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松本のお土産ベスト10! 有名お土産店によるランキング

長野県松本市は、北アルプスへの登山や安曇野観光の玄関口でもあり、国宝・松本城など、見どころ満載! 城下町として古くから栄えてきた松本は、国内外の観光客に人気のスポットで、お土産の種類も豊富です。そこで、松本にある有名お土産店にご協力いただき、人気ランキングとおすすめのポイントなど詳しく聞いてみました!お土産選びの参考にどうぞ。
今回は、JR松本駅の駅ビル内にある「松本のおみやげや」にご協力いただきました。副店長の三沢公子さんにお聞きした、人気の松本土産をランキング形式で紹介していきます。
目次
<7位「純米大吟醸 極(きわみ)」(大信州酒造)、8位「純米吟醸酒 風穴貯蔵」(大信州酒造)>
<ご協力いただいたお店「松本のおみやげやMIDORI松本」>
松本のお土産にはどんなものが多い?
「当店では、野沢菜やおやきなど、定番の信州土産は外し、他にはないものをセレクトして取り揃えているので、他店舗とは少しランキングの傾向が異なるかもしれませんが」と前置きしながら、「松本土産といえば、銘菓や日本酒、蕎麦がメインでしょうか。松本手毬も外国人を中心に最近人気があります」と三沢さんが教えてくれました。
「また、人気のお土産はシーズンによって異なります」と三沢さん。「年末年始は、大きめの贈答用の箱菓子や720mlの日本酒、お蕎麦などが売れ筋に。GWからのお山のシーズンや行楽シーズンには、地元松本のお土産がよく出るようになり、秋になると小布施の栗を使った商品が動き出します」(三沢さん)。季節によって松本を訪れる目的や客層が変化するため、お土産を買い求める需要も変わってくるそうです。
それでは、気になるランキング・ベスト10をご紹介していきましょう!
1位「くるみやまびこ」(ヌーベル梅林堂)
「諏訪大社の御献上菓子である「くるみやまびこ」は、松本エリアでは取り扱い店舗が少ないこともあり、ロングセラーの「雷鳥の里」をおさえて当店では一番人気の商品。やさしく懐かしい味わいで、知る人ぞ知る銘菓です。単品でロングとハーフサイズを販売中です。どちらのサイズもよく出ています」。
じっくり煮込んだ特製くるみキャラメルをサクサクのクッキーで包んだ「くるみやまびこ」は、モンドセレクション18年連続最高金賞受賞の逸品。鎌倉の人気銘菓「くるみっこ」に似ていますが、くるみのザクザク感やキャラメル部分の濃厚さはこちらに軍配が上がりました。とても美味しかったです!
2位「雷鳥の里」(田中屋)
長野県の県鳥で、北アルプスの高山に生息する天然記念物・雷鳥をイメージして作られたお菓子。さくっとした歯ざわりの焼き菓子にホワイトクリームをサンドした、50年続くロングセラー商品です。香ばしさとクリームの絶妙なバランスが、幅広い層に愛されています。
「ホテルの茶菓子にもよく使われているので、知名度はNO.1です。当店では売上第2位ですが、この20〜30年、どこのお店でもダントツ人気の商品だと思います」と三沢さん。9枚入りと25枚入りの箱があり、小箱のほうが売れているそうです。
3位「信州味噌モナランタン」(STERN)
フランス菓子のフロランタンを、松本手毬の図柄をプリントしたもなかと合わせ、キャラメルの部分に信州味噌を使ってアレンジした、松本の新銘菓。
「安曇野にある小さなお店「STERN(シュテルン)」で作られているお菓子なので取り扱い店舗が少なく、松本のお土産店で現在扱っているのは当店だけです。松本の名産品・松本手毬をイメージしたかわいいデザインと信州味噌を使った洋菓子という珍しさが人気を集めています」(三沢さん)
8個入りの箱のほか、5個入りの袋タイプもあり、手軽なこちらのほうが人気とか。そのほか、小さな手毬のようなもなかの中にチョコレートでコーティングされたナッツが入った『松本てまり』もあり、女性を中心にお土産として人気だそうです。
4位「城下町まんじゅう」(丸本製菓)
「松本ゆかりの図柄が描かれたパッケージのかわいさと、お饅頭という定番土産の組み合わせが人気です。栗と蕎麦の2種類入りが通年商品で、春先になると桜と抹茶のお饅頭が入ったピンクの限定パッケージが登場します。2月中旬から4月末ぐらいまでの限定販売で、ちょうどで販売が開始したところです。こちらも人気があります」(三沢さん)
蕎麦饅頭と栗饅頭が各4つの8個入り。蕎麦の香りがする皮とほのかなこし餡の甘味が上品な蕎麦饅頭と、栗の粒入りで栗の存在感をばっちりと感じる白餡の栗饅頭、どちらも美味しかったです!
5位「まるごとリンゴパイ」(千曲製菓)
蜜をたっぷり持った信州のふじりんごを丸ごと1個、贅沢にパイで包んだアップルパイです。
「ネットで信州土産を検索すると上位に上がってくる商品で、知名度が高く店頭でも人気があります。このほか丸ごと1個バームクーヘンに入った「りんごバームクーヘン」もあり、こちらもおすすめです。信州りんごを使った商品は通年通して人気があります」(三沢さん)
6位「りんごのバターブッセ」(PONGE)
信州りんご100%ジャムと濃厚バターをブレンドした特製クリームを、外はさっくり中はしっとりとしたブッセ生地でサンド。りんごの酸味とバターのコクが口の中に広がる、りんごのバターブッセは、かわいいパッケージデザインで信州土産として人気急上昇中のショップ「PONGE(ポムジェ)」の商品です。
「リンゴのラングドシャも販売していますが、バターブッセのほうが人気です。個包装でバラ売りもしているので、自分用にも購入しやすい商品です」(三沢さん)
7位「純米大吟醸 極(きわみ)」(大信州酒造)、8位「純米吟醸酒 風穴貯蔵」(大信州酒造)
「当店は日本酒のラインナップが豊富なのも特徴です!松本の地酒をメインに、長野県内の有名どころを取り揃えています。銘柄もサイズもさまざまありますが、中でも人気なのが「大信州酒造」。こちらは松本の地元でも人気急上昇中の酒蔵で、本当におすすめです!」と三沢さんが太鼓判を押す松本の地酒「大信州」が7位と8位にランクイン。どちらも全国新酒鑑評で金賞を受賞した逸品です。
大信州は、長野県産の酒米と北アルプス連峰の伏流水を仕込み水に使った、長野の気候風土を生かして作られたお酒で、松本土産にはぴったりの銘柄!
左側が「大信州酒造 純米大吟醸 極」。長野県産の酒米「金紋錦」を49%まで磨き上げた洗練された味わいとデリシャスリンゴを思わせる華やかな果実香(お米由来なのに)が魅力だそうです。
右側が「大信州酒造 純米吟醸酒 風穴貯蔵」。なんと北アルプスの麓にある風穴で貯蔵されたお酒です! 風穴とは、山の斜面にある隙間から風が吹き出す穴のことで、天然の冷蔵庫として古くから活用されていたそう。風穴でゆっくりと熟成された無濾過生原酒は、ぎゅっと凝縮されたまろやかな味わいの辛口酒だそうです。
9位「七味唐辛子」(根元 八幡屋礒五郎)
善光寺にある老舗、八幡屋礒五郎の七味唐辛子は、信州土産の定番として根強い人気。東京・浅草寺のやげん堀、京都・清水寺の七味家とともに、全国的に知られる七味唐辛子です。定番の七味のほか、一味や山椒、ガラムマサラやカレー味など、面白いものもありました。色とりどりの缶をジャケ買いするのも楽しそうです!
「当店では、イヤーモデルのデザイン缶も扱っています。毎年その年にふさわしい絵柄が描かれた限定缶は、松本城だった年も。コレクションしている人もいる人気商品です。2025年のデザインは「小海線缶」で、長野県と山梨県を結び、「八ヶ岳高原線」の愛称で親しまれる小海線が描かれています」(三沢さん)
10位「Jagabee(ジャガビー)」(カルビー)
「じゃがりこ、ジャガビー、ハッピーターンなど、大手メーカーの信州限定スナックをまとめて並べたコーナーもあります。この手のお菓子は、手軽ですし、鉄板で喜ばれますからね。どれも人気ですが、ジャガビーのわさび醤油味は人気が高いですね」(三沢さん)
信州の味として、わさびのほか、ブドウや桃などのハイチューやキットカットもありました。旅先で必ずチェックしてしまう地域限定スナック。インパクトと間違いのなさは、ばらまき土産として鉄板の人気ぶりでした。
ランキング外だけどおすすめの松本のお土産
ランキング外になりますが、三沢さんに教えてもらった、個人的におすすめなお土産もいくつかご紹介します!
「信州舎印 戸隠生そば」(戸隠松本製麺所)
信州といえば蕎麦。「ちなみに、お土産に蕎麦を買いたいのですが、おすすめはありますか?」と三沢さんに聞いたところ、「松本製麺所のこちらです!」と即答いただきました。信州には安曇野、戸隠など蕎麦の名産地がたくさんありますが、まさかの製麺所指定でした(笑)。地元民ならではの信頼できる情報を教えていただきました!
戸隠松本製麺所は、戸隠産の地粉にこだわり、自社製粉、自社製麺にこだわって戸隠蕎麦を作っている製麺所だそうです。信州そば品評会でも農林水産大臣官房長賞など多数回受賞しており、美味しさはお墨付き!半生そばなのに香り高く、蕎麦湯まで美味しくいただけました。
「タルタルディップ」「ステーキソース」(五千尺ホテル)
「当店は上高地にある五千尺ホテルが母体なので、ホテルで扱っている調味料やジャム、ジュースなどの商品のコーナーがあります。ホテルクオリティの商品はどれも自信作です!なかでも、ホテルのお料理にも使われているタルタルディップやステーキソースは特に人気があります。お土産にぜひどうぞ!」(三沢さん)
「市田柿ミルフィーユ」(マツザワ)
信州の名産品「市田柿」。自然な甘さの干し柿に、ほどよい塩加減の国産バターをサンドした新感覚のミルフィーユです。「この組み合わせは抜群!美味しいですよ。お好みの厚さにカットしてスイーツとしてはもちろん、ワインのお供にもおすすめです」(三沢さん)
「城どら」(まつもと六萬石本舗)
「松本の和菓子屋さん「まつもと六萬石本舗」とコラボした新商品で、昨年10月ごろから当店でのみ取り扱っています」と三沢さん。お試しで購入しやすいように、レジ横に個包装で売られていました。
白いモチモチの生地の中に黒豆入りの白餡がサンドされた白いどら焼きは、松本城をイメージしたものだそう。生地の塩加減とモチモチの食感があと引く美味さでした!
「山鳥のカラビナ」(yamasanka)
「お菓子や日本酒だけでなく、当店には雑貨を集めたコーナーもあります。山鳥のカラビナは登山客だけでなく、かわいい見た目が観光のお客様からも人気の商品です。ルリビタキのオス(青)とメス(黄緑)のほか、雷鳥のデザインもあり、こちらも好評です」(三沢さん)
yamasankaの商品を中心に、カラビナのほか、手ぬぐいやノート、エコバックなど幅広くありました。個人的にはオコジョの手ぬぐいに一目惚れしてしまいました。食べ物以外の旅の思い出が欲しい方はぜひチェックしてみてください♪
ご協力いただいたお店「松本のおみやげやMIDORI松本」
上高地にある五千尺ホテル直営の、松本土産のセレクトショップ「松本のおみやげやMIDORI松本」。定番の信州土産は極力扱わず、独自の魅力を持った商品を中心に、「ここにしかないものを」と地域限定商品やオリジナル商品も幅広く揃えています。気の利いたお土産をお探しの方はぜひこちらへ。松本の駅ビルMIDORI内にあるので、日本酒など重いお土産も出発直前に購入できて便利です。
- 住所:長野県松本市深志1-1-1 MIDORI松本1F
- 電話:0263-37-7200
- 営業時間:10:00〜20:00
- 定休日:施設の休みに準ずる
- 公式Instagram:松本のおみやげや
いかがでしたか? 今回の記事は松本でのお土産選びの参考になったでしょうか。
お土産探しは旅の醍醐味のひとつでもあります。この他にも、松本には素敵なお店やお土産がたくさんあります。松本観光の際には、ぜひ旅の思い出の一片になるような素敵なお土産を見つけてみてください。
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宮原香菜子
- 日本大学芸術学部写真学科卒。情報誌や旅行ガイドブックの編集プロダクションを経て、フリーランスのライター・編集・ときどきカメラマンに。趣味と実益を兼ね、おてんば盛りの小学生の娘が思いっきり遊べて、大人も楽しめるスポットを日々発掘しています。ママライターとして子育てに役立つ情報をWebや雑誌で発信中です。