新しくなった「領土・主権展示館」ってどんなところ? 東京虎ノ門で社会科見学

領土・主権展示館

先日、2025年4月18日にリニューアルオープンした領土・主権展示館を訪れました。

新橋にあるオフィスに通勤する私にとって、この展示館は目と鼻の先にあるのですが、初めての訪問となりました。

新しくなった展示館では、「読む展示」から「体感する展示」へと大きく変わっていて、特に30代未満の若者にとって、より魅力的で理解しやすい内容を提供することを目指しているとのことでした。

最新の映像技術を駆使した展示は、見るだけでなく、まるでその場にいるかのような体験が出来るスポットです。

実は、今回の見学をきっかけに、私が暮らす日本を改めて見つめ直すきっかけとなりました。

※領土・主権展示館を案内人付き、国会議事堂内の食堂のお弁当付きのツアーが企画されました。詳しくはこちらをご覧ください。

【たびコトツアー】政治の中枢・国会議事堂内部見学とリニューアルオープンしたばかりの「領土・主権展示館」

目次

領土・主権展示館ってどんなところ?

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展示館へのアクセス

領土・主権展示館は、東京都千代田区に位置し、東京メトロ銀座線の虎ノ門駅を降りてすぐというアクセスも非常に良好な場所にあります。こちらは日本政府が運営していて、内閣官房 領土・主権対策企画調整室の管轄となっています。

周辺には皇居や、日比谷公園といった観光スポットも多くあり、訪問計画を立てる際には一緒に巡ることをおすすめします。2025年4月にリニューアルオープンした新しい展示館は、最新の技術を駆使した体験型の展示が特徴です。

展示内容の特徴

館内には、日本の領土に関するさまざまな展示がされています。

特に、尖閣諸島や竹島、北方領土に関する情報が詳しく紹介されており、歴史的背景や現在の状況について学ぶことができます。新たに設置されたシアターでは、壁・床・天井に映し出される映像を通して、これらの地域の自然を体感できる仕掛けが魅力的です。また、地図や映像資料も豊富で、視覚的に理解を深める工夫がされています。

見学の流れと所要時間

見学は約1時間から1時間半程度で、館内の展示をゆっくりと楽しむことができます。

入館時に配布されるパンフレットには、展示内容の解説が詳しく載っており、自分のペースで学びながら進むことができます。また、各コーナーでは映像案内と大人向け、子供向けにそれぞれ設定された音声案内があるため、より深く理解したい方にはおすすめです。特に、子供たちや学生にとって、社会科見学として非常に有意義な体験となるでしょう。

以下の動画で見学のイメージをつかんでください。

学びのポイント

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日本の領土問題の背景

展示館では、日本が抱える領土問題の歴史的背景について詳しく説明されています。

特に明治時代から現代にかけての領土の変遷や国際法に基づく領有権の主張について理解を深めることができます。資料には、当時の文書や外交交渉の経緯が紹介されており、歴史を学ぶ上で貴重な情報が並べられています。これらの資料と説明により、訪問者は日本の領土問題をより深く理解できることでしょう。

また、日本は人口規模では世界第11位、国土面積では世界第63位でありながら、日本の権利海域(領海や排他的経済水域、延長大陸棚)を含む面積は世界第6位です。陸地面積は38万平方キロメートルですが、その海域を含めると465万平方キロメートルにもわたることを今回の見学で初めて知りました。

国際社会の反応を学ぶ

領土問題に対する国際社会の視点や、他国との関係性についても触れられています。

特に、隣国との外交関係や、国際機関での議論がどのように展開されているかを知ることができ、現代の国際情勢を理解する手助けとなっています。展示内容は単なる歴史の紹介にとどまらず、現在進行形の問題として捉えられていることが印象的でした。国際的な視点から問題を考えることができる貴重な機会です。

自分の考えを深める

見学を通じて、領土問題について自分自身の意見を持つことの重要性を感じました。展示館では、訪問者に対して思考を促すような展示や映像があり、自分の考えを整理する良い機会となります。特に若い世代にとって、このような問題に関心を持ち、自分なりの意見を形成することが大切だと感じました。

こちらが領土・主権展示館のパンフレット(PDF)です。

パンフレット領土・主権展示館.pdf

感想とまとめ

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領土・主権展示館の見学を通じて、日本の領土問題について深く考える良い機会となりました。

展示内容は非常に充実しており、特に歴史的な資料やそこに広がる美しい映像が印象に残りました。展示館のスタッフも親切で、質問にも丁寧に答えてくれたため、安心して見学できました。新しい体験型の展示は特に魅力的で、訪問者の興味を引く工夫がされていると思います。

この展示館は、生徒や学生だけでなく一般の方々にとっても非常に有意義な場所だと感じました。また、国会議事堂を訪れる社会科見学の一環としても見学コースに組み入れる価値のある施設だと感じました。

領土問題は私たちの未来にも大きな影響を与えるテーマです。展示館で得た知識は、今後この問題について考え続けるきっかけとなりました。

皆さんもぜひ、霞ヶ関・虎ノ門界隈へお越しの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※領土・主権展示館を案内人付き、国会議事堂内の食堂のお弁当付きのツアーが企画されました。詳しくはこちらをご覧ください。

【たびコトツアー】政治の中枢・国会議事堂内部見学とリニューアルオープンしたばかりの「領土・主権展示館」

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領土・主権展示館

  • 東京都千代田区霞が関3−8−1 虎ノ門ダイビルイースト1階
  • 03-6257-3715
  • 開館時間 10時~18時
  • 休館日 月曜日(月曜が祝休日の場合はその次の平日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)、3月第1週の日曜日は臨時休館
  • 入館料 無料
  • 公式サイト:https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan/index.html

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