【サウジアラビア】実はとっても簡単なeVisaの申請方法と基本情報

サウジアラビアの首都リヤド 近代的な街並み 車社会

<TOP画像:近代的な街並みと車社会のサウジアラビア・首都リヤド>

ついに観光解禁!

ところで、サウジアラビアってどんな国?食事は美味しいの?見どころは?

そんなあなたに、サウジアラビアの基本情報をお届けします。ビザもご心配なく。

目次

サウジアラビアってどんな国?

街並み バス 民族衣装トーブを着ている男性
<中央男性は真っ白な民族衣装のトーブを着ている>

石油、サッカーワールドカップ、イスラム教の国...サウジアラビアという国について全く知らない!という方がほとんどでは無いでしょうか。それもそのはず、日本人を含む一部の外国人に観光査証(ビザ)が認められたのは2019年のことでした。

正式名称は、サウジアラビア王国(Kingdom of Saudi Arabia)、意味はサウード家のアラビアの王国です。統治王家の名前が国名になっている絶対君主制国家です。

国土は日本の約5.7倍でアラビア半島の大部分を占めています。人口は3,217.5万人(2022年)、公用語はアラビア語です。イスラム教最大の聖地メッカがあるため、世界中からイスラム教徒が巡礼に訪れます。

変わりゆくサウジアラビア

サウジアラビアの夜
<夜になると家族連れや友人たちで街が賑やかに>

2019年以前と以降の両方にサウジアラビアへ出かけたことがある!という方は少ないと思いますので、近年のサウジアラビアがどんな変貌(?)ぶりなのか知らない方は多いでしょう。

以前のサウジアラビアでは女性の車の運転は認められず、外国人であっても女性はヒジャブと呼ばれるスカーフで頭髪を覆い、肌の露出を避けるためにアバヤと呼ばれる丈の長い服などの着用が義務づけられていました。他にも、全てのレストランは男性席と女性を含む家族席で完全分離がされていたのです。

しかし現在では、女性も男性と同じように車を運転し、外で働く方も日常的によく見かけるようになりました。またヒジャブやアバヤの義務もなくなり、ほぼ全身真っ黒だった装いにも変化が起きています。(もちろん女性本人の意思で、全身覆う黒いアバヤや目元のみを出すニカーブの方もまだまだたくさんいます。)

この大きな変化は、主にムハンマド・ビン・サルマーン皇太子によるもので、程よい柔軟性のある若い皇太子がサウジアラビアに新しい風を呼び寄せています。国民の中には、やっと普通の国に近づいてきたと考える人もいるなか、たった数年のうちにあらゆる変化が起こり、サウジアラビアが全く別の国になってしまうのではと不安な人もいるようです。

サウジアラビアという国の方向性に変化があっても、国民は変化を受け入れていない場合もあるため、訪れる際は文化や慣習に沿う服装や行いをしたいですね。

食事や観光について

サウジアラビア料理 シーフード
<シーフードも美味しくいただけます>

サウジアラビア料理...?と、サウジアラビアで一体何が食べられているのかと心配になる方もいるかもしれませんが、比較的日本人の口に合うものが多いというのが私の印象です。主食はお米です。(安心!)

鶏肉をお米と炊き込んだものが国民食で、香辛料を使った料理も多いですが、スパイシーすぎずに食べられると思います。特に、海沿いの街では新鮮な魚介が楽しめるシーフードレストランが多くあります。メニューにバターシュリンプがあれば、ぜひ注文してみてください。殻付きの大きなエビがこってりバターソースでグリルされています。

そのほか、ピザやパスタ、中華などさまざまなレストランも簡単に見つけられますので心配はご無用ですが、外食は平均して日本より高いです。

観光では、広大な砂漠を4WDで駆け抜け、絶景のなか沈みゆく夕陽をみるツアーや、ラクダの背中に乗ってアラビアンなフォトジェニック撮影も人気です。

また、モスクなどのアラブ建築の美しさを堪能したり、紅海でシュノーケルやスキューバダイビングも楽しめます。ただ、真夏は気温が50度を超えることもあります。旅行やアクティビティを選ぶ際は気候にも注意が必要ですね。

サウジアラビアのビザとeVisaの申請方法

サウジアラビアのビザeVisa サイト画面

観光ビザは、事前にwebサイトから申請する「eVisa」と到着空港で申請する「アライバルビザ」があります。どちらも1年間に合計90日間滞在可能なマルチプルエントリー(複数の出入国が可能)ビザで、申請費用も同じです。

アライバルビザは、時間がかかったり、スムーズにいかなかったりすることがあるようなので、おすすめは事前に申請できるeVisaです。筆者は今までに2回(2023年と2024年)申請していますが、申請後に数分でビザを受け取っています。

申請方法は至ってシンプル。公式webサイトでアカウントを登録して必要事項入力し、申請費用を支払うと、数分後(私の場合)にEメールでビザを受け取りました!ビザの有効期限はビザを受け取ってから1年ですのでお気をつけください。

Eメールで届いた電子ビザ
<Eメールで電子ビザを受け取ります>

念のためにEメールに添付されていたドキュメントをプリントアウトしていましたが、到着空港の入国審査ではパスポートに情報が入っているようで、プリントアウトしたものは見せることはありませんでした。(出発空港では見せました。)

Eメールで届いたeVisaのインボイス 請求書 
<支払いが完了するとインボイス【請求書)もEメールで送られてきます>

申請費用は、保険料込みで402.21SAR、日本円で約16,900円(2025年1月のレート)でした。クレジットカードで支払います。

おすすめの過ごし方

サウジアラビアでは日中の厳しい暑さを避けるため、夜ふかしをする人が多くいます。そのため、夜遅くまで家族や友人と過ごせるオシャレなカフェや景色のいい場所が多くあります。スパイスの効いたアラビックコーヒーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、ショッピングモールはどこも冷房が強いため、日中の時間を潰すにはピッタリです。有名なサウジアラビア産デーツ(ナツメヤシの実)をお土産に買うのも良いですし、サウジアラビアではどんなファッションが流行っているのかウインドウショッピングするのも楽しいですね。

室内では薄手の羽織りがあると使い勝手がいいです。

まとめ

知れば知るほど気になる、サウジアラビア王国を次の旅行の行き先に選んでみてはいかがでしょうか。

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エジプト歴は6年目、グルメと手仕事に興味がある一児の母。古代エジプトの神秘的な部分から、目まぐるしく変わりゆくエジプトの新たな魅力までお伝えします。

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