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空飛ぶクルマを大阪港バーティポートで見学しました!

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
大阪・関西万博からの実現を目指して「空飛ぶクルマ」プロジェクトが動き出しています。Osaka Metroでは「空飛ぶクルマ」の離着陸場「大阪港バーティポート」が、2025年3月28日に完成しました。
僕自身「空飛ぶクルマ」って何?の状態だったので、一度「空飛ぶクルマ」について勉強してみようと思い、Osaka Metroが主催する『空クルラボ』に参加しました。
目次
- (質問してみた)空飛ぶクルマについて
- (質問してみた)空飛ぶクルマの実用化について
- (質問してみた)次世代のモビリティについて
- 大阪港バーティポートへ行ってきた!
- 大阪・関西万博会場の空飛ぶクルマステーション(展示施設)
- 大阪・関西万博会場のモビリティエクスペリエンス(空飛ぶクルマの離着陸エリア)
(質問してみた)空飛ぶクルマについて
空飛ぶクルマって何なのでしょう?
「空飛ぶクルマ」の特徴としては、電動、自動、垂直離着陸が挙げられます。
これらの機能により、既存の航空機と比べて、低コスト・低騒音、自動運転も可能となり、狭い場所でも離発着できるというメリットがあります。
車のように身近に、気軽に利用できる乗り物を目指して「空飛ぶ"クルマ"」と名づけられました。「eVTOL(electric vertical takeoff and landing/電動垂直離着陸機)」とも呼ばれています。
ヘリコプターとの違いは?
動力源、操縦方法、離着陸方法が異なります。
「ヘリコプター」は航空燃料、手動、斜めの離着陸。「空飛ぶクルマ」は電気が基本、将来的には自動化、垂直の離着陸。
ドローンとの違いは?
利用用途と乗客の有無が異なります。
「ドローン」は無人で監視、農薬散布、物資輸送が想定されています。
「空飛ぶクルマ」は人が乗ることが想定されています。
空飛ぶクルマはどれくらいの距離を飛べるのか?
当初モデルにおいては固定翼を持つ飛行機タイプは100km前後、翼を持たない回転翼航空機(ヘリコプター)タイプは15~30kmが一般的のようです。
どちらのタイプにおいてもバッテリーが改良されることにより時間と航続距離は飛躍的に伸びる可能性があります。
空飛ぶクルマの飛行高度は?
基本的には150m以上の高度で飛行することを想定していますが、どこまで高く上がるかは目的地までの距離、機体性能に大きく影響を受けます。
燃料は何を使用しているのか?
基本的には電気のみとなっています。中にはエンジンとモーターのハイブリッドタイプもあります。
(質問してみた)空飛ぶクルマの実用化について
空飛ぶクルマの運営に向けたスキームの中で現状はどの段階なのか?
国の整備指針にもとづいた、バーティポートを整備したところです。
バーティポートの運営を目指し、大阪港バーティポートでのデモフライトを支援することで運営のノウハウを蓄積しようとしています。
実用化はいつ頃からなのか?
Osaka Metroでは、2028年を目途に森之宮エリアでのサービスを開始し、2030年以降に向けて、サービスを順次拡大することを目指し検討しています。
実用化に向けての「現在の課題」は?
各社の空飛ぶクルマのスペックが確立されていないことから、国の整備指針もヘリコプターの基準を準用しており、現時点では比較的大きな敷地が必要となります。
利用料金はどれくらいになるのか?
金額については現在検討中です。
(質問してみた)次世代のモビリティについて
イメージは空飛ぶタクシーですか?それとも遊覧飛行ですか?
離発着に必要なバーティポートの整備も必要であることから、最初は遊覧飛行から始めて徐々に2地点間飛行(空飛ぶタクシー)が増えてくるものと考えています。
飛行機、列車など他の公共交通機関とのすみ分けは?
既存の他の公共交通機関に替わるものではなく、共存していく新たな乗り物として認識しています。
バスや鉄道が無いエリアでの移動手段や、空港から目的地までタクシーや電車でも移動できるものの、多少お金が高くても早く移動でき、空での移動という体験価値を提供できるモビリティになると考えています。
庶民でも利用できる公共機関になり得ますか?
各社運航、整備コストの削減に取り組んでいると聞いているので、近い将来にはどなたでも気軽に利用できる乗り物になることを期待しています。
大阪港バーティポートへ行ってきた!
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大阪港バーティポートは大阪港から徒歩12分のところにあります。
弁天町からはオンデマンドバス(事前予約制・有料)も運行しているので便利です。
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予約時間になるとオンデマンドバスが到着しました。
大阪港バーティポートまで移動します。(大阪港バーティポートまでのオンデマンドバスはイベント開催日のみ利用可能です)
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大阪港バーティポートに到着しました。<写真提供:Osaka Metro>
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大阪港バーティポートの受付建物です。<写真提供:Osaka Metro>
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バーティポート(Vertiport)は「空飛ぶクルマ」専用の離着陸場です。<写真提供:Osaka Metro>
「バーティポート」とは垂直を意味する「Vertical(バーティカル)」と空港「airport(エアポート)」が組み合わさっています。
大阪港バーティポートでは現在「空クルラボ」を開催中です。
●場所:大阪港バーティポート
大阪府大阪市港区海岸通1丁目105番5地内及び地先
※大阪港中央突堤、夕陽のテラス横です。
【注意】大阪港バーティポートは大阪・関西万博会場とは別の場所にあります。
- ●入場料:無料
- ●事前予約:必要です
- ●イベント時間:第1部10:00~12:00 第2部13:00~15:00
★イベント日や予約方法に関してはコチラからご確認の上、お申込みください。
「空クルラボ」でできること
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●空飛ぶクルマの搭乗体験(モックアップ)。
実際に座席に座ることができます。この機体はスカイドライブ社のSD-03【2020年】です。
有人公開デモフライトを成功した1人乗りの有人機です。
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この機体はスカイドライブ社のAD-03【2019年】です。
浮上するだけでなく、空中で前後左右に移動&旋回することを目指して作られた機体です。
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この機体はスカイドライブ社のSD-02【2019年】です。日本初の有人飛行に成功した機体です。
【注意】空飛ぶクルマは飛行しません。
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●空飛ぶクルマ開発の歴史がわかるヒストリーを展示しています。
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●空飛ぶクルマのVR試乗体験ができます。
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●紙飛行機大会を実施しています。まずは紙飛行機を自分で作ります。
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作った紙飛行機を実際に飛ばします。
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飛ばした距離や飛行時間に応じて景品が用意されています。
●専門家によるトークセッション(不定期開催)を開催しています。
★YouTube『空飛ぶクルマ専用「大阪港バーティポート」~顔認証チェックインから搭乗までをシームレスな移動のイメージ動画~』をご覧ください。
大阪・関西万博会場の空飛ぶクルマステーション(展示施設)
空飛ぶクルマステーションでは、映像・音響・床面振動を組み合わせた最新の没入体験が可能なシアターや空飛ぶクルマの専用離着陸場紹介動画などを展示しています。
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大阪・関西万博会場のモビリティエクスペリエンス(空飛ぶクルマの離着陸エリア)
大阪・関西万博会場の北西部に位置する「モビリティエクスペリエンス」では、オリックス株式会社がEXPO Vertiport(会場内ポート)を整備・運営しています。
2025年7月31日から8月24日のスケジュールにて、EXPO Vertiportでのデモフライトを行う予定です。
SkyDrive、大阪・関西万博での夏のデモフライト実施のお知らせ
また2025年9月には大阪港バーティポートでもデモフライトを実施する予定です。
2025年9月に大阪港バーティポートで空飛ぶクルマのデモフライトを実施します
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※大阪港バーティポートには2025年5月9日に訪問しました。
★取材協力:Osaka Metro
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























