【日本遺産】群馬の養蚕文化を学び、現代アートとの融合にインスパイアされた旅

冨沢家住宅

こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。

明治の文豪 徳富蘆花は群馬県を「機(はた)の音、製糸の煙、桑の海」と表現しました。

昔から絹産業の盛んな群馬県では女性が養蚕・製糸・織物で家計を支え、活躍してきた歴史があります。

夫たちは「おれのかかあは天下一」と褒め称え、これが「かかあ天下」といわれる所以です(日本遺産「かかあ天下ーぐんまの絹ものがたりー」の一節より引用)

昔は養蚕で栄えた群馬県吾妻郡中之条町ですが、現在では県外海外から移住してきたアーティスト達による中之条ビエンナーレ(後述)なる国際芸術祭が開催され、町に賑わいを生み出しています。

今回、養蚕の歴史文化と現代アートの融合を体験できるモニターツアーを取材してきましたのでその様子をご紹介します。

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<JR中之条駅からバスに乗り込むツアー参加者。©sumi⭐︎photo>

目次

日本最古級の養蚕農家「冨沢家住宅」で歴史文化に触れる

冨沢家住宅は中之条町の大道(だいどう)地区にあります。

冨沢家はこの村の名主を務めた名家です。

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冨沢家の建物は三国街道の脇往還沿いにあり、越後の米などの物資はこの家に荷をおろし、その後各地に運び出されて行きました。

この家屋は茅葺き・入母屋造りで江戸時代後期頃に建てられたものです。

屋根の正面が「かぶと造り」の大型養蚕農家の代表的なもので、国の重要文化材に指定されています。

その歴史と伝統の住宅の中で、養蚕農家のご親族、縁戚の方からお話を伺いました。

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<©sumi⭐︎photo>

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<©sumi⭐︎photo>

当時の様子、ご苦労話など生の声に真剣に聴き入るツアー参加者。

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<座繰り機>

繭から糸を取る手回し式の道具で、江戸時代後期に考案されました。
歯車を組み合わせて回転を速め、集緒器と竹製の糸振りをつけるなどの工夫により、作業能率が大幅に向上しました。

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座繰り機を実際に動かしてみると意外に軽くカラカラと回せました。

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冨沢家住宅の2階に上がり、パチリ!

>>冨沢家住宅の観光情報はこちら

中之条ビエンナーレとは?

中之条ビエンナーレ(※)は、群馬県中之条町で隔年に開催される国際現代芸術祭です。

※ビエンナーレとはイタリア語で2年に1度の意味。

山々に囲まれた風景や、歴史のある温泉郷、養蚕文化、伝統を受け継ぐ民俗行事や祭事など、中之条町には美しい里山文化に触れることができます。アーティストは廃校になった学校などに作品を発表します。

毎回創造的、革新的なアーティストによる作品展示、パフォーマンスなどが表現されています。

アーティストには県外や海外から移住した作家も多く、作家と地域住民との交流が育まれていきました。

中之条の伝統行事への参加や食文化交流など、地域に積極的に関わってきた作家も多く、家族のような繋がりができたりもしています。

テキスタイルアートを鑑賞

テキスタイルとは織物とその材料である繊維を表す言葉です。

テキスタイルアートとは、織や染などの技法を用いて表現されたアートですが、素材、技法とも多様化し表現の幅は広がっています。

今回のモニターツアーのために特別に冨沢家住宅の中に美術作家さんのアート作品と、インテリアショップスタイルの作品が展示されました。

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<©sumi⭐︎photo>

冨沢家住宅の中が美術館になっていました。

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これらの作品を創られた美術作家の山形敦子さんにお越しいただき、ご自身の言葉で説明を聴きました。

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<©sumi⭐︎photo>

山形さんは土地の歴史・自然・昔からの人々の生活、そこから立ち現れる民話と、自身の身体感覚から、過去と現在への繋がりを探し作品にしてされています。

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昔、養蚕農家で使われていた蚕泊(蚕の飼育に使われていたもの)に手漉き紙を幾重にも張り合わせていき独特の世界観が生み出しています

美術館にかしこまって展示されている作品とは違って、歴史ある農家の内に在ると作品から発せられる空気が違います。

中之条町が町全体で芸術との融合を図っている意味がわかるような気がしました。

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<©sumi⭐︎photo>

インテリアショップ スタイルの作品も冨沢家住宅に溶け込んでいました。

アーティストと一緒に作品作り

ツアーはその後、四万温泉にある温泉協会に場所を移し、作家さんたちと実際にアート作品を作るワークショップに参加しました。

参加者は2グループに分かれ、冨沢家住宅に展示された作品の作家山形敦子さんとCLEMOMOさんからワークの進め方を聴きます。

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<©sumi⭐︎photo>

山形さんの作風は、手漉き紙や接着剤を使用し、コラージュ(絵や写真を張り合わせる)とドローイング(線画)を組み合わせた平面、立体作品を制作するスタイルです。

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<©sumi⭐︎photo>

どんなのを作ろうかなぁ~

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<ワークショップの風景>

う~ん、なかなか難しい、でも楽しい。

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<©sumi⭐︎photo>

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約1時間でそれぞれが作った作品。作品のタイトルとコンセプトを発表します。

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よくできました~パチパチパチ。

もうひとつのグループはカナダ人のCLEMさんとMOMOさんのCLEMOMO(クレモモ)さんのワークショップです。

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<©sumi⭐︎photo>

私はこちらのワークショップに参加しました。

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これなんだかわかりますか(笑)まるで幼稚園児の落書きのようです。

このワークショップはとても独特でした。

例えば「紙一面を10秒間で隙間なく、一杯にしてください、はいスタート!」。

「は?」なにをどうすればいいの?

そういうワークを何度も何度も繰り返していきます。

次に「隣の人と紙を交換してください。隣の人が書いたその上に何かを書き足していってください」と指示が飛びます。

「は?」

そういうこと(トレーニング)を何度も繰り返した後、作品を創ります。

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参加メンバーの作った作品の例。

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<©sumi⭐︎photo>

このワークはとっても面白かったです。

私たち、特に日本人は何かを作ろうとする時、

「これで合ってるんだろうか?」

「このやり方で正しいんだろうか?」

「先生の期待に応えられる出来になってるだろうか?」とつい、思ってしまいます。

しかしCLEMOMOさんの導きはそうではありません。

言葉も「~な感じ」「~みたいな」ととてもファジーで「こうあるべき」がひとかけらもないのです。

最初はとてもとまどいます。どうしていいかわからなくて。

ところが何度も何度もワークをやっていく内に、常識やこうあらねばという思い込みから自分の心が解放されていくのを実感しました。

「自分のこころの赴くままに、もっと自由でいいんだ」そう感じられるようになったのです。

CLOMOMOさんのやり方を言葉で説明し尽くすのは難しいのですが、敢えていえば、

「日本も幼児の頃からこういう教え方、導き方をしていけば、人それぞれのオリジナリティや豊かな創造力が発揮されるようになるだろうなぁ」と感じました。

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<CLEMさん(左)とMOMOさん(右)>

このアート作品作りワーク、正直あまり期待していませんでしたが、今回のモニターツアーの中で私のこころに一番残った体験でした。

ちなみに私が作った作品はこちらです。

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どうです?

なんだかよくわからないでしょ~笑

石垣みたいな、迷路みたいな、あみだくじみたいな・・・

いいんです、それで。

アーティストルームのある宿を体験

今回のモニターツアーで宿泊したのは四万温泉の日向見(ひなたみ)地区にある「湯の宿 山ばと」です。

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<湯の宿 山ばとの外観>

山ばとには、美術作家の山形敦子さんとCLEMOMOさんの作品が部屋に展示された「アーティストルーム」が在るのです。

それぞれのお部屋で作家さん自身から作品への思い、コンセプトを伺いました。

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<山形さんの作品が在る「いわかがみ」の間で説明を聴くツアー参加者>

山形さんは手漉き紙や接着剤を使用し、コラージュ(絵や写真を張り合わせる)とドローイング(線画)を組み合わせた平面、立体作品を制作しています。

山形敦子さんのメッセージです。

「宿泊というのは、特別な体験だと考えています。知らない土地の夜と朝を体験することで、昼間に訪れるだけでは気づかなかった空気の濃さや光を感じ、夜にしか鳴かない虫や鳥の声も聴くことができます。宿泊はひと時、その土地の一部になることかもしれません。山ばとは地に根差し、土地のものを利用し、それを提供することを大切にしてきた宿です。四万という土地の要素を取り入れた作品の中に一夜ご滞在いただくことで、四万の生き物たちとの共生・命や水の循環の中に入り込むような体験ができるよう、作品を構成しました。」

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<©sumi⭐︎photo>

今夜はどんな夢を見るのかな~

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<山形さんチームで自分たちが作った作品を手にはいポーズ!©sumi⭐︎photo>

続いてCLEMOMOさんの作品のある「こでまり」の間へ。

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<©sumi⭐︎photo>

CLEMOMOさんのメッセージです。

「宿の名前でもある『山ばと(鳩)』がいつも仲睦まじく、二羽寄り添っているようにお客さんにもこの部屋で二人の時間を楽しんで欲しいという想いをこめて制作しました。『愛はエネルギーです。カラフルな原色が明るい気持ちを連れてきます』というメッセージ。似ているようで違う二人。違うようで似ている二人。赤・青・黄色は愛と水(温泉と四万湖)と光(エネルギー)の隠喩です。」

一見、この土偶のような作品は「???」ですが、ワークショップを体験するとこの作品が生まれてきた理由がわかるような気がしました。

CLEMさん曰く「『なんだこれは?』と驚く様子を見るのが面白いんです。」

またこの作品にある秘密を明かしてくれました。

CLEMさんはこの作品の中の見えない部分にメッセージを書き込んだそうです。

それは「この部屋に泊まるゲストになにか良いことがありますように」という願い。

MOMOさんが「普段CLEMはそんなこと言わないのに今日は珍しい。彼になにかそう感じさせるものがあったのかも。。。」

と仰ったのが印象的でした。

CLEMOMOさんを見ていると、言葉にすべて落とし込もう、まとめよう、という行為そのものがあまり意味のないように感じてきました。

自分のこころのままに、素直に、ストレートに、自由に。

言葉を生業にしている私にとって「言葉でわかりやすく表現しよう、伝わるように、インパクトがあるように」といつも意識していますが、CLEMOMOさんの感性にはこころにグサリと刺さる気づきがありました。

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<©sumi⭐︎photo>

CLEMOMOさんチームも各々の作品を手に記念撮影をしました。

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<©sumi⭐︎photo>

宿には作家さん達も一緒に宿泊し、四万温泉宿の中で唯一、囲炉裏端料理を提供される山ばとの食事と温泉を堪能しました。

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<©sumi⭐︎photo>

カンパーイ!!!

夕食はとっても盛り上がり、夜更けまで宴は続きました。

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<©sumi⭐︎photo>

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<©sumi⭐︎photo>

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<©sumi⭐︎photo>

四万温泉の中で唯一囲炉裏料理を提供する山ばとさんですが、今回のツアーのために特別に焼だんごを供していただきました。

湯の宿 山ばとについては下記の記事に詳しいのでぜひこちらもご覧ください。

>>【群馬】温泉総選挙 女子旅部門一位の四万温泉!「湯の宿 山ばと」で私が感じたこととは・・・?

>>湯の宿 山ばとの公式サイトはこちら

四万温泉の魅力に浸る

翌朝は四万温泉の観光を楽しみました。

「湯の宿 山ばと」は、四万温泉の中でも一番奥の「日向見(ひなたみ)地区」にあります。とても静かで落ちついた所です。

宿から歩いて5分のところに国指定の重要文化財「日向見薬師堂(ひなたみやくしどう)」や四万温泉発祥の共同湯「御夢想(ごむそう)の湯」があります。

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<四万温泉の湯発祥と言われる御夢想の湯(左)と日向見薬師堂の門(右)>

朝の静寂の中、ここで山ばとの女将さん山口さんからこの地の歴史、云われなどを伺いました。

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<静かで清廉な空気の中、足湯(無料)で温まります>

日向見地区の情報も下記記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

>>【群馬】温泉総選挙 女子旅部門一位の四万温泉!「湯の宿 山ばと」で私が感じたこととは・・・?

奥四万湖

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四万温泉といえば「四万ブルー」と言われるほど、青の美しさが特徴です。山ばとから更に奥入った奥四万湖には深い青を称え、透きとおった水が揺らめいていました。

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<はいポーズ!>

四万温泉は温泉総選挙で女子旅部門第一位を何度も受賞しており"映えスポット"があちこちに在ります。

四万温泉のシンボルともいえる積善館

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「四万温泉といえばここ!」と言われるほど有名な「積善館」。

ジブリ「千と千尋の神隠し」のモデルのひとつとなった歴史ある木造建築で、この館の前で記念写真を撮る人たちでいつも賑わっています。夜の雰囲気は最高です。

四万温泉の中にもアートがあちこちに

四万温泉の"ゆずりは"エリアにある新湯治ホテルルルド内にあるアート。

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<彫刻家 西島雄志さんの作品 吉祥>

2021年中之条ビエンナーレの出店作品です。

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西島雄志さんの作品は、ホテル叶やOUKETSU TERRACEでも鑑賞することができます。

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<2024年11月オープンしたホテル叶のエントランスにある作品>

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<OUKETSU TERRACE内にある「龍」>

四万温泉おすすめグルメ

四万温泉街に2024年7月に新規オープンしたCraft Beer&Cafeこはるび。

四万温泉のクラフトビール直営で生のクラフトビールが飲めるタップルームです。

※タップルームとは、クラフトビール醸造所が自社製のビールを提供する場所。ビールサーバーの注ぎ口を「タップ」と呼ぶことに由来しています。

お食事も、地元で採れる野菜中心の手作り料理が評判で、オープン間もないのに観光客や地元の人々の集いの場として賑わっています。

ツアー2日目のランチはこちらでいただきました。

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四万エールビールの全種類を生で飲むことができます。

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地元野菜でたっぷりのヘルシーなランチ。すべて手作りで栄養たっぷり。温かみが伝わります。

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カレーも手作りでトマトの効いたさっぱりしながらも濃厚な味わい。こちらにもレンコン、白菜など新鮮な野菜の小鉢が付きます。

身体とこころが喜ぶ豊かな料理を美味しくいただきました。

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テーブル席12席とカウンター席の程よい広さの落ちつけるカフェです。女性に人気ですが、クラフトビールのおつまみも充実しており、連日通う常連さんもいるのだとか。

>>こはるびの公式サイトはこちら

取材を終えて

今回のモニターツアーでは、養蚕農家の歴史、文化と現代アートという、一見噛みあいそうにない両者がどのように出会い、つながりながら新しい価値、風を生みだしていったのかを感じ取ることができました。

現代アートはとっつきにくいイメージがありましたが、作家さんのお話を聞き、更にワークショップなどで実際に作品を作ってみて、すごく身近に感じることができ、創造の面白さを発見しました。

作家さん側からみても、創作の場、展示の場が都会の真ん中ではなく自然と文化の豊かなこの中之条という空間で行うことでより、創作意欲が増し、実力が発揮できたのではないでしょうか。

養蚕という歴史文化と、現代アートという文化がさらに融合しあい、新しい何かが生まれでる中之条町から目が離せません。

あなたもぜひ一度、群馬県吾妻郡中之条町に訪れて、私が得たような気づきと発見を体感してみてください。

いや~おもしろかった!

>>中之条町観光協会の公式サイトはこちら

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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