公開日:
最終更新日:
【アメリカ】映画『エルフ』から生まれた楽しい記念日「ナショナル・アンサング・デー」
<TOP画像:Photo: Quino Al / Unsplash>
アメリカでは12月になると、どこもかしこもクリスマス一色。毎日がクリスマスかと思うほど、クリスマスで頭がいっぱいなのですが、そんなホリデーシーズンの楽しみ方の1つに、クリスマス映画を観るというものがあります。
そんなクリスマス映画の中でも特に人気の高いのが『エルフ ~サンタの国からやってきた~』(Elf)です。
この映画は、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、クリスマスの温かさと笑いを届けてくれるファンタジーコメディ作品としてアメリカで広く親しまれています。
目次
映画『エルフ』とは?
<Photo: themushroomphotographer / Unsplash>
『エルフ』は2003年に公開された映画で、主人公は俳優のウィル・フェレルが演じる「バディ」という男性です。バディは、生まれてすぐに孤児院からサンタクロースのそりに迷い込み、北極のエルフたちに育てられた人間です。
しかし、大人になるにつれ、自分がエルフではなく人間であることを知り、実の父親を探すためにニューヨークへ向かいます。
ニューヨークの都会の喧騒や人々の冷たい態度に戸惑いながらも、バディは純粋で前向きな心を持ち続け、人々を笑顔にしながら父親との絆を築いていきます。
この映画は、クリスマスの精神や家族の大切さを描きつつ、ウィル・フェレルのユーモラスな演技が大きな見どころとなっています。
ナショナル・アンサング・デーの由来
<Photo: Tyler Delgado / Unsplash>
この映画の中で、バディが電話に出るシーンがあります。彼は、「バディ・ジ・エルフ、あなたの好きな色は?」("Buddy the Elf, what's your favorite color?")と、驚くほど明るく陽気な声で電話に応答します。
このセリフがファンの間で大人気となり、後に「ナショナル・アンサング・デー」(National Answer the Telephone Like Buddy the Elf Day)という記念日が誕生しました。
この記念日は毎年12月18日に祝われ、バディのように陽気で楽しい電話の応答を楽しむ日として定着しています。
ナショナル・アンサング・デーの楽しみ方
では、どうやって「ナショナル・アンサング・デー」を楽しめばいいのでしょうか?ここでは、そのアイデアをいくつかご紹介します。
1. 映画『エルフ』を観る
まずは映画『エルフ』を観て、バディの陽気な性格や電話の出方を学んでみましょう。この映画は、笑いあり感動ありの内容で、家族や友人と楽しむのにもぴったりです。
2. 電話に出るときにバディの真似をする
実際に電話に出るときに「バディ・ジ・エルフ、あなたの好きな色は?」と言ってみましょう。もちろん、日本語バージョンにアレンジして「こんにちは、私の好きな色は青です!あなたは?」とするのもユニークです。家族や友人、同僚との会話がきっと盛り上がります。
3. SNSでシェアする
バディ風の電話応答を動画に撮り、SNSでシェアしてみてはいかがでしょうか?「#ナショナルアンサングデー」や「#BuddyTheElf」のハッシュタグを付けて投稿することで、アメリカのファンとも繋がれるかもしれません。
4. クリスマスの楽しさを広げる
この日は、バディのように誰にでも明るく陽気に接することを意識してみるのも素敵です。職場や学校でクリスマス気分を盛り上げるきっかけになるかもしれません。
<Photo: Sabri Tuzcu / Unsplash>
『エルフ ~サンタの国からやってきた~』は、クリスマスの暖かさや喜びを思い出させてくれる映画であり、ナショナル・アンサング・デーはその魅力をさらに楽しむための記念日。この日をきっかけに、クリスマス映画を観たり、明るい気持ちで電話に出たりして、日常に少しだけアメリカっぽい笑いと楽しさを加えてみませんか?
12月はなぜかとびきり忙しさを感じますが、毎日の中に楽しいひとときを取り入れることで、ちょっと心を軽くなるかも。ぜひ、12月18日はバディになった気分で電話に出て、周りの人たちを笑顔にしてみましょう。
関連記事
Rankingアメリカ記事ランキング
-
SOLO
- ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。