スウェーデンの夏、豊かな自然、北欧ならではの暮らしを紹介!

スウェーデンと言えばどのようなイメージをお持ちですか。

寒い国、日本から遠い国...最近は北欧雑貨が日本ではブームなので、おしゃれでシンプルなインテリアや生活雑貨のイメージが強いかもしれませんね。

この記事では、私自身がスウェーデンに住み始めて気づいたスウェーデンの人たちの夏の楽しみ方、夏におすすめの小さな観光地、日本とは違う自然環境や食生活について簡単にご紹介したいと思います。

目次

1. スウェーデンについて

スウェーデンの人口は、約1065万人(日本:1億2409万人)。面積はおよそ45万㎢(日本の1.2倍)です。言語はスウェーデン語が公用語ですが、特に都市部では若い人だけでなくどの世代の人も英語をしゃべることのできる人が多い印象です。

初めてスウェーデンに来た時にこの事実に驚きました。小学生のころから英語を学校で習うことや、映画などのメディアも英語版で見る人が多いと聞きました。スウェーデン語の音は、歌うような軽やかさのある上品は響きで、英語と少し音や綴りが似ていることがあります。

宗教はドイツやイタリア、ギリシャなどの国に比べると信仰している人は少なく、保守的な国というよりは、新しい物を取り入れようという雰囲気が漂う国です。

スウェーデン

2. グレンナ Granna

イェーテボリの空港から約2時間で着くヨ―ショーピングにあるグレンナという小さな観光地で夏を過ごしました。グレンナは伝統的な飴(Polkagris)を作るお店が並んでいます。

グレンナ

グレンナ

グレンナ

夏はビーチ(湖)も近いので、観光客で賑わいます。

グレンナ

Polkapojkarna i Gränna(飴屋さん)

Polkapojkarna i Gränna

カラフルな色合いの飴

カラフルな色合いの飴

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      ユニークなカラフルな色合いの飴(Polkagris)は、子供たちにも人気で、作る過程を窓越しに見ることもできます。

      Polkapojkarna i Gränna

      • 住所:Brahegatan 59, 563 31 Gränna, スウェーデン
      • 電話番号:+4639012050
      • 営業時間:月~金曜 9:00~17:00 土・日曜 10:00~17:00
      • 公式サイト:Polkapojkarna i Gränna  

      3. スウェーデンの夏

      スウェーデンの夏の日照時間は長く、グレンナは夜22時ごろに日が沈んでいました。最高気温は26度ぐらいが何日かある程度で、夏服でも太陽光を浴びてないと肌寒いくらいの気温です。

      現地の人は冬には太陽を浴びる機会が少なくなることを知っているので、夏の太陽を思う存分楽しんでいる様子でした。テラス席やビーチなど野外での時間を味わっている姿が多く見られました。

      衝撃だったのが、湖の水温は夏でも10度前後で冷たいですが、大人も子供もはしゃいで泳いでいる人がいたことです!!笑

      スウェーデンの夏

      スウェーデンの夏

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          4. スーパーマーケットの気になる食品

          海外のスーパーマーケットでは、日本では売っていないような商品が多く、見ているだけで楽しいです。スウェーデンのスーパーマーケットの特徴や気になった食品を紹介します。

          スウェーデンのクラッカー/Knäckebröd

          麦から作られた丸型や四角、扇型、大きいものから小さいものまで、形も大きさもバラバラで売られています。調べてみると、スウェーデンの気候や土地は作物を生産するのが難しく、そんな厳しい自然環境でも生産することのできる麦を原料にした食品が多いようです。

          クラッカー

          このKnäckebrödもその一つで、朝食やおやつなど手軽にジャムやソース、チーズを載せたり、そのまま食べたりすることができます。食物繊維が多く腹持ちがよい上に健康的な食品です。

          Fil Mjolk(フィルミルク)乳製品

          スーパーマーケットには、たくさんの種類のチーズ、ヨーグルト、牛乳など、乳製品の棚にはぎっしりと商品が並びます。特に気になったのが、FilMjolkという食品で、飲むヨーグルトと普通のヨーグルトの中間くらいの粘度で、少し酸味のある味です。

          Fil Mjolk

          これもKnäckebrödと同じく、スウェーデンの朝食に並ぶお馴染みの食物の一つです。フルーツやジャム、グラノーラを入れて食べるとおいしいです。ヨーグルトとは異なる乳酸菌も入っていて体にもいいのでバナナなどの果物を添えて私は毎朝食べています。

          穏Onaka ビフィズス菌入り乳製品(日本風Filmijlo)

          漢字の入ったパッケージ"穏"を乳製品の棚から見つけました。名前Onaka。お腹(Onaka)に良いことからこの商品名になったそうです。買ったことがないのですが、どうやら日本のヨーグルトに似た成分が含まれるFilmijlokのようです。

          穏Onaka ビフィズス菌入り乳製品

          こんなに遠くにある国で、まさか日本のアイディアが生かされた食品がスウェーデンに根付いているとは知らなかったです。

          チューブ

          たらこ味、エビとチーズ、キャビアなど、たくさんの種類が並んでいます。

          チューブ

          わたしはエビとチーズのチューブを買いましたが、以外と癖がなく、Knäckebrödに塗って小腹がすいた時に食べています。

          5. リサイクルシステム

          日本もリサイクルシステムがありますが、スウェーデンではPANTAというマークがついている瓶やペットボトルはリサイクル取集の機械に持っていくと、レシートのような紙が発行され、買い物をする時にその紙を出すと少し値引きされます。

          リサイクルシステム

          瓶やペットボトルの種類によりますが、1本あたり15円から30円値引きされます。それ以外のごみは、プラスチック、紙、金物など細かく分類して大きなボックスやドアのついたコンクリート製の公共ごみ捨て場に捨てに行きます。

          リサイクルの分別は面倒だなと思うこともあると思いますが、PANTAのシステムならリサイクルに協力することによって返金されるのでいいですね。

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              6. セカンドハンドショップ 

              物価が高いスウェーデンですが、セカンドハンドの品物は質が良い上に安いので生活に欠かせません。服だけでなく、電気製品や料理器具、家具など色々な物が売られています。店舗数も多く、お店によっては家具がメインだったり、服に絞って売られたりしています。

              ガラス

              自分の服などを預けたい時は、値引き券と引き換えに服などを引き受けてくれる場所もあります。地球にやさしい持続可能な生活を心掛けているところも素敵ですね。

              7. 陶器

              北欧と言えば陶器ですね。セカンドハンドのお店にたくさんの種類の陶器が売っています。普通のお店にもあると思いますが、セカンドハンドのお店のものでも十分種類が豊富で魅力的な物が多いです。

              陶器

              シンプルで日常で使いやすそうなデザインになっています。

              陶器

              8.自然(鹿、うさぎ、ハリネズミ、リンゴ)

              スウェーデンは湖が多い上に森の面積も広いことが有名です。散歩をしていると鹿(稀ですが)野うさぎやハリネズミに出会います。野うさぎは体が大きく、初めて見たときは、キツネと思いました(笑)

              また、友達に運転してもらった時には、道路にヘラジカが飛び出してきたこともありました!!絵本に出てくるような自然と近い環境で人が住んでいるんだなと実感させられます。

              もう一つ驚いたことに、野生のリンゴが森で実っていることや、多くの家庭でリンゴが庭にあることです。

              ハリネズミ

              夏には夜行性のハリネズミに出会います。

              リンゴ

              時期は夏から秋にかけてで、青いリンゴや赤いリンゴ、たくさんの種類があります。

              気候に合っている果物のようで、生産しやすいことから、余ったリンゴは豚のような家畜のえさになることもあるそうです。

              まとめ

              いかがでしたか。スウェーデンの夏はエアコン要らずの過ごしやすい気候が続くので、旅をご予定の方は夏がおすすめかもしれません。

              スウェーデンの自然の中でシンプルな暮らしを楽しむスローライフについて私もまだまだ探索中です。そんな暮らしについて少しでもこの記事を通して興味を持っていただけたら嬉しいです。

              ※この情報は2024年7月の取材に基づいています。

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              キハル

              小学校教師を4年間務めた後、英語の能力を高めるためにアメリカのサンフランシスコで2年オペア留学をしました。今も就学のため、海外に住んでいます。教育、福祉、ジェンダー、人権について興味があり、旅行も大好きです。海外に少しでも興味のある方に記事を読んでいただければ嬉しいです。

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