インド初心者におすすめの旅行先トップ3を紹介!【アクセスしやすい、異国を感じやすい、だまされない】

インド 男性

インドといえば広大な土地に多種多様な民族が住んでおり、ひとくくりにできないほど場所によって全てが異なります。インド旅行の定番と言える場所がいくつかありますが、初心者にはおすすめできないな...と思うことが多々あります。旅行先選びさえ間違えなければ、インドを心底嫌ったり、もう二度と来ないと思ったりすることもないのです。

インドは、一生かかっても飽きないほどさまざまな場所があり、さらに物価も安いので、旅行先として候補に上がらなくなるのはもったいない!そんな思いから、今回はインド初心者におすすめの旅行先トップ3を紹介します。

目次

おすすめ旅行先トップ3 選定基準は?

インド在住6年の私がおすすめするにあたって基準にしたのが下記の項目です。

  • アクセスのしやすさ
  • だまされやすさ/詐欺の多さ
  • 異国感

インドは広大なので、電車やバスでしかいけないところもたくさんあります。できるだけ飛行機で行けるところ、あるいは陸路でもタクシーでどうにか行けるところの方がトラブルを避けやすく、おすすめだと考えています。

また、インド特有かもしれませんが、だまされやすさや詐欺の多さ、うざがらみ具合も重視しています。再重要視していると言ってもいい項目です。

おすすめ旅行先に選んだところでは、インドの中でもうざがらみや詐欺行為が他地域よりも少ない傾向にあります。この中の行き先なら、「いい人が多かったな」と旅を終えられること間違いなしです!

そして、大切なのが異国感。せっかく旅行に来たからには、異国を感じられなければ意味がありません。たとえば、南インドのバンガロールはとても過ごしやすくていい都市なのですが、ビルが多く、外国のオフィス街感はあっても異文化感は少ないのでランク外にしました。

おすすめ旅行先 第3位:ゴア!ポルトガル統治の名残が美しい海沿いの街

ゴア レストラン

まず、おすすめ旅行先第3位はゴアです!ゴアは南インドの街で、ポルトガルが植民地統治していたことがあり、他の地域と違ってキリスト教徒が多いです。

おすすめ旅行先 第3位の理由

  • 南ゴアは自然が美しく人もおだやかですばらしい
  • 北ゴアはパーティーしたい人向け(治安は南よりは悪い)
  • 海鮮料理がインド1おいしい
  • ポルトガル統治時代の街並みが美しい、歴史がある

ゴア ビーチ

ゴアは、どんな方が訪ねても絶対に楽しい街でしょう。北ゴアはいわゆる「ヒッピーの聖地」です。ヒッピーが好きそうなシーシャが吸えるカフェ、サイケデリックなデザインが揃うお土産屋、クラブやビーチパーティーなどを楽しむことができます。

IT企業に入社してお金を持ち始めたインド人の若者や、欧米社会から逃げるようにしてインドに辿り着いた外国人が多いイメージです。ただ、北ゴアは刺激的で楽しい一方、物乞いがいたり、タクシーが高かったりと観光地らしい一面もあるため、私はそこまで好みません。

新鮮でおいしい海鮮 ゴアの街

個人的には、自然のビーチの中でゆったりと、素朴なインド人と新鮮でおいしい海鮮を楽しめる南ゴアがおすすめです。森が多く、ココナッツの木やゴムの木を見たり、浜辺を歩く牛を見たり、ヨガをしたり...豊かな時間を過ごすことができます。お土産屋さんも、貝殻や流木など自然を使ったものなどが目に止まります。

中心街のパナジやオールドゴアの方に行くとポルトガル風の建物が多く、美しい教会もたくさんあります。かの有名な聖フランシスコ・ザビエルのミイラがある教会も!異国間満載で治安もよく、他の地域と違って英語も通じやすい地域です。

だまされたくない、他の外国人とも関わりたい、ビーチでバカンスしたい、歴史が好きという方はゴアに大ハマりすると思うので、ぜひ行ってみてください!

おすすめ旅行先 第2位:ジャイサルメール!世界遺産の要塞があるシルクロードの黄金都市

ジャイサルメール 要塞

ジャイサルメールは本当によかったです!砂漠の中にあるジャイサルメールは、シルクロードを旅する商人たちにとって重要な土地でした。そんなロマン溢れるジャイサルメールは、インドの観光地でも特に異国間が溢れていました。

おすすめ旅行先第2位の理由

  • 砂漠の中の黄金都市なので異国間満載、時代さえ止まっているような感じがある
  • 街が比較的コンパクトなので移動しやすい
  • ラクダと一緒に行く砂漠ツアーが楽しい
  • 北インドにもかかわらずだましてくる人が少なく、みんなフレンドリーで優しい
  • おすすめできる季節が冬季に限られ、飛行機も冬しかないのがネック

ジャイサルメールの魅力は街並みです。砂漠の中のレンガの建物は、まるでアラジンの世界観。世界遺産に登録されている要塞の中が一つの街のようになっていて、とてもおもしろいです。

異国を感じることはもちろん、まるで過去に遡ったような感覚になります。そして夕日の時間は、建物のレンガに太陽の光が反射して、本当に街全体が黄金に輝きます。要塞を中心に街が作られているので、ラクダツアーや廃村めぐりなどをしなければ、移動にもそこまで困りません。

また、驚いたのが人のおだやかさです。個人的には北インドの街に対し、だましだまされの修羅の国のイメージを持っていました。ジャイサルメールはインド人による北インドの街ですが、人がフレンドリーでやさしく、騙されることもほとんどありませんでした。(多少の割高値段設定はありましたが)

砂漠で1泊

そんな優しい人たちのガイドのもとラクダツアーに行き、砂漠で1泊してきました。ラクダ飼いに導かれながらラクダの背に乗り、砂漠を渡ります。

かわいくておだやかなラクダ、一頭ずつ名前をつけてラクダを可愛がるラクダ飼い、満点の星空と遠くから鳴り響くインドミュージック...。どれも初めての経験で、忘れられません。

ラクダ

ジャイサルメールでは、道を走っていると野生なのか放し飼いなのかのラクダに遭遇することも多々あります。

ラクダ

唯一の欠点は、冬季以外飛行機がないため、時期が外れてしまうと電車を使ってしか行けなくなることです。また、夏は50度近くまで気温が上がることもあり、昼間は観光どころじゃないと地元の人は言っていました。11月〜2月くらいまでがベストシーズンなので、タイミングがあえばぜひ訪れてみてください!

おすすめ旅行先 第1位:ダージリン!美しすぎる紅茶の街、人も文化も圧倒的に素晴らしい

ダージリン

インドに両親を連れてくるとしたら、迷わずダージリンに連れていきたいと思います。とにかく美しく、楽しく、小さな街ですが3泊では足りないくらい魅力に溢れていました。

おすすめ旅行先第1位の理由

  • イギリス統治時代の美しい建物と文化が残っている
  • ダージリンの紅茶は世界一おいしい!
  • チベット系の人が多く穏やかで親切、英語も通じやすい
  • 街が小さいので頑張れば歩いて移動も可能(坂は多い)
  • 夏は霧が多くて幻想的、空気が綺麗すぎる
  • 空港から3時間のタクシー移動が少ししんどいくらい

ダージリンは、ウエストベンガル州のバグドグラ空港から車で2~3時間のところにあります。乗り合いタクシーも出ていますが、私は2,000円くらいでタクシーを手配しました。ダージリンに向かって山に登るのですが、途中で信じられないくらい深い緑の匂いがしてきます。世界一マイナスイオンが出ているのではないかと思うくらいでした。

ダージリン

ダージリンの魅力は語り尽くせません!世界一おいしい紅茶の数々、霧に包まれた街並み、イギリス風の建物とチベット文化が混ざった独特の世界観、優しくて民度が高く、英語を話してくれる人々...。嫌な思いをしたことは皆無でした。

トイトレイン

ダージリンは街が小さくて歩き回りやすかったのもよかったです。またイギリスの植民地支配時代に作られた「トイトレイン」という、世界遺産に登録されている蒸気機関車に乗ることもできます。

なんというか、昭和風の街中を石炭を撒き散らしながら蒸気機関車で走ると、タイムスリップしたような気分を味わえます。チベット系の人々が多いので仏教の世界観も混ざっており、美しいチベット系の修道院を訪れるのもおすすめです。

紅茶のテイスティング

そして、霧に包まれた壮大な茶畑は忘れられません。見渡す限り茶畑なのです。私は夏に訪れたのですが、冬の時期は霧が晴れて眺望がよくなり、人気シーズンとなって混むようです。

紅茶のブランドやお店もたくさんあり、一番摘み、二番摘み...などランク別のテイスティングはとても楽しく、私は「満月がでている夜に摘んだ」というムーンライトティーを買いました。とにかく、今までの紅茶の常識を覆すようなおいしさで、紅茶なんてどれも一緒だと思っている人こそ行ってほしいです!本当に素敵な場所でした。

臭い、汚い、詐欺だらけ...インドのステレオタイプをいい意味で裏切る旅行先

上記で紹介した3つの旅行先は、臭い、汚い、詐欺だらけのインドを感じることはほとんどないでしょう。上級者になると、物足りないと感じるかもしれないくらい、とにかく平和で美しく、もう1周ずつしたいと思うくらいの場所です。

同じアジアで行きやすく、異国・異文化を感じられて、物価も安い...そう考えると、インド旅行は最高だと思いませんか?

今回紹介した3つの旅行先は、ガイドブックなどではメインで取り上げられることはあまりありませんが、本当に一生に1度は行ってほしい場所です。何なら、メイン観光地よりも絶対いいと言えます!ぜひ、次のまとまった休みで旅行を計画してみてください。

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やまもと

インドのバンガロール・ムンバイの2拠点で活動している翻訳者・ライターです。インドの野良犬とヨガが大好きです!

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