナマステを言った女の子に、お母さんは「手を合わせて挨拶しなさい」と注意していました。
手を合わせる意味は、日本もインドも変わらないことを実感したエピソードです。
また、帰国時の空港で、セキュリティチェックを担当していた女性職員さんの話です。無表情で、金属探知機の棒を振りながら「こっち来い。あっち行け。」と、無言で仕事をしていた彼女。
「ナマステ」と笑顔で声をかけると、ふっと笑みがこぼれ、「ヒンディー話せるの?」と返してくれたのです。「トラトラ(少しだけ)」と返すと、「いいね!また来てね」とにっこり。ほんの一言が旅の空気を和らげてくれる瞬間でした。
アッチャー|とにかく万能!「良い」「OK」「美味しい」全部これだけでOK
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<カウントダウンパーティーで、初めて会った女の子たちと楽しくダンス!「一緒に踊ろう!」と呼ばれ、「アッチャー!」と答えた結果です。笑>
「アッチャー」は、ヒンディー語で最も使われているのではないかと感じる万能ワード!
元気、美味しい、良い、OK、なるほど、などあらゆるシーンで使われます。会話のあいづちにもぴったりで、「アッチャー?」と聞かれたら「アッチャー」と返すだけでもうインド人の仲間入り。
あいづちで使用する場合は、ぜひ顔芸も披露して欲しい。驚いた「アッチャー」なら驚いた顔で、楽しい「アッチャー」なら楽しい顔で挑戦してください!
「アッチャー(良い)」が慣れてきたら、他の表現を試したくなるはずです。ワンランクアップして、「とても」と言いたい場合は「バホット」を付けましょう。
「バホット アッチャー」で「とても良い!」「とても美味しい!」という意味になります。レストランで食事が美味しかったときに「バホット アッチャー ハェ!(とてもおいしいです)」を使うと、大変に喜ばれますよ。
ダンニャワード|「ありがとう」を言葉にするだけで、旅先に笑顔があふれる
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<儀式でもよく使われるココナッツは、相手に敬意を表すときに贈られます。物を贈られたり、何かをしてもらったら、「ダンニャワード」と伝えましょう。>
「ダンニャワード」は「ありがとう」という意味。英語の「サンキュー」でも伝わりますが、相手は、インドが大好きなインド人。あえてヒンディー語で伝えてみましょう!ぐっと印象が良くなるはずです。
買い物をしたあとやレストランで食事をしたあと、道を教えてもらった後などに、「ダンニャワード」と笑顔で伝えてみてください。多くの言葉は通じなくても気持ちはちゃんと伝わります。
日本と意味が真逆!インドの"うなずき"ジェスチャーとは?
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<シュガーアップル。甘くてトロトロ食感の美味しいフルーツ。市場で購入した際、「1キロちょうだい」と声をかけると、無表情で首をかしげ袋に入れてくれました>
インド人と話していると、首を傾ける(かしげる)ジェスチャーを見かけるかもしれません。日本では"首をかしげる"というジェスチャーはネガティブに使われますが、インドでは"OK"や"YES"の意味なのです。
写真を撮った後、お店で「試着してもいいですか?」と聞いた時、インド人は「OK」という意味で首をかしげます。
最初は戸惑うかもしれません。時には、無表情、無言で首をかしげ「了解」を示してくることもありますが、決してネガティブにとらえている訳ではないので安心してください。
おまけ|しつこい勧誘を撃退!
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<遺産「タージ・マハル」。大勢の人が「ガイドするよ」などと話しかけてきます。必要ないけど離れてくれない時は「マェーン ガイド フーン(私はガイドです)」を使ってみましょう>
インドの観光地では、ガイドを名乗る人がしつこく話しかけてくることがあります。そんな時の打開策として、筆者が生み出した"撃退フレーズ"を伝授しましょう。
その撃退フレーズは、「マェーン ガイド フーン(私はガイドです)」。このフレーズを言うと、相手は「あ、ガイドいたんや...苦笑」と退散してくれます。筆者は何度も試していますが、現在まで100発100中です!自衛も旅のテクニックのひとつ。
もちろん、ガイドをお願いしたい場合は、チップを払ってガイドを頼んでも問題ありませんよ。(ただし、路地裏に連れていかれそうになったら断るのが無難です。外国では油断禁物)
まとめ
日本人も、海外旅行者から「ありがとう」「こんにちは」と日本語で話しかけられると嬉しくなりませんか?現地の人とのコミュニケーションが、旅の記憶を深く残してくれることもあります。
さあ、ナマステの一言から、あなたのディープなインド旅を始めてみませんか?この旅が、あなたにとって忘れられない思い出になりますように。
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きさらぎ
- フラダンスのインストラクターでもある、世界中を旅したい”踊れるライター”です。
最近の興味はもっぱらインド。毎年インドに呼ばれています。旅先では、人とのふれあいや美味しいものを楽しみに、導かれるままに歩いています。「行ってみたい!」と思ってもらえるような魅力を、心を込めてお届けします!




























