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韓国の有名な食べ物といえば何? 現地で食べたいグルメ15選
韓国ドラマやK-POPが世界中で人気を集める韓国。エンターテインメントからファッションまで韓国発の多彩な文化は今や「Kカルチャー」と呼ばれ、世界のトレンドを牽引する勢いです。特に唐辛子や薬味野菜、種類豊富な発酵食品を使った韓国グルメは、韓国ドラマの人気と併せて世界中に広まり、その魅力にどっぷりとハマってしまった人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、韓国旅行の際に食べたい韓国の有名な食べ物をピックアップ。その魅力や特徴を詳しく解説していきます。
目次
1. 韓国で有名な付け合わせ
韓国には古くから「お膳の脚が折れるくらい」という表現があるように、食卓にたくさんの料理を並べることが最高のおもてなしだとされてきました。今でもその傾向は強く、韓国の韓定食のお店では、たくさんの副菜が並びます。
これは、主食のごはんでは補えない栄養素を付け合わせの副菜で補う目的もありますが、野菜や海鮮など多彩な材料を使って作られた色とりどりの付け合わせが並ぶ様子は、目にも楽しく感動する方も多いはず。では、韓国を代表する付け合わせを詳しくみてみましょう。
キムチ
<出典元:写真AC>
韓国を代表する発酵食品のひとつで、日本でも人気のキムチ。大根やネギ、白菜などさまざまな野菜を、にんにくや生姜、魚醤、唐辛子などで作った「ヤンニョム」と呼ばれる香味香辛料と併せて発酵させます。定番の白菜キムチのほかに、大根を四角く切ってヤンニョムで和えた「カクテキ」やきゅうりの「オイキムチ」「オイソバギ」などがあります。
ナムル
<出典元:写真AC>
ナムルは茹でた野菜や山菜などをにんにくや塩などを使った調味料とごま油とで和えた和もののことを指します。韓国では「ナムルを食べてみれば、その家の嫁の料理の腕がわかる」ということわざがあるように、シンプルな料理だからこそ、作る人の腕が味にそのまま反映される奥深い料理のひとつです。
代表的なナムルには「山菜のナムル」「もやしのナムル」「ほうれん草のナムル」などがありますが、多様な野菜でつくれることから、韓国料理の付け合わせの定番になっています。
2. 韓国の有名なご飯もの
韓国は日本と同じでご飯が主食ですが、日本よりも炊き上がりはかなり柔らかめ。雑穀や豆、野菜などと一緒に炊いたり、おかゆにして食べることも多いそうです。では、韓国旅行で絶対に食べておきたい韓国の有名なご飯ものを詳しくみていきましょう。
ビビンバ
<出典元:写真AC>
今や日本でも焼肉屋などで手軽に食べられるようになった人気のビビンバ。ビビンは韓国語で「混ぜる」、バは「ご飯」を意味していて、その名の通りご飯の上にトッピングしたものを混ぜてたべるメニューです。トッピングは家庭によってもさまざまですが、甘辛く味付けした肉、もやしやにんじん、ほうれん草のナムル、キムチ、温泉卵、甘辛いコチュジャンなどが定番です。
キンパ
<出典元:写真AC>
韓国の屋台やテイクアウトメニューとしても人気のキンパ。キムは韓国語で「海苔」、パブは「ご飯」を意味していて、キムパブやキムパと呼ぶこともあります。定番の具材はにんじんのナムルとほうれん草のナムル、プルコギ、たくあんなどで、ご飯は酢飯ではなくごま油と塩で味付けしてあるのが特徴です。
3. 韓国の有名な焼肉
韓国といえばやはり焼肉も外せないグルメのひとつ。なかでもここで紹介するサムギョプサルは、韓国ドラマでたびたび登場するたびに「食べたい!」となった人も多いのではないでしょうか。
サムギョプサル
<出典元:写真AC>
サムギョプサルは韓国語で「三層肉」のことで、韓国の定番料理のひとつです。韓国国内では1990年代にブームとなり、その時期に多数のサムギョプサル専門店がオープンし、現在でも根強い人気を誇っています。
専用の鉄板で厚切りにした豚の三枚肉をニンニクと一緒に豪快に焼き、焼き上がった肉はハサミでひと口サイズにカットして食べるのが特徴です。鉄板の上で一緒に焼いたキムチやにんにくと食べたり、エゴマの葉やサンチュで巻いて、サムジャンやコチュジャンなどの辛味噌を添えて食べたりするのもおすすめ。価格はお店によっても異なるので、旅行前にリサーチしておくと安心でしょう。
4. 韓国の有名な鍋もの
韓国料理は鍋やスープ料理が豊富なことも特徴のひとつ。味付けも調理法も日本の鍋料理とは違い、韓国ならではの食文化を体験するにはぴったりのメニューといえるでしょう。韓国は食事をとても大切にしている国で、テーブルの中心に置いた鍋を囲む食事の席は、家族や友人との絆を深めるためのコミュニケーション手段のひとつとしてとても意味のあるものとされています。
それでは、韓国の有名な鍋物を詳しくみていきましょう。
キムチチゲ
<出典元:写真AC>
日本でも人気のキムチチゲ。チゲとは韓国語で「鍋」を意味しており、その名の通りキムチが使われた鍋料理のことを意味します。豚肉や豆腐、ネギなどの具材を入れて、キムチと一緒に煮込む韓国の代表的な鍋料理です。発酵したキムチの旨みと辛味は、冬の寒い季節に特におすすめ。
ちなみに、韓国には「プデチゲ」と呼ばれるものがあり、キムチチゲと並んで人気です。プデチゲは、戦時中の食糧難に手に入った食材でつくった鍋のことで、ラーメン、ハム、ソーセージ、キムチ、トッポギなどが定番の具材になります。
スンドゥブ
<出典元:写真AC>
韓国語で「純豆腐」を意味する「スンドゥブ」。その名の通り、柔らかい豆腐と肉、野菜、アサリなどの魚介類を鍋に入れて、コチュジャンや唐辛子、にんにく、魚醤などで味付けをする、韓国でも人気の定番鍋料理です。本場の国では日本の絹ごし豆腐よりもさらに柔らかい純豆腐を使っています。
カムジャタン
<出典元:写真AC>
カムジャタンは、韓国料理では比較的珍しい豚骨をベースにしたスープが特徴の鍋料理です。カムジャは韓国語で「じゃがいも」、タンは「スープ」を意味していて、その名の通り長時間煮込んだ豚骨スープをベースに、にんにくや唐辛子で辛味と旨みをプラスし、骨付きの豚肉をほろほろになるまで煮込んだらジャガイモを加えて仕上げます。濃厚でパンチの効いた味わいは、韓国焼酎との相性も抜群です。
5. 韓国の有名な麺類
ご飯が主食の韓国ですが、実は麺類にもさまざまな種類があります。「パリパリ(早く早く)」が口癖の韓国人が多いことからもわかるように、韓国の人は世界的にみてもとてもせっかちな国民性です。そのため、昼食時にはさっと食べられる麺料理が人気だと言われています。それでは、韓国旅行で食べてみたい有名な麺料理を詳しくみていきましょう。
冷麺
<出典元:写真AC>
日本では小麦粉を主原料とする盛岡冷麺が人気ですが、韓国の冷麺は主原料が蕎麦粉でツルツルとした喉越しと独特な食感が楽しめます。日本では夏の定番メニューとして知られていますが、韓国では冬でもオンドル(床暖房)の効いた部屋で冷麺を食べる人が多いようです。
カルグクス
<出典元:写真AC>
カルグクスは韓国語で「包丁で切った麺」という意味で、その名の通り小麦粉と卵を練って作った生地を包丁で薄く切り出した平らな麺が特徴です。日本のうどんとも似ていますが、カルグクスは麺をスープと一緒に煮込むため、麺がスープの旨みを吸うだけでなく麺の旨みがスープに溶け込み、一体感のある味わいになるのが魅力。
スープは地域によってもさまざまですが、鶏肉や牛肉、貝類、イワシなどからダシを取ったあっさりとした味付けが一般的です。具材は鶏肉やネギ、にんじん、しいたけなどがトッピングされることが多く、唐辛子を使った辛い料理が多い韓国料理の中では珍しい、辛味のない食べやすい料理だといえるでしょう。
6. 韓国の有名なスープ料理
日本の食卓に味噌汁が欠かせないのと同じように、韓国のスープ料理は韓国の食文化においてとても大切なものです。家庭料理はもちろん、外食でも日常的に親しまれていて、その種類の豊富さも特徴のひとつといえるでしょう。
韓国のスープ料理は主に「クッ」と呼ばれるシンプルで軽いスープ、「チゲ」と呼ばれる具沢山で煮込みに近い濃厚なスープ、「タン」と呼ばれる滋養を目的とした煮込みスープなどに分類されます。ここでは、韓国を代表する郷土料理としても人気の「サムゲタン」についてご紹介します。
サムゲタン
<出典元:写真AC>
サムゲタンは漢字で「参鶏湯」と書くように、内臓を取り除いた若鳥と餅米や高麗人参、ナツメ、生姜、にんにくなどを一緒に長時間煮込んだスープ料理です。時間をかけて煮込むため、塩とコショウだけで味付けたシンプルなスープに鶏肉や薬膳の旨みが凝縮され、とても奥深い味わいになります。食べる時には、キムチなどを入れて味を調整するのが本場流。身体に優しく、滋養たっぷりのスープです。
7. 韓国で有名なその他の料理
ここまで紹介した韓国グルメ以外にも、韓国にはまだまだ魅力的な料理がたくさんあります。
トッポギ
<出典元:写真AC>
トッポギは韓国の伝統的な料理で、もち米で作られた「トック」と呼ばれる棒状の餅を使ったピリ辛の炒め料理です。甘辛いコチュジャンベースのソースで煮込むことが一般的で、魚の練り物(オデン)やゆで卵、野菜などが加えられることもあります。屋台や家庭料理として親しまれており、韓国のストリートフードの代表的な一品です。ただし、現地で売られているものには日本人にとっては辛すぎるものもあるため、味の確認は忘れずに。
チヂミ
<出典元:写真AC>
日本でもお馴染みのチヂミは韓国語で「전(ジョン)」と呼ばれていて、韓国を代表する伝統料理のひとつです。小麦粉や米粉を水で溶いた生地に、ニラやにんじんなどの野菜や海鮮、肉などの具材を混ぜて平たく焼き上げるのが特徴。お好み焼きにも似ていて、外はカリッとしていて、中はもっちりした食感は、日本人にも食べやすいメニューといえるでしょう。
プルコギ
<出典元:写真AC>
プルコギは直訳すると「火の肉」という意味で、甘辛いタレに漬け込んだ薄切りの牛肉や豚肉を野菜と一緒に焼いたり炒めたりする韓国の肉料理です。タレには醤油や砂糖、にんにくのほかに梨のすりおろしが入っているのが特徴で、サンチュに包んで食べたりします。
韓国旅行で食べておきたいおすすめ料理を紹介しました。最近は日本でも手軽に韓国料理が楽しめるようになりましたが、韓国料理が好きな方はやはり一度は本場の味を食べておきたいものです。ぜひ韓国旅行の際には、上記でご紹介した料理を現地で食べてみてくださいね。
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